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2004年 12月 19日
【MotoGP】WGPのF1化とヤマハのライダー用法について

我らが東京中日スポーツ : 松戸来季参戦絶望

記事によると、仮契約を結んでいたドイツの「カストロール・ホンダ・キーファー」から
突然契約破棄を宣告され、更にFIMの暫定エントリーリストからも外されてしまったことで、
来季の予定が白紙になってしまったとのこと。

「カストロール・ホンダ・キーファー」との契約については
期待を込めて当blogでも以前、取り上げた

このニュースからオレッチが感じたことは2点。

まず、WGPのF1化の波が250ccクラスまで侵食してしまっていたのかというショック。
「侵食」という言葉を使っている通り、悪い意味でのF1化だ。
(憶測の部分もあるようだが)記事によれば、同チームはエントリーリスト枠の関係から、
スポンサーを持ち込む地元ドイツの「ペイ・ライダー」起用を決めたらしい。
ライディング能力ではなく、「営業力」に優れた選手が重用される。
看板である最高峰のMotoGPクラスであれば、必要悪と堪えられなくも無いが、
かつて「本物のスペシャリスト」達のクラスだった250ccまでが侵食されていると思うと、
非常に残念でならない。

そしてもう1点。
ヤマハの「まともにライダーを育てない」体質(或いは戦略か?)への失望。
外から見ていて「?」と思える起用法を用いたり、或いは途中で「飼い殺し」する。
ローソン、マモラ、レイニー、ノリック、ビアッジ、チェカ、ロッシらは、
他のメーカーで育ったのを引き抜かれた。
一方、ヤマハに育てられた例である平、コシンスキー、原田らは、
「飼い殺し」の憂き目に会った。
全日本500cc3連覇の平は、なぜかWGP1年目は250ccクラスだった。
原田は王座獲得後はまともなマシンを与えられず、
期待されたその後の貴重な数年をムザムザ浪費させられた。
松戸にいたっては、「飼い殺し」どころか「放置」に近くはなかったか?

ちょっとは松戸のキャリアに責任持ってあげてよ、ヤマハさん!

それとも、やっぱりホンダとの企業体力格差は、それほどに大きいということなのか?
#これは同情じゃなくて嫌味だよ、ヤマハさんヨ!
by oretch | 2004-12-19 01:17 | MotoGP

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