2005年 09月 14日
【F1】第16戦 ベルギーGP 結果/レビュー
Final Result

Classification (44Laps)

[1]  9 Kimi Raikkonen (FIN) / McLaren MP4-20 / MI  1:30'01.295
[2]  5 Fernando Alonso (ESP) / Renault R25 / MI  +28.394
[3]  3 Jenson Button (GBR) / B.A.R. 007 / MI  +32.077
[4]  7 Mark Webber (AUS) / Williams FW27 / MI  +1'09.167
[5]  2 Rubens Barrichello (BRA) / Ferrari F2005 / BS  +1'18.136
[6] 11 Jacque Villeneuve (CAN) / Sauber C24 / MI  +1'27.435
[7] 17 Ralf Schumacher (GER) / Toyota TF105 / MI  +1'27.574
[8] 18 Tiago Monteiro (POR) / Jordan EJ15 / BS  +1Lap  

Race Leader

 Lap 1  10 J-P.Montoya / McLaren
 Lap33  9 K.Raikkonen / McLaren

Pole Position

10 Juan Publo Montoya (COL) / McLaren Mercedes MP4-20 / MI 1'46.391

Fastest Lap

17 Ralf Schumacher (GER) / Toyota TF105 / MI 1'51.453

Point Standings

Driver

[ 1]  5 Fernando Alonso (ESP) / Renault 111pts.
[ 2]  9 Kimi Raikkonen (FIN) / McLaren 86pts.(-25)
[ 3]  1 Michael Schumacher (GER) / Ferrari 55pts.
[ 4] 10 Juan Pablo Montoya (COL) / McLaren 50pts.
[ 5] 16 Jarno Trulli (ITA) / Toyota 43pts.
[ 6]  6 Giancarlo Fisichella (ITA) / Renault 41pts.
[ 7] 17 Ralf Schumacher (GER) / Toyota 37pts.
[ 8]  2 Rubens Barirchello (BRA) / Ferrari 35pts.
[ 9]  3 Jenson Button (GBR) / B.A.R. 30pts.
[10]  7 Mark Webber (AUS) / Williams 29pts.
[23]  4 Takuma Sato (JPN) / B.A.R. 1pt.

Constructor

[ 1] Renault / Mild Seven Renault F1 Team  152pts.
[ 2] McLaren / West McLaren Mercedes  146pts.(-6)
[ 3] Ferrari / Scuderia Ferrari Marlboro  90pts.
[ 4] Toyota / Panasonc Toyota Racing  80pts.
[ 5] Williams / BMW Williams F1 Team  59pts.
[ 6] B.A.R. / Lucky Strike B.A.R. Honda  31pts.
[ 7] Red Bull / Red Bull Racing  27pts.
[ 8] Sauber / Sauber Petronas  17pts.
[ 9] Jordan / Jordan  12pts.
[10] Minardi / Minardi  7pts.

Notes
  • J-P.Montoyaが通算13回目のPPを獲得。J.Brabham('59年、'60年、'66年王者)、G.Hill('62、'68年王者)、J.Hunt('76年王者)、J.Villeneuve('97年王者)、R.Barrichelloら6人と並ぶ歴代17位タイに。
  • McLarenが今季7回目、通算122回目のPPを獲得。現在歴代3位。歴代2位のWilliamsの記録「125」まであと「3」。
  • K.RaikkonenがF.Alonsoに並ぶ今季トップ・タイの6回目の優勝。通算では8回目の優勝となり、D.Hulme('67年王者)、J.Ickxと並ぶ歴代27位タイに。現役ではR.Barrichelloに続く5位。
  • McLarenが今季単独トップとなるシーズン8回目、通算146回目の優勝。現在歴代2位。歴代1位のFerrariの記録「183」まであと「37」。
  • McLaren優勝により、Mercedes Benzエンジンが通算50勝目を達成。1954年第6戦西ドイツGPでJ-M.FangioがW196"Streamliner"で初優勝を達成して以来、足掛け51年、709戦目にしての達成。エンジン・メーカーとして通算50勝達成は、Ford、Ferrari、Honda、Renaultに続いて史上5番目。
  • K.Raikkonenが今季9回目、通算27回目の表彰台獲得。チームの創始者B.McLaren、チームメイトのJ-P.Montoyaと並ぶ歴代27位タイに。なんかスゴイ偶然?
  • F.Alonsoが今季12回目、通算20回目の表彰台獲得。G.Farina(初代王者)、J.Watsonと並ぶ歴代39位タイに。
  • J.Buttonが今季2回目、通算12回目の表彰台獲得。G.Fishichella、S.Johanssonと並ぶ歴代57位タイに。
  • R.Schumacherが今季初、通算7回目のFLを記録。J.Laffiteと並ぶ歴代33位タイに。
  • Toyoaが初のFLを記録。1997年のJordan以来8年ぶり、GP史上35番目のFLを記録したコンストラクターに。

※記録は全て1950年代のアメリカGP(インディ500)含む。
※Renaultの記録は買収前のBenetton時代を含まない。
※FLはファステストラップのこと。

http://it.sports.yahoo.com/050912/21/ao1c.html
アロンソ戴冠阻止成功を告げるチェッカーフラッグがライコネンの頭上に振り下ろされた。
[Photo : Yahoo!ITALIA / crash.net]


首の皮一枚繋がったと見るか、絶体絶命と見るか・・・




アロンソ戴冠を阻止するライコ意地の6勝目

アロンソがライコネンに4点差以上つければチャンピオン決定という状況で開催されたベルギーGPは、コロコロと状況が変わる「スパ・ウェザー」に例年通り悩まされたものの、タイトル争いの方の状況は結局何ら変わることが無かった。

雨は降ってないけどウェット宣言された決勝レース。フロント・ローからスタートしたモン吉とライコが順調に1-2体制で逃げ、それをアロンソが追うでもなく、ただ淡々と余裕を持ってついていく、ごく真っ当な展開。
途中、フィジコのクラッシュでセイフティ・カーが入ったり、ドライ・タイヤに変更するギャンブルに出たチームがまたウェットに戻したり、最後にモン吉がクラッシュしてまたもや顰蹙買うことになったりと、多少はドタバタがあったにせよ、結局レースは大方の予想通り、現在最速のライコネンが実力通り優勝し、アロンソが3戦連続“勝利の2位”でマージンをがっちりキープした。

http://it.sports.yahoo.com/050912/21/ao1j.html
レースをリードしてオー・ルージュを駆け上るモン吉
[Photo : Yahoo!ITALIA / crash.net]


http://it.sports.yahoo.com/050912/21/aolo.html
フィジコのクラッシュでセーフティー・カー出動。
[Photo : Yahoo!ITALIA / crash.net]


http://uk.sports.yahoo.com/050911/2/dk1i.html
レース中盤、テール・トゥ・ノーズでラ・ソースをクリアする両雄。
その後ライコネンが逃げるが、アロンソは無理に追ったりしなかった。
[Photo : Yahoo!UK&IRELAND / Reuters]


http://it.sports.yahoo.com/050912/21/aok5.html
アロンソをリードするライコネン
[Photo : Yahoo!ITALIA / crash.net]


ライコネンとマクラーレンが絶体絶命の中でなんとか踏ん張ってよく頑張った、というのがまず何よりも一番の感想。
ポイント差やここ数戦のアロンソの安定感からして、最早無駄な抵抗であることは百も承知ながら、それでも諦めずに結果を出したライコネンは偉い。相変わらずボソボソしゃべるインタビューにはちょっとイラつくけど、そういうキャラクターなんだよなぁ、と最近は好意的に受け止めている自分がいたりして、オレってばもしかしてライコンネンのファンになっちゃったかな?

http://it.sports.yahoo.com/050911/1/anbp.html
「チキショー!」。モン吉リタイアで振り向けばアロンソ。自棄酒を飲むライコネン。
[Photo : Yahoo!ITALIA / Associated Press]


アロンソのマジック・ナンバーはあと"6"

ベルギーでの戴冠はお預けになったけど、これでアロンソは残り3戦で6点取ればOK。てことは、たとえ次戦でライコとモン吉のマクラーレン勢が1-2を決めても、アロンソが3位に入ればタイトル決定。
ライコ個人はもちろん、チームとしても自力でドライバーズ・チャンピオンを獲得することは最早不可能になってしまった。

カウントダウンはちょっと巻き戻されたけど、アロンソの史上最年少チャンピオン誕生は確定的。あとは、どのGPで決まるかだけ。
ベルギーの後はブラジル、日本、中国と続く。アロンソの去年の成績を振り返ると、ブラジルで4位、日本で5位、中国で4位。たいした成績でもないけど、安定していることは確か。今年の状況を考えると、よほどのことが無い限り、次のブラジルで決まりそう。

http://uk.sports.yahoo.com/050911/23/dkmf.html
「ハッスル!ハッスル!」
[Photo : Yahoo!UK&IRELAND / crash.net]


今週末は2輪の日本GPが開催される。王者ロッシは2位に入ればチャンピオンが決まる。
さて、アロンソとロッシと、どっちが先に決めるかな?

フェラーリ終戦

オレッチのモデルカー・コレクションのテーマの一つは、歴代F1ドライバーズ・チャンピオンのマシン。ここ数年、オレッチのコレクションに新たに追加されるのは赤いクルマばかりだったけれど、今年は、久々に赤くないクルマがコレクション入りすることになる。

シューマッハは琢磨にカマを掘られてリタイア。バリチェロは全くいいところ無く地味に5位完走。
これで、2位にアロンソが入ったルノーとフェラーリのコンストラクター・ポイントのギャップは62点に拡大。残り3戦でフェラーリが奇跡の1-2フィニッシュを3連発しても、ルノーには届かなくなった。つまり、前戦イタリアGPでシューマッハのドライバーズ・チャンピオン6連覇に続き、フェラーリのコンストラクターズ・チャンピオン7連覇の可能性も潰えたということ。

http://uk.sports.yahoo.com/050912/23/dksd.html
クラッシュ後、吊り上げられるフェラーリ。フェラーリ帝国の終わりを告げるモニュメントのよう。
[Photo : Yahoo!UK&IRELAND / crash.net]


思えば今世紀に入ってからのフェラーリは兎に角強かった。F1史上、1コンストラクターがこれほど長期間に渡って圧倒的な強さを発揮したことは無かったんじゃないか?
80年代末から90年代初頭にかけてのマクラーレンをも上回る強さだった。
2003年にちょっと失速しかけたものの、去年のV字回復振りは見事だったし。
セナ・ファンだったオレッチにとって、かつてフェラーリは決して好きなチームではなかったけど、ここ数年の圧倒的な強さに対して、セナ・ファンである前にF1ファンであるオレッチは、素直に最大限の賞賛と尊敬の念を贈りたい。

ここ数年の度重なるレギュレーション変更が、ルノーやトヨタという新たな勢力を生み出したけど、来季もV8エンジン移行という大きな変更がある。それがフェラーリにとって吉と出るのか凶と出るのか?
再び強いフェラーリが見たいという気もするし、BARやルノーなどの新しいチームが新しい時代を築くところを見たい気もする。

まぁ、モデルカーコレクターとしては、色やカタチが変化に富んだコレクションの方がいいんだけどね。

こっちも終わり・・・(涙)

その瞬間、思わず心の中で頭抱えちゃったよ・・・。
恐らく中継を見ていた琢磨ファンはみんなそうだったと思う。琢磨、何やってんだよぉ・・・・、と。

http://uk.sports.yahoo.com/050913/23/dljs.html
ラ・ソースでシューのカマを掘った琢磨。この直後・・・
[Photo : Yahoo!UK&IRELAND / crash.net]


jpghttp://www.redcolobus.com/yahoo/yahoo_183x180.html
怒り心頭のシューマッハはマシンを降りて琢磨に近寄る。なんか怖ぇ・・・
[Photo : Yahoo!UK&IRELAND / Reuters]


http://uk.sports.yahoo.com/050913/23/dljj.html
シューマッハに説教される琢磨。カッコワルすぎ(涙)
[Photo : Yahoo!UK&IRELAND / crash.net]


ライコネンに負けず劣らず結果を出さなきゃいけないはずなのに、まるでどこかのペイ・ドライバーのようなつまらないミスを犯したうえ、その相手がよりにもよってシューマッハ。同じミスを犯すにしても、せめて目立たないところでコソっとやっといてくれてりゃあ良かったものを・・・。

バトンの移籍問題は未だ紆余曲折ありそうだけど、バトン引き取り料としてBARがウン十億円をウィリアムズに払おうとしていることからすると、BARの本音としては来季はBBコンビにしたいはずというのは最早周知のこと。

今回のクラッシュで琢磨は次戦ブラジルでは10グリッド降格。まさに泣きっ面に蜂。いや、もしかしたらもっとヒドイことにもなりそうだ。
ブラジルでの予選出走順も考えると、余程のことが無い限り琢磨は最後列からのスタートなる。
コンストラクターズ・ポイントでレッドブルに追い上げられているBARとすれば、そんな順位からスタートする琢磨には期待できない。とすれば、かつてどこぞのチームがやったように、ブラジルでは琢磨に替わって、ペナルティとは無関係のデビッドソンあたりが走ることになるかもしれない。
残りレースは僅かとなった中で1戦1戦がもんのすごーく大事だというのに、そもそも結果を出すチャンスすら取り上げられるかも知れない。

琢磨、絶対絶命の危機・・・



オマケ・ショット

http://uk.sports.yahoo.com/050911/23/djlg.html
ベビー・カーを押すモン吉。いいお父さん。
[Photo : Yahoo!UK&IRELAND / crash.net]


http://it.sports.yahoo.com/050911/21/anba.html
ミシュランが来季限りでの撤退を噂される中、
ウィリアムズは早々にブリヂストンへのスイッチを発表し、
トヨタも現在ブリヂストンと交渉中であることを認めた。
取り残されそうなマクラーレン。「勘弁してくれよ、おぃ・・・」
[Photo : Yahoo!ITALIA / crash.net]

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by oretch | 2005-09-14 23:40 | F1

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