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2005年 03月 11日
LAUREUS SPORTS AWARD 2005 候補者発表
スポーツ界のアカデミー賞、「ローレウス・スポーツ賞(LAUREUS SPORTS AWARD)」の候補者(ノミニー)が発表された。2004年に活躍した選手やチームが対象。


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Image (C) LAUREUS SPORTS AWARD


昨年の同賞では、主要賞である「ワールド・スポーツマン・オブ・ザ・イヤー」に、F1王者M.シューマッハーとMotoGP王者のV.ロッシが揃ってノミネートされたこともあって、オレッチもこの賞に注目。当blogでも2月17日に予想投稿をしていた

果たして結果は・・・・

LAUREUS SPORTS AWARDS - NOMINEES 2005

[WORLD SPORTSMAN OF THE YEAR]

 ・ ランス・アームストロング(アメリカ)-自転車:ツール・ド・フランス6連覇
 ・ ヒシャム・エルゲルージ(モロッコ)-陸上:アテネ五輪中距離2冠
 ・ ロジャー・フェデラー(スイス)-テニス:グランドスラム大会3勝
 ・ マイケル・フェルプス(アメリカ)-水泳:アテネ五輪6冠
 ・ ヴァレンディーノ・ロッシ(イタリア)-バイク:最高峰4連覇、通算6度目の王座
 ・ ミヒャエル・シューマッハー(ドイツ)-自動車:F1通算7度目の王座

アームストロング、フェデラー、フェルプス、ロッシ、シューの5人は昨年と同じ顔ぶれ。なんせ5人とも、揃いも揃って昨年の実績を更に上積みしちゃったんだから選ばれないわけがない。
残り1席、オレッチはサッカーのロナウジーニョと予想したけど、残念ながらこれはハズレ。陸上中距離界の王者、ヒシャム・エルゲルージ(モロッコ)が初めて選ばれた。
ちなみに、同賞候補者が発表された8日、ロナウジーニョ率いるバルサはチェルシーに敗れてCL敗退。なんだか踏んだり蹴ったりだったねぇ。残念。

で、エルゲルージって誰?ってことで、オレッチは知らなかったので早速調べてみた。そしたら、この人もとんでもないツワモノだった。
陸上1500mの世界記録保持者で、なんと96年以降でたった3回しか負けたことがないらしい。で、その3回のうちの2回が、これまでなぜかツキの無かったオリンピック。世界選手権で4連覇するなど、「史上最高の中距離選手」とまで呼ばれながら、なぜかオリンピックではこれまで勝てなかった。しかし昨年のアテネで見事悲願の金メダルを獲得。しかも近代オリンピック80年の歴史で初の1500m、5000mの2冠を達成。
他の候補者に勝るとも劣らぬ素晴らしい実績。同賞にノミネートされたのも納得。
ちなみに、この人は敬虔はイスラム教徒で、競技で得た莫大な報酬はイスラムの教えに従い全て貧しい人々の援助に使っているとか。なんてイイ人なんだぁ~。
インド洋大津波で10億円を寄付したシューマッハーも偉いけど、エルゲルージもナイス・スポーツマン。

さて、この6人の中から「スポーツマン・オブ・ザ・イヤー」が選ばれる。受賞者は5月16日、ポルトガルのエストリルで発表される。2月のオレッチ予想では、「王座防衛のドラマがあった」V.ロッシがゲットすると予想した。今でも本命ロッシの予想は変わらないけど、どうやら強敵が出現した予感。初ノミネートのエルゲルージも、ロッシに負けないドラマがあったらしい。
五輪直前までアレルギー性の呼吸障害に悩まされて連勝もストップし、「アテネでも勝てないのでは?」とささやかれていたとか。その予想を覆しての五輪2冠。
ムムム・・・。思わぬ強敵出現か?
いやいや、その程度ではロッシフミのあのドラマの盛り上がりには勝てんぞ。

果てさて、5月の受賞者発表がますます楽しみになってきた。



今年の同賞では、WGPファンにもう一つ朗報が。
新人賞である「ワールド・ニューカマー・オブ・ザ・イヤー(WORLD NEWCOMER OF THE YEAR)」に、125cc、250cc連続王者をゲットしたD.ペドロサがノミネートされた。

同賞の候補者は以下の通り。ペドロサとクズネツォワを除く4人はいずれもアテネ五輪絡み。

 ・ アミール・カーン(イギリス)-ボクシング・アテネ五輪銀メダル
 ・ スヴェトラナ・クズネツォワ(ロシア)-テニス:全米オープン優勝
 ・ ロール・マナドゥ (フランス)-競泳:アテネ五輪400m自由形金メダル
 ・ ダニー・ペドロサ(スペイン)-バイク:世界GP250ccクラス王者
 ・ 劉翔(中国)-陸上:アテネ五輪110mハードル金メダル
 ・ ケイ慧娜(中国)-陸上:アテネ五輪10000m金メダル

強敵は、中国人としてだけでなくアジア人としても初めて五輪男子トラック競技で金メダルを獲得した劉翔ぐらいか。でも、この中で世界王者と呼べるのはペドロサだけ。ペドロサのニューカマー賞獲得はロッシのスポーツマン賞以上に鉄板じゃないかなぁ~。

ということで、今年は見事、2輪世界GP勢が揃ってローレウス賞を獲得することでしょう。



ちなみに、カムバック賞には、五輪3連覇の柔道王、野村が日本人としてはじめてノミネートされた。こっちも獲って欲しい。
by oretch | 2005-03-11 15:32 | モータースポーツ

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