2005年 08月 09日
【F1】第13戦 ハンガリーGP 結果/レビュー
Final Result

Classification (70Laps)

[1] 9 Kimi Raikkonen (FIN) / McLaren MP4-20 / MI 1:37'25.552
[2] 1 Michael Schumacher (GER) / Ferrari F2005 / BS  +36.581
[3] 17 Ralf Schumacher (GER) / Toyota TF105 / MI  +36.129
[4] 16 Jarno Trulli (ITA) / Toyota TF105 / MI  +54.221
[5] 3 Jenson Button (GBR) / B.A.R. 007 / MI  +58.802
[6] 8 Nick Heidfeld (GER) / Williams FW27 / MI  +1'08.375
[7] 7 Mark Webber (AUS) / Williams FW27 / MI  +1Lap
[8] 4 Takuma Sato (JPN) / B.A.R. 007 / MI  +1Lap

Race Leader
 Lap 1  1 M.Schumacher / Ferrari
 Lap16 10 J-P.Montoya / McLaren
 Lap23  1 M.Schumacher / Ferrari
 Lap36  9 K.Raikkonen / McLaren
 Lap38 10 J-P.Montoya / McLaren
 Lap41  9 K.Raikkonen / McLaren

Pole Position

1 Michael Schumacher (GER) / Ferrari F2005 / BS 1'19.882

Fastest Lap

9 Kimi Raikkonen (FIN) / McLaren Mercedes MP4-20 / MI 1'1'21.219

Notes
  • M.Schumacherが64回目のPPを獲得。現在歴代2位。歴代1位のA.Sennaの記録「65」まで、いよいよあと「1」。M.Schumacherが保持していない主要な記録は、出場回数(1位はR.Patrese)とPP獲得数の2つのみ。
  • M.SchumacherのPP獲得は初PPを獲得した1994年以来12シーズン連続。PP獲得シーズン数、連続獲得シーズン数とも歴代1位。10年連続10シーズン(1985年~94年)のA.Sennaがともに歴代2位。
  • Ferrariが43シーズン連続となる179回目のPPを獲得し歴代1位の記録を更新。歴代2位のWilliamsの記録「125」との差を「54」に拡大。
  • K.Raikkonenが6回目の優勝。J.Rindt('70年王者)、G.Villeneuve、R.Schumacherらと並ぶ歴代31位タイに。
  • McLarenが143回目の優勝。現在歴代2位。歴代1位のFerrariの記録「183」まであと「40」。(やっぱFerrariは偉大だ・・・)
  • K.RaikkonenとR.Schumacherが、それぞれ25回目の表彰台獲得。J.Ickx、J-P.Montoyaと並ぶ歴代28位タイに。
  • M.Schumacherが142回目の表彰台獲得で歴代1位記録を更新。歴代2位のA.Prostの記録「106」との差を「36」に拡大。現役ドライバーの中では61回のR.Barrichelloが2位。その差は「81」で倍以上。(追いつくのは絶対無理・・・)
  • K.Raikkonenが今季6回目、第10戦フランスGPから4戦連続となる12回目のFLを記録。FL12回はR.Arnoux、J-P.Montoyaと並ぶ歴代21位。1シーズンで6回以上のFLを記録したのは史上12人目、通算21回目。FL4戦連続以上は史上6人目、通算6回目。
  • McLarenが121回目のファステストラップを記録。現在歴代3位。歴代2位のWilliamsの記録「128」まであと「7」。

※記録は全て1950年代のアメリカGP(インディ500)含む。
※Renaultの記録は買収前のBenetton時代を含まない。
※FLはファステストラップのこと。


http://it.sports.yahoo.com/050731/1/9qak.html
[Photo : Yahoo!ITALIA / Associated Press]


まだ間に合うのか?それとも焼け石に水か?

ライコ快心の勝利

PPスタートでトップを逃げるシューマッハをピタリとマークしてライコが追う展開。
2回目のピットストップのタイミングでライコが猛プッシュして逆転成功。その後グングン差を広げ、最後はペースダウンする余裕もみせて今季4勝目をゲット。
結局2位シューマッハに30秒以上の大差をつけるブッチギリの優勝。

http://it.sports.yahoo.com/050731/21/9qfc.html
序盤はシューマッハをライコネンが追う展開
[Photo : Yahoo!ITALIA / crash.net]


http://it.sports.yahoo.com/050731/1/9qal.html
ピットストップで逆転後、後半はシューマッハとのギャップを広げる
[Photo : Yahoo!ITALIA / Associated Press]


いや~、速かったな、ライコ。
ここ3戦マシンの信頼性に足を引っ張られてたけど、そのフラストレーションを吹き払うかのような快走だった。シューマッハが先にピットインして前が空いている間に猛プッシュして逆転するなんざ、まるでここ数年圧倒的な強さを誇ったシューマッハ自身のリプレーを見ているようだった。
この速さが、今のライコとマクラーレンの本来の速さなんだろうな。

とは言え、チャンピオン争いの面から見るともう「遅い」んだよな、やっぱり。ポイント首位アロンソがスタート直後のトラブルで11位ノーポイントに沈んだから、これでポイント差は「26」にまで縮まったけど、残りは僅か6戦しかない。アロンソが圧倒的有利なのは変わらない。
例えライコが残り全戦勝っても、アロンソは全部3位以内ならアロンソがチャンピオン。アロンソは仮に1回リタイアしたとしても、2位3回と3位2回でチャンピオンになれる。一方ライコがチャンピオンになるには、自身は残り全戦勝ったうえで、アロンソが2回リタイアしてくれるこを願うしかない。

http://uk.sports.yahoo.com/050710/2/c7ho.html
次戦の予選出走順のために最後まで走るアロンソ。慢心無し。
[Photo : Yahoo!UK&IRELAND / Reuters]


今回ライコは4戦連続、今季6回目のファステストラップを記録した。過去、ファステストラップを連続4戦以上マークしたことのあるドライバーは5人しかいない。そのうち3人がそのシーズンのチャンピオンになっている。確率は60%。シーズン中に6回以上ファステストを記録したドライバーは延べ20人で、そのシーズンのチャンピオンになったのは延べ11人。確率は55%。
一方、アロンソは今季6回優勝しているが、過去、シーズン中に6勝以上したドライバーは延べ28人いて、そのシーズンのチャンピオンになったのは延べ23人。確率は82%。
今シーズン2人がマークした好記録からチャンピオンの可能性を比較しても、やっぱりアロンソのほうがずっと有利。

オレは正直、アロンソよりはライコの方が好きだ(現役で今一番好きなのはモン吉)。だから、できればライコに逆転チャンピオンになって欲しい。
だけど現実的には、奇跡が起こるのを待つしか無いんだよなぁ、やっぱり。

シューマッハ64回目のPP

シューマッハが昨シーズン第17戦日本GP以来14戦ぶりになる今季初、通算64回目のPPをゲット。故A・セナがキープしてきたPP獲得回数記録「65」に、いよいよあと「1」に迫った。
セナ信者のオレとしては、もし更新されたらそりゃやっぱり悲しい。だけど同時に、F1史上屈指の偉大なチャンピオンが、恐らく永久に更新されることは無いだろう突出した大記録をF1の歴史に刻むシーンを全てほぼリアルタイムで観てこれたことを感謝しないといけないんだろうなとは思う。
ま、複雑な進境ということで。

http://it.sports.yahoo.com/050730/2/9po9.html
セナまだあと一つ
[Photo : Yahoo!ITALIA / ansaweb]


それにしても、これだけ皇帝シューマッハ様がPPすらゲットできずにもがいていたのは久しぶりだ。14戦PP無しというと、97年ハンガリーから98年イタリアGPまでの「20」戦PP無し以来2番目の長さ。耐久性はあってもスピードが足りないと散々言われる今シーズンのフェラーリ&BSの苦悩を如実に物語っている。
とは言え皇帝様のポイントフィニッシュはアロンソと並んでトップの今季10回目。今回もモン吉がストップしたマクラーレンと違って、信頼性はあるんだよな。皇帝様はまだ不満なようだけど、ようやくスピードも戻ってきた。今季終盤、アロンソとライコによる次期皇帝争いを現皇帝様が掻き乱してくれることに期待。

http://it.sports.yahoo.com/050730/29/9pny.html
せめて掻き回して意地見せて
[Photo : Yahoo!ITALIA / Reuters]


首の皮ようやく1枚

タクマがやっと今季初ポイントゲット。
夏休みに入ってストーブリーグも一気にヒートアップ。来季BARに移ると見られているバリチェロのフェラーリ離脱がとうとう公式に発表されて、いよいよタクマのシート危うし!ということになってきたところで、ようやく結果が出た。ま、クビの皮がようやく1枚はつながったと言うところか。
でも、昨季の成績やバトンの復調ぶりを見るとホントは8位じゃやっぱり全然不足。バリチェロのBAR移籍はどうやら本当っぽいし、一方でBARはバトン引き留めのために年棒19億円(!)用意するだの、ウィリアムズから契約を買い取るだの、給料付きでデビッドソンをプレゼントするだの、そりゃもう必死こいているってことは、ハッキリ言って(あくまで噂とは言え)BARの来季構想は「バリ&バトン」ということ。
昨季(正確には2003年最終戦)バトンとのコンビが決まった時には、「将来のチャンピオンとか言われているけど実はたいしたことなさそうなバトンをコテンパン負かして、タクマが次代の主役の座をゲットだ。ウシシシ・・・・」とか思ったものだけど、蓋を開けてみれば残念ながらタクマの方がコテンパンに負かされちゃってる状況。実績でも経験でもバリチェロには到底勝てないし。
こうなったら、意地でも今季残りで1度は表彰台をゲットしてBAR首脳陣の信頼を取り戻せ!
そして同時に、裏でバトンのウィリアムズ移籍実現のためにあらゆる手を尽くすのだ!
それしかないって・・・(半泣き)。

http://uk.sports.yahoo.com/050729/23/claj.html
明日は見えているのか?
[Photo : Yahoo!UK&IRELAND / crash.net]


Point Standings

Driver

[ 1]  5 Fernando Alonso (ESP) / Renault 87pts.
[ 2]  9 Kimi Raikkonen (FIN) / McLaren 61pts.(-26)
[ 3]  1 Michael Schumacher (GER) / Ferrari 55pts.(-32)
[ 4] 16 Jarno Trulli (ITA) / Toyota 36pts.
[ 5] 10 Juan Pablo Montoya (COL) / McLaren 34pts.
[ 6] 17 Ralf Schumacher (GER) / Toyota 32pts.
[ 7]  2 Rubens Barirchello (BRA) / Ferrari 31pts.
[ 8]  6 Giancarlo Fisichella (ITA) / Renault 30pts.
[ 9]  8 Nick Heidfeld (GER) / Williams 28pts.
[10]  7 Mark Webber (AUS) / Williams 24pts.
[23]  4 Takuma Sato (JPN) / B.A.R. 1pt.

Constructor

[ 1] Renault / Mild Seven Renault F1 Team  117pts.
[ 2] McLaren / West McLaren Mercedes  105pts.(-12)
[ 3] Ferrari / Scuderia Ferrari Marlboro  86pts.(-31)
[ 4] Toyota / Panasonc Toyota Racing  68pts.
[ 5] Williams / BMW Williams F1 Team  54pts.
[ 6] Red Bull / Red Bull Racing  24pts.
[ 7] B.A.R. / Lucky Strike B.A.R. Honda  20pts.
[ 8] Sauber / Sauber Petronas  14pts.
[ 9] Jordan / Jordan  11pts.
[10] Minardi / Minardi  7pts.




ファステストラップ シーズン6回以上の記録

1952 A.Ascari / Ferrari       6回(全9戦) ★
1963 J.Clark / Lotus        6回(全10戦) ★
1965 J.Clark / Lotus        6回(全10戦) ★
1979 G.Villeneuve / Ferrari    6回(全15戦)
1986 N.Piquet / Williams      7回(全16戦) ☆
1988 A.Prost / McLaren      7回(全16戦) ☆
1991 N.Mansell / Williams     6回(全16戦) ☆
1992 N.Mansell / Williams     8回(全16戦) ★
1993 A.Prost / Williams      6回(全16戦) ★
1994 M.Schumacher / Benetton 8回(全16戦) ★
1994 D.Hill / Williams        6回(全16戦) ☆
1995 M.Schumacher / Benetton 8回(全17戦) ★
1996 J.Villeneuve / Williams    6回(全16戦) ☆
1997 H-H.Frentzen / Williams   6回(全17戦)
1998 M.Hakkinen / McLaren    6回(全16戦) ★
1998 M.Schumacher / Ferrari   6回(全16戦) ☆
1999 M.Hakkinen / McLaren    6回(全16戦) ★
2000 M.Hakkinen / McLaren    9回(全17戦) ☆
2002 M.Schumacher / Ferrari   7回(全17戦) ★
2004 M.Schumacher / Ferrari  10回(全18戦) ★
2005 K.Raikkonen / McLaren   6回(現在13戦) ?


ファステストラップ 4戦連続以上の記録

1952 A.Ascari / Ferrari     6連続(R03 BEL ~ R08 ITA) ★
1969 J.Stewart / Matra    4連続(R03 MON ~ R06 GBR) ★
1979 G.Villeneuve / Ferrari  4連続(R03 RSA ~ R06 BEL)
1991 N.Mansell / Williams   4連続(R05 CAN ~ R08 GBR) ☆
2004 M.Schumacer / Ferrari 5連続(R03 BAH ~ R07 EUR) ★
2005 K.Raikkonen / McLaren 4連続(R10 FRA ~ R13 HUN) ?

※ ★=当該シーズンにチャンピオン、☆=別のシーズンにチャンピオン
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by oretch | 2005-08-09 19:40 | F1

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