2006年 05月 13日
【MotoGP】第4戦 中国GP プレビュー
フリー・プラクティスの結果を見る前に予想しとかんと・・・

上海サーキット概要

正式名称は「上海國際賽車場」。英文では「Shanghai International Circuit」。サーキットのことを中国語では「賽車場」と書くのね。
ここも新手のサーキットのご他聞に漏れず、人気設計者ヘルマン・ティルケによる設計。前戦トルコGPと同じく、WGPは昨年初開催。F1や日本のスーパーGTなども開催されている。
全長はGPカレンダー中、マレーシアのセパン・サーキットに次いで長い5,451m。バックストレートの長さはGPカレンダー中最長を誇る1,175m。05年に記録されたMotoGPクラスの最高速は、シーズン中最速となる342.9km/h(C・チェカ)を記録した。
上海の「上」の文字を模したユニークなレイアウトになっていて、左右7つのコーナーで構成されている。

コース序盤は、回り込んだような細かなコーナーが続くテクニカルなセクション。中盤はS字や大きな複合など中高速コーナーが連続する。再び回り込むようなコーナーをいくつか抜けると、最高速をマークする長さ1km以上に及ぶバックストレートが待ち構えている。ストレートエンドのヘアピンと、短いストレートの後の最終コーナーを抜けるとホームストレートに戻ってくる。Rのきついコーナーとストレートで構成された典型的なゴーカート・コース(ストップ&ゴー)。MotoGPクラスのライダーはみな口を揃えて「F1向きのコース」と言う。
一番の勝負どころはやっぱりバックストレートエンドのヘアピンカーブ。340km/hから100km/h以下までの急減速するハード・ブレーキングは見もののはず。昨年の決勝レースはウェット・コンディションだったため、各ライダーともこのコースではまだ限界バトルをしたことがない。なので、中盤の高速S字セクションでも、コース幅の広さを活かした複数のライン取りによるバトルが観られるかもしれない。

ちなみに、ストレートの長さだけでなく設備の豪華さもたぶんGPサーキット中ナンバー1。

URL :  http://www.icsh.sh.cn/
GoogleMaps : 31.366310,121.209755 ?
※ この辺にあります。GoogleMaps上ではまだできていません・・・





Previous Data

2005 Resault

[ 1] 46 Valentino Rossi (ITA) / Yamaha / Gauloises  50'02.463
[ 2] 19 Olivier Jacque (FRA) / Kawasaki / Kawasaki  +1.700
[ 3] 33 Marco Melandri (ITA) / Honda / Movistar  +16.574
[ 4] 15 Sete Gibernau (ESP) / Honda / Movistar  +18.906
[ 5] 3 Max Biaggi (ITA) / Honda / Repsol  +19.551
[ 6] 16 Jurgen vd Goorbergh (NED) / Honda / Konica Minolta  +21.622
[ 7] 21 John Hopkins (USA) / Suzuki / Suzuki  +25.883
[ 8] 5 Colin Edwards (USA) / Yamaha / Gauloises  +31.033
[ 9] 69 Nicky Hayden (USA) / Honda / Repsol  +39.299
[10] 11 Ruben Xaus (ESP) / Yamaha / Fortuna  +40.991
[11] 4 Alex Barros (BRA) / Honda / Camel Pons  +44.014
[12] 65 Loris Capirossi (ITA) / Ducati / Marlboro  +44.401
[13] 77 James Ellison (GBR) / Blata / Blata WCM  +53.449
[14] 24 Toni Elias (ESP) / Yamaha / Fortuna  +1'05.853
[15] 72 Tohru Ukawa (JPN) / Moriwaki / Moriwaki  +1'09.480
[NC] 56 Shinya Nakano (JPN) / Kawasaki / Kawasaki

Pole Position : 15 Sete Gibernau (ESP) / Honda / Movistar  1'59.710
Fastest Lap : 4 Alex Barros (BRA) Honda / Camel Pons  2'13.716


昨年の決勝レース・レビュー → http://oretch.exblog.jp/2718398/


データ分析と独断予想

今週末、レースが行われる午後の上海の天気予報は「晴」。予想最高気温は25℃。多分ドライ・コンディションになるだろう。
ところが、初開催された昨年の決勝レースはヘビーウェット・コンディションでイレギュレーな結果に終わった。なので去年のデータからは、全然予想がつきませ~ん。

仕方ない。今季ここまでの成績に加えて、今回は過去の関連性のありそうなデータをいくつかピックアップして、そこから予想してみることにしよう。
そこでピックアップするのは、(1)ドライ・コンディションで行われた昨年の予選結果、(2)上海サーキットお同じストップ&ゴー・タイプのサーキットの各ライダーの相性、の2つのデータ。

まずは(1)去年の中国GPの予選結果。

[ 1] 15 Sete Gibernau (ESP) / Honda / Movistar  1'59.710
[ 2] 33 Marco Melandri (ITA) / Honda / Movistar  1'59.873 +0.163
[ 3] 65 Loris Capirossi (ITA) / Ducati / Marlboro  2'00.480 +0.770
[ 4] 21 John Hopkins (USA) / Suzuki / Suzuki  2'00.666 +0.956
[ 5] 69 Nicky Hayden (USA) / Honda / Repsol  2'00.747 +1.037
[ 6] 46 Valentino Rossi (ITA) / Yamaha / Gauloises  2'00.821 +1.111
[ 7] 24 Toni Elias (ESP) / Yamaha / Fortuna  2'01.081 +1.371

PPはジベでマルコメからホプキンスまでがギャップ1秒以内。ロッシはあまり目立たず6番手だった。
今季ここまで大活躍の2人の驚異の新人、ペドロサとストーナーは昨年は250ccクラスで上海を走っている。その時の成績は、ストーナーが予選PPから決勝は優勝して、ポール・トゥ・ウィンのパーフェクト。ペドロサは予選2位からスタートして、決勝では3位争いに敗れてトップから40秒遅れの6位でフィニッシュした。

次に、(2)他のストップ&ゴー・サーキットでの相性を調べてみる。
ピックアップしたのは、上海と同じくF1向きとされるセパン、典型的なストップ&ゴー・サーキットのルマン、そして茂木の3コース。各コースでの有力ライダーの勝率、表彰台獲得率、そして平均得点を並べてみよう。
ロッシ(過去5年の成績)
      勝率 表彰台 得点
 平均  63.1%  87.7%  21.3点
 セパン 60%  100%   23.0点
 ルマン 40%   80%   19.8点
 茂木  20%   80%   17.0点

ジベルノウ(過去5年の成績)
      勝率 表彰台 得点
 平均  9.2%  32.3%  10.5点
 セパン 0%  20%  7.8点
 ルマン 40%  60%  16.2点
 茂木   0%  0%  6.0点

ヘイデン(過去3年の成績)
      勝率 表彰台 得点
 平均   0%  17.5%  8.2点
 セパン  0%  0%  13.0点
 ルマン  0%  0%  6.3点
 茂木   0%  33.3%  8.3点

カピロッシ(過去5年の成績)
      勝率 表彰台 得点
 平均  4.8%  28.6%  10.0点
 セパン 20%  40%  14.4点
 ルマン 0%  0%  6.6点
 茂木  20%  40%  13.0点

メランドリ(過去3年の成績)
      勝率 表彰台 得点
 平均  2.6%  12.8%  7.3点
 セパン  0%  0%  5.3点
 ルマン 0% 0%  8.0点
 茂木  0%  0%  7.3点

※太字は全サーキットでの平均値を上回っているもの
※出走が2回以下のサーキットでの成績は集計値から除外している。

得意な傾向を示しているのはカピロッシ。次いでヘイデンもポジティブな印象。逆にロッシは、絶対値は抜群ではあるけれどネガティブな印象。他のライダーは特に可も無く不可も無くといった傾向か。
ペドロサとストーナーについてはデータが無いので何とも言えないけど、ただ、ストップ&ゴー・サーキットは案外体力を消耗するものなので、250ccから上がったばかりの2人は、本人達も自覚している体力不足が不安要素になる。

さぁ、ここまでの分析に今季ここまでの成績を加味して、各ライダーの評価をまとめてみると・・・

マルコメは去年の予選での実績に加え、トルコで勝って現在昇り調子にある。
カピロッシはドゥカともどもストップ&ゴーが得意で、BSも上海を得意にしていることは好材料。
ジベルノウは去年PPだったうえ、今季はストップ&ゴーが得意なドゥカに移籍した。
ヘイデンは可も無く不可も無くだけど安定感とモチベーションは今最も高そうだ。
ペドロサはストレートの最高速が武器になりそうだけど、体力面で不安がある。
ストーナーも同様。
そしてロッシは、去年はウェットだったから勝てたものの、ドライの予選は平凡だったし、何より今季M1の問題はまだ解消していない。

ということでオレッチの予想はズバリ! 優勝はマルコメ、対抗はカピロッシ。残る表彰台はヘイデンとジベルノウの競り合いに。王者ロッシはトップグループから置いていかれ、ペドロサ、ストーナー、それともしかしたらエリアスあたりと上位入賞争い。ってことで、さぁどうだ!?
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by oretch | 2006-05-13 02:34 | MotoGP

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