2005年 07月 06日
【MotoGP】第7戦 ダッチTT(オランダGP) レビュー
スミマセン。今回のレビュー、なんかヘンです。

ルーチン・ワーク

1周目はマルコメ、ヘイデン、ジベ、中野、ロッシの順。そこからロッシが1人、2人といつものように順番に着実に料理していって、折り返しの9周目にトップに立つと、以降、メランドリを全く寄せ付けずにそのまま優勝。余裕を見せつけるように、ラストラップには最近恒例となりつつある最後の駄目押しファステストも記録。これで今季7戦して6勝目をマーク。中国GPから続く5連勝を達成。

はい。いつも通り、ロッシ様余裕の展開でした。以上。

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マルコメを“予定通り”パスするロッシ
Photo (C) crash.net / Yahoo!ITALIA


興奮できない自分に気づく

ダッチTTの伝統で決勝レースは土曜日に開催される。もしやと番組表をチェックしてみたら、決勝当日の深夜に放送があるじゃないですか。勿論、ビール片手に大喜びで決勝レースを見ましたよ。

・・・でもね。

久しぶりの決勝当日のレース観戦なのに、全然興奮していない自分に気がついちゃった。いくらレース序盤でホンダ勢が頑張っても、「結局最後はロッシだろ~」って感じで、冷めた目で見ている自分に気がついちゃった。

もうね、格が違うんですよね。格が。

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「キミ達はボクのこの背中だけ見ていればいいんだヨ」
Photo (C) crash.net / Yahoo!ITALIA

メランドリ頑張ってると思うよ。ホンダに移って化けたよね。でも全然勝てる気がしない。ヘイデンも成長しているよね。着実に速くなってると思う。でも全然勝てる気がしない。
2人だけじゃない。もうね、誰もロッシに勝てる気がしないんですよ。

他のライダーがロッシの後ろにいる時は、もう必死に追いすがっているようにしか見えなくて、「逃がすなよ~!追え~!頑張れ~!」って、観てるこっちも必死になって応援したくなるんですよ。
でもロッシが他のライダーの後ろにいる時は、どんな時でも前のライダーを余裕で観察しているだけに見えて、「で、いつ抜くの?やっぱりラスト3周くらい?またファステスト出して逃げ切り?」って感じて、もう冷めた目でしか見られないんですよ。
ロッシ以外のライダーはみんな“ヘビに睨まれたカエル”にしか見えないんですよ。

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モビスター勢を追いつめて、後ろから余裕の観察
Photo (C) crash.net / Yahoo!ITALIA

またまた昔話というグチになっちゃうけども、その昔、4強とか6強とか言われていた時代は、毎戦毎戦、誰が勝つのか分からなくて、そりゃもう最高に興奮できたもんですよ。
それに比べて今の状況は完全な「1強」時代。その硬直ぶりは、かつて退屈と言われたドゥーハン時代に戻ってしまったような気がする。まるで1997年のプレイバック映像を見ているようですよ(この年、ドゥーハンは15戦中12勝して圧勝した)。

もうね、最近の楽しみといえばロッシがどこまで記録を伸ばすかぐらいッス・・・

逆境

今季、ロッシをここまで増長させている原因は、ホンダのダブル・エース、ジベとビアッジの不振(と言ってもいいかな、もう)にほかならない。
ジベは予選2位につけるものの、決勝ではロッシに追いすがることすらできない。ビアッジは相変わらずセッティングで迷っているのか、かつて250ccクラス時代に見せたようなキレのあるライディングがナリを潜めてしまっている。
ロッシはおろかメランドリにもズルズルと遅れ出すジベとビアッジに、なんだかもう観てるこっちの力が抜けてきちゃったよ。

と、脱力気味でレースを観ていたその合間に、CMで「逆境ナイン」の映画の宣伝をしていた。

へぇ、逆境ナイン、映画化されたんだぁ・・・。
逆境ナイン・・・、逆境ナイン・・・・、逆境・・・・・・・。

ぅぉおおおおおおおおおおおおおおお!

「逆境とは!!思うようにならない境遇や不運な境遇のことを言う!」

ジベ!ビアッジ!今オマエ達はまさに逆境の中にいる!今こそ、逆境ナインの主人公、人類史上最も熱い“漢”、不屈闘志(ふくつ とうし)に学ぶのだ!
不屈闘志は甲子園決勝で、満身創痍の身体にもかからわず、9回の裏から112点差という目も眩むような逆境を見事引っくり返した!
しかもたった一人でだっ!
それに比べればロッシとのポイント差はたかが80点ちょっと!
不屈にできて、オマエ達にできないわけがない!

「おれが無茶をさせているのではない!強いて言えば3つの条件!男の3つの条件がおれたちに無茶をさせているのさ!一つ!男はイザというときにはやらなければならない!二つ!今がイザというときである!そしてみっつ!おれは……おれたちは男なんだッ!!!」

確かにロッシは強い。強大な敵だ。だが、この宇宙の大きさに比べれば、ロッシの大きさなんてたかが知れているではないか!?

「星か・・・この宇宙のどこかでは今もお互いの星の運命をかけて壮大な宇宙戦争が行われているんだろうなぁ・・・それに比べりゃ、たかが野球!まだまだ…まだまだ…!どうにでもなるさ…!なあ、宇宙よ!!」(※野球をレースと読み替えてください)

ロッシに勝て!ロッシを倒せ!それがオマエ達に課せられた使命じゃないのか!?
勝て!ジベルノウ!勝て!ビアッジ!

「勝てるか勝てないかの問題じゃない…絶対に無理でも勝たなければならないんだ!!!」

え?何だって?無理だって?
絶対に無理でも勝てといっても無理なものは無理だって?

そうか・・・、まだ迷いがあるんだな?
ならば最後に不屈闘志のこの言葉を贈ろう!

「無理がとおれば、道理は引っ込む!!」



・・・・・・・・・・・・・・・・ハァ

※「 」で括ったセリフは全て「逆境ナイン」(C)島本和彦からの引用です。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4091573312/250-7692538-1922619




「逆境ナイン」という名前でつい理性が飛んでしまいました。映画のデキはどうだか分かりませんが、原作の「逆境ナイン」、最高です。
「逆境ナイン」のやる気パルス、いや、エキスを知りたい方はコチラがオススメです。
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by oretch | 2005-07-06 21:35 | MotoGP

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