2010年 08月 19日
VALENTINO IN ROSSO 3
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1999年以来12年ぶりに祖国に帰還した絶対君主、って感じ?
Photo © motogp.com



ロッシ移籍に関するドゥカの記者会見記事。

念願叶って母国の至宝を遂に獲得できて、喜びが溢れ出るのを抑えられない、って感じ。
まぁ、気持は良くわかるよ!

オレッチ的に気になってるポイントをチェックしてみよう。

F1-Gate.com : ドゥカティ 記者会見:バレンティーノ・ロッシとの契約について (2010/08/16)

ドゥカティは、バレンティーノ・ロッシとの2011年からの契約を発表後、ブルノのパドックで記者会見を実施した。

バレンティーノ・ロッシはまだヤマハとの契約があるため会見には出席しなかったが、ドゥカティのガブリエル・デル・トルキオCEOとチームマネージャーのビットリアーノ・グアレスキが出席して、ロッシとの契約までの経緯などを語った。

ガブリエル・デル・トルキオCEO「個人的にバレンティーノの選択を嬉しく思っている。彼の決断は、ロッシとフィリッポ・プレジオーシ(ドゥカティ ゼネラルマネージャー)との間の素晴らしい関係によるものだと思っている。彼らは一緒にうまく働いてきたし、非常に良い関係を築いてきた。それらは、来年の新しいレースシーズンを築くための堅固な柱だ」

(F1-Gate.comより抜粋引用。以下同様)

今回の移籍劇で何といっても興味があるのは、やっぱり何と言っても、なぜロッシはあれほど蜜月と思えたヤマハと別れてドゥカ移籍を決断したのか? ということ。

で、あちこちの記事や論評でたいてい言及されているのが、プレジオーシという天才エンジニアの存在だ。




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デスモセディッチの生みの親、車椅子に乗る天才フィリッポ・プレシオージ
Photo © moto.it


同じイタリア人同士、恐らくパドックなんかで色々これまでに言葉を交わす機会があって、互いに敬意を持ち、親交を深めてきたんだろうね。

でも、だからってドゥカ移籍の理由としては弱いよなぁ。

ドゥカティにバレンティーノ・ロッシが乗ることになった今、さらなるプレッシャーを感じていますか?
ガブリエル・デル・トルキオCEO:挑戦は感じるものだ。我々は今回の決定にチャレンジした。フィリッポ・プレジオーシのリーダーシップの元で一緒に働き、我々のエンジニアと作業すること、そしてバレンティーノが来年与えてくれると確信している推薦者や提案者は、理想的なコンビネーションだと思っている。確かにとてもチャレンジングだ。現在、我々全員が今年の残り8レースに集中しているが、来年は違った歴史だ。

まぁ普通に考えて、プレッシャーを感じてないわけがないわな。
ロッシが乗るなら勝てて当たり前。これがここ10何年の間のWGP界の常識。もしロッシがいつまでも勝てずにいたら、熱狂的なイタリア国民が黙ってないだろうなぁ。

彼はチームリーダーですか?
我々はチームメンバーを平等に扱う。2人のライダーがいるし、我々はニッキー・ヘイデンと話し合っている。まだ何もサインはしていないが、彼と合意に達することができると確信している。

そういや、ロッシとヘイデンは2003年にホンダでチームメイトだったっけ。

2003年当時はロッシはヘイデンなんて歯牙にもかけてなかったけど、その3年後にロッシの連覇を止めたのがそのヘイデンだったわけで、これはなかなか因縁を感じる面白いペアの復活だな。

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2003年、ロッシのチームメイトはWGPデビュー1年目のヘイデン。
翌年ロッシはヤマハに移籍。その2年後、ホンダのエースとなったヘイデンがロッシを破った。
Photo © Andrew Northcott


ロッシは、ヤマハからジェレミー・バージェスが率いるクルー全体を連れてきますか?
それを言うのはまだ時期尚早だ。現時点で我々は彼と契約を終えた。様子をみなければならない。バレンティーノが離れるというのが主な決定だ。

バージェス本人は移籍に対して否定的なコメントをすでに出している。
ロッシは最後まで説得を続けるだろうけど・・・、たぶんバージェスは動かないだろう。

ホンダ時代から続いてきた“チーム・ロッシ”もこれで解散。ヤマハ移籍直後の連覇達成はバージェス率いるチーム・ロッシの功績も大きかったから、来季はロッシ自身にも相当プレッシャーがかかってくるね。

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名ライダーの傍らには、いつだって名メカニックがいた。
プレジオーシがいくら天才でも、バージェスの替わりは務まらない。さて、ロッシどうする?
Photo © Yamaha Motor Co.


ドゥカティがロッシとタイトルを獲得した際のイタリアの興奮を想像できますか? それはさらなるプレッシャーになりますか?
まずは祈っている。タイトルを獲得することが目標だというのはあまりに早過ぎる。どうなるか様子をみてみるつもりだ。2人のイタリアの象徴が融合することによって、バレンティーノはイタリアの象徴だが、イタリアだけでなく、世界中にも相当な影響を持っていると思う。

勝った場合、ドゥカティではなくロッシの勝利だと認められるリスクがあると考えましたか?
我々は運命を共有するというのが私の答えだ。我々が勝った場合は一緒に勝ち、負けた場合は一緒に負ける。しかし、現時点ではセカンドオピニオンがそう考えないと信じているよ!

勝ったらロッシのおかげ。負けたらドゥカのせい。

そう言われるのはしょうがない。そういうもんだと諦めなさい。

まぁ、実際のところ、勝負はレギュレーションが大きく変わる2012年かな?
ロッシがドゥカでタイトル獲ったら、イタリアは2006年のサッカーW杯優勝時並みの国をあげての大騒ぎになるのは間違いないだろうね。

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ドゥカ移籍の話題だけで、すでに相当盛り上がってるらしいから、
もしロッシがドゥカでタイトルを獲ろうものなら、イタリア中が歓喜の熱狂に包まれるだろうね。
Photo © Rob Mackey


ロッシに支払うサラリーについて明かすことはできますか?
サラリーは重要ではない。我々は彼に支払う報酬を明らかにする立場ではない。我々の決定は主にお金に関してではなく、バレンティーノへの信頼、バイク開発において我々をサポートする彼の能力に基づくものだ。2つのイタリアの象徴が融合することによって、我々はこのスポーツ、MotoGPとドゥカティにとって非常に重要な知名度を成し遂げるだろう。

なんてったってドゥカの後ろにいるのはあのフィリップモリスだかんね。
一部の記事には年棒約15億円って書かれてたけど、実際はもちっと出してるんじゃないかな?

今回の契約によって多くのスポンサーの興味を引きますか?
言うのはまだ早い。率直に言えば、我々のスポンサーには長期的な契約がある。

フィアットについてはいかがですか?
彼らは立場を明らかにしていない。数週間以内にそうすると思っている。

バージェスは来ないけど、たぶんフィアットはロッシについていく。
だって、あれだけロッシにご執心だったモンテツェモロが、イタリア・ドリーム・チームの結成に口を出さないでいるわけがない。フィアット会長職を辞したとは言え、影響力はまだまだ絶大だかんね。

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フィアットが抜けたヤマハにはペトロナスが次期候補として挙がってるらしい。
Photo © Fiat Group Automobiles S.p.A.


ロッシに特別なカラースキームを継続するチャンスを与えますか?
ガブリエル・デル・トルキオ:確かに彼は#46で走ることに特別な何かを持っている。それは残る...残りの全てはまだ彼と討議しているところだ。だが、ドゥカティの赤いカラーを諦めるつもりがないのは確かだ。

ロッシだって諦めないよ。

ネット上には早くも「ロッシ×ドゥカ」のコラ画像がジャンジャン出始めている。案外どれも悪くないんだよね。

フェラーリF1のテストとかで紅色ロッシにはもう見慣れてたからかな?



フェラーリと言えば気になるのは毎年1月に行われるあのイベントだ。

マドンナ・ディ・カンピーリオでのプレシーズンイベントでフェルナンド・アロンソとバレンティーノ・ロッシが一緒になるのをイメージできますか?
ガブリエル・デル・トルキオ:面白い質問だね(笑)。多くの観客やジャーナリストがいて非常にエキサイティングになるだろう。

来年1月にはロッシとアロンソのツーショットが見られるかもしれないね!



そして最後に、今回の記者会見で一番気になった部分。

ロッシがF1に転向することはありますか?
バレンティーノは、今後2年間とその後について我々と契約した。それまで彼は我々とともにいるだろう。

2年後のその後、それは単なるオプション契約か?

それとも・・・・・・・
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by oretch | 2010-08-19 23:19 | MotoGP

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