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2005年 10月 20日
TMS05 その1 GT-R
今週末から東京モーターショーが一般公開。
公式サイト以外にも公認サイトというのがあったりしてややこしいけど、公認サイトの方が一般ユーザの視点からショーを捉えているから、こっちの方が好きだな。

それはいいとして、遂に姿を現しやがったなコノヤロー!

TMS05 その1 GT-R_b0039141_1254981.jpg

遂に姿を現したGT-Rプロト05。う~ん・・・
[Photo : goo東京モーターショー公認サイト


予想される価格は700万とか800万とか言われてて、オレッチはどうせ縁が無いから大きなお世話なんだけど・・・・。

ゴメンナサイ。
多分、多くの人は「いい!」って言うんだろうけど、オレッチとしては期待ハズレっす・・・。




何が期待ハズレだったかと言うと、第一に前回とほとんど変わっていなかったこと。
もったいぶってたクセに結局コレかよ、と。

第二に、中途半端なプロポーション。

新しいGT-Rは、「スカイライン」の名前を外して独立した車種として発売されるんだよね?
てことは、従来は4ドアセダンをベースにそのアレンジとしてクーペボディをデザインしていたけど、今度からはハナからクーペボディとしてデザインできる、ってことでしょ?
だったら、もっと流麗でグラマラスなデザインにできたはずじゃないの?
なのに、出てきたデザインは、テールの張り出しやルーフのラインなどが、従来の3ボックスの概念から抜け出せていない。

たとえばアストンマーチンとかジャガーとかマセラティとかフェラーリとかの、美しいと評価の高い“ネイティブ”なクーペ達をもっと見習って欲しかった。あのベントレーでさえ、コンチネンタルGTで自身が築いてきた古典的な概念を打ち破ることができたのに。

TMS05 その1 GT-R_b0039141_1274345.jpg

アストンマーチンDB9。カッコ良すぎてクラクラくる・・・。
[Photo : Aston Martin]


ただ、だからといって今回のプロポーションがキライってわけじゃない。
なぜなら、GT-Rの本来あるべき姿は、大衆向け高性能セダンをベースとした、更に特別なハイパフォーマンス・バージョンというポジションだと思ってるから。
だって、「ハイ・パフォーマンスなクルマはクーペ・ボディであるべき」と皆が思っていたのなら、GT-Rなんかよりも、RX-7やスープラの方が人気があってしかるべきだった。特にRX-7(FD)なんてすごくカッコイイもの。でも3ボックスのプロポーションのGT-Rが一番人気があった。
もちろんスペック的な理由も大きいのだろうけど、同時にオレッチと同じように思っている人が多かったということじゃないのかな?どうかな?違うかな? <自信なし

BMWがM3がありながら6シリーズを復活させたり、今回のショーに持ってきたZ4クーペのようなクルマを作るのも、そうしたニーズをちゃんと理解しているからだと思う。

化粧もファッションもセックスアピールしまくりのグラマラスなフェロモン美女より、一見地味だけど、整った顔立ちと「脱ぐとスゴイんです」な中身を持った隠れ美女の方がいい。
そんな感じ。

いや、これは単にオレの趣味の問題か?

ま、それはいいとして、つまりオレッチが言いたいのは、どうせクーペでやるならトコトン、クーペらしい美しいやつを作ってくれ、ってこと。
もし誰もが息を飲むような美しいボディだったなら、オレッチの考えるGT-Rのあるべき姿とは違ったとしても、喜んで拍手喝采を贈るんだけどね。
それができないなら、スカイラインから独立させずに、元のポジションに戻すべき。

それとも一つ。これは強く言いたい。

まんまアウディのそのシングルフレーム顔はやめてくれ!

プロトとして初めて姿を現した時は完全な1つのグリルになっていたのに対して、今回はより市販化を意識して、安全対策のためにブラックアウトしたバンパーが追加された。そのために、もう「まんまアウディ顔」になっちゃった。
日産にすれば「ウチだって2年前からこうだった」という理屈なんだろうけど、そのデザインは既にアウディが世に出しちゃったんだから、どんな理由付けをしようと後追いであることは否めない。

それになにより、シングルフレームって単純にオレにはカッコイイと思えないんだよなぁ。
by oretch | 2005-10-20 23:30 | バイクとクルマ

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