2010年 03月 05日
【MotoGP】セパン合同テスト2回目 まとめ

先週、2回目のセパンテストが行われた。そのまとめ。

例年とは様子が違っててちょっとワクワク。


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いつもはスロースターターのロッシが今年は最初から飛ばしまくり。
どうした?
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ドゥカにも異変。遂に眠れる獅子が目を覚ましたのか?
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Sepang MotoGP Test @ 25-26 Feb

[Pos.] Best Time # Rider (Nat.); Team (Laps)
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[ 1] 2’00.271 - 46 Valentino ROSSI (ITA) Fiat Yamaha (86 laps)
[ 2] 2’00.512 - 27 Casey STONER (AUS) Ducati Marlboro (66 laps)
[ 3] 2’00.703 - 69 Nicky HAYDEN (USA) Ducati Marlboro (103 laps)
[ 4] 2’00.988 - 5 Colin EDWARDS (USA) Yamaha Tech3 (70 laps)
[ 5] 2’01.014 - 11 Ben SPIES (USA) Yamaha Tech3 (86 laps)
[ 6] 2’01.320 - 65 Loris CAPIROSSI (ITA) Rizla Suzuki (102 laps)
[ 7] 2’01.439 - 4 Andrea DOVIZIOSO (ITA) Repsol Honda(98 laps)
[ 8] 2’01.487 - 26 Dani PEDROSA (ESP) Repsol Honda (104 laps)
[ 9] 2’01.692 - 7 青山 博一 (JPN) Interwetten Honda (107 laps)
[10] 2’01.732 - 19 Alvaro BAUTISTA (ESP) Rizla Suzuki (59 laps)
[11] 2’01.980 - 14 Randy DE PUNIET (FRA) LCR Honda (134 laps)
[12] 2’02.078 - 33 Marco MELANDRI (ITA) Honda Gresini (112 laps)
[13] 2’02.080 - 40 Hector BARBERA (ESP) Aspar Ducati (114 laps)
[14] 2’02.082 - 36 Mika KALLIO (FIN) Pramac Ducati (142 laps)
[15] 2’02.367 - 41 Aleix ESPARGARO (ESP) Pramac Ducati (84 laps)
[16] 2’03.254 - 58 Marco SIMONCELLI (ITA) Honda Gresini (55 laps)

Sepang Test Fastest Time @ 5-6 Feb
2’00.915 - 46 Valentino ROSSI (ITA) Fiat Yamaha

Pole Position Time @ 2009 Malaysian GP
2’00.518 - 46 Valentino ROSSI (ITA) Fiat Yamaha

Fastest Lap Time @ 2009 Malaysian GP (wet)
2’13.694 - 46 Valentino ROSSI (ITA) Fiat Yamaha


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深々とお辞儀をしながら「今年も1年、よろしくお願いしま~す」
毎年恒例、ロッシの新マシンご挨拶の儀式が今年も見られたのだった。(<嘘)
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タイム順に各ライダーをチェック。


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1位 #46 V.ロッシ 2’00.271(1位) 86周
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王者ロッシが2日目にコースレコード(非公式)をマーク。ロッシはこれで今オフ開催された合同テスト4日間全てでトップ。

新型M1は09年モデルのリファイン版。2年連続3冠マシンなんだから当然の開発方針。チャンピオンマシンとしての素姓の良さに加えて、ロッシからのリクエストであるリアのトラクション増と加速力のアップにも取り組んだことで、戦闘力は一層増した様子。それがこの好調の原因と言う説明は分かりやすい。そのことは、ヤマハ・ライダーが皆一様に好調であることから分もかる。


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加速時にはリアにたっぷり加重がかかるように仕立てつつ、
ブレーキング時にはライダーが重心を前方に移しやすいにシートにも工夫されている。
ヤマハさん、芸が細かいね。ロッシの足も良く出てるw
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ただそれにしてもロッシの好調さは際立つ。10個目のタイトル獲得に向けて例年以上にテンションが上がってるんだろうか?

次のカタール夜間テストは必見だ。もしカタールでもロッシが速かったら、今シーズンはロッシの圧勝劇になるかもしれない。2002年、2005年あたりの再現だ。

いずれにせよ、現段階ではロッシがチャンピオン最右翼候補であることは間違いない。


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フロントの立ち上がり角度とテンションの上がり具合は比例します(嘘)
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続いてロッシのライバル勢。


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2位 #27 C.ストーナー 2’00.512 +0.241 66周
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ストーナーは、少ない周回でガツンと一発速いタイムを出す例年通りのスタイル。

ドゥカは今季、エンジンに大きな変更を加えてきた。従来スクリーマ型だったエンジンを、ビッグバン型に変えている。タイトル奪還のためにはチャレンジが必要だというドゥカの判断だ。チャレンジャーらしい姿勢には大いに拍手したい。

ただ、これまではスクリーマーがストーナーにとって大きな武器になっていたはず。立ち上がり加速の鋭さやトップスピードの伸びとかはスクリーマだからこそ。そんなスクリーマの尖った部分が多少丸くなってしまうビッグバンで絶好調ロッシと戦えるのかな?


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エンジン大幅変更はストーナーにとって吉と出るか凶と出るか?
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これまでのテストで4日間ロッシに負けっぱなしというのは、勝気なストーナーには多少フラストレーションになっているはず。

次のカタールはストーナーが超得意にしているサーキット。きっと「次こそは」と狙っているはず。
ロッシとの激しいタイムバトルに期待。


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3位 #69 N.ヘイデン 2’00.703 +0.432 103周
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なんとヘイデンがこの位置に! 遂に眠れる獅子が目を覚ましたか?

これまで苦労してたのはスクリーマだったからなのか?
ドゥカのエンジン変更で最も大きな恩恵を受けたのはヘイデンかもしれない。

腕上がりの手術も成功。マシンとの相性が本物ならば、もともとシュアな走りで安定感のあるヘイデンのこと、もしかしたら健康面で不安の残るストーナーを差し置いて、今季ドゥカのエースを張るかもかも知れない。


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4位 #5 C.エドワーズ 2’00.988 +0.717 70周
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5位 #11 B.スピーズ 2’01.014 +0.743 86周
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相変わらずエドは堅いね。今季もしっかり上位入賞を重ねて、気がつけばトップ4のすぐ後ろあたりに居るんだろう。(でもそれが限界でもあるわけで・・・)

スピーズは前回テスト時から1.2秒もタイムを縮めた。学習スピードが早いし順応性も高い。テスト日数が限られてルーキーにとって不利な今の時代、この二つの適正はとっても大事。
ルーキー豊作の今季だけど、やっぱりスピーズが一歩抜け出してる印象は変わらない。

トップがロッシで、ドゥカ2台が続き、その次にテック3が2台。今季の主勢力の位置関係が早くも顕在化してきた感じだ。


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6位 #65 L.カピロッシ 2’01.320 +1.049 102周
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テスト弁慶のカピ+スズキはこの位置。まずまず。
今年でGP 300戦目を迎える。まだ枯れて欲しくないよね。がんばって。


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7位 #4 A.ドビツィオーゾ 2’01.439 +1.168 98周
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8位 #26 D.ペドロサ 2’01.487 +1.216 104周
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ホンダのトップはドビ。ロッシから1.2秒弱遅れ。いくら新型マシンのセットアップに専念していたとは言え、この位置はちょっと期待外れ。あれこれイジリ過ぎてワケ分からなくなっちゃうタイプなのか?

ダニは8番手。ホンダのエースがこの時期8番手はやっぱマズイでしょ・・・

ホンダもドゥカ同様、チャレンジャーとしてリスク承知で大きくマシンを変えてきた。同じままじゃ勝てないゆえの決断。
でも各ライダーは新型212Vの乗り方を模索するので精いっぱい。テスト日数が少ないことを考えると、マシンの大幅変更は裏目だったか。


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9位 #7 青山 博一 2’01.692 +1.421 107周
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ホンダ・サテライト勢のトップは我らが青山。いいね!

前回テストから1.5秒縮めた。年末のルーキーテストの時のタイムもクリアして、セパン自己ベストタイム。じっくり取り組む論理的アプローチで着実に前進している。
この調子でワークス・レプソル勢を追い越してしまえ! 君ならできる!


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10位 #19 A.バウティスタ 2’01.732 +1.461 59周
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バウ乃助も前回テストから1.5秒縮めてトップ10入り。
持ち前のセンスでMotoGPマシンの乗り方を覚えつつあるようだけど、セットアップは恐らくカピのデータを貰ってるはず。ここから更に速くなるには、MotoGPマシンの仕上げ方も覚えないと。


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11位 #14 R.ド・プニエ 2’01.980 +1.709 134周
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今季からホンダはフロント・サスをショーワからオーリンズに変更。それでホンダ・ライダー達は皆セットアップに苦労してるわけだけど、ド・プニエだけは早くからオーリンズを使ってたから一日の長があったはず。なのにこの位置。
そろそろ“フランス枠”も入れ替えが必要なんじゃないか?


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12位 #33 M.メランドリ 2’02.078 +1.807 112周
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ホンダ出たあと、ドゥカ→カワサキと走らないマシンで苦労してるうちに、速く走る方法忘れちゃってたりして。


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13位 #40 H.バルベラ 2’02.080 +1.809 114周
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ドゥカ・サテライト勢のトップはルーキーのバルベラ。
今季のルーキー達はみな物覚えが早い。


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14位 #36 M.カリオ 2’02.082 +1.811 142周
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カリオは誰よりも多く走ったのにこの位置。相変わらずMotoGPマシンの乗り方、特に電制の使い方を掴み切れてないようだ。
250時代のキレがまた見られるようになるのは、まだ先か?


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15位 #41 A.エスパルガロ 2’02.367 +2.096 84周
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前回テストでは10位に入って驚かせてくれたのに。やっぱりフロックだったか?


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16位 #58 M.シモンチェリ 2’03.254 +2.983 55周
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ドンべはクラッシュしたシモンチェリ。激しいクラッシュだったため病院に担ぎ込まれた。
幸いたいした怪我は無かったものの、MotoGPマシンを乗りこなせない焦りもあって、苦境はさらに広がった。
どうしたモジャ吉。才能は間違いない。早く出口を見つけろ。


ライダーチェックは以上。
全体を見渡すと、ヤマハ勢が一歩抜け出している感じ。スズキも安定している。対して、マシンを大きくアップデートして勝負かけてきたドゥカとホンダは苦労している。レギュ変更に対する対応戦略の差が出たな。

さて次回は・・、ってもう次が今季最後の公式テストか。
コスト削減も分かるけど、テスト日数減らしすぎじゃね?



で、君はいったい何やってんだ?(呆

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モトクロスやってて骨折。テストをキャンセルしたロレ坊。アホたれ。
Photo © Hazrin Yeob Men Shah / Motorsport.com

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by oretch | 2010-03-05 02:39 | MotoGP

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