2006年 06月 01日
【MotoGP】第6戦 イタリアGP プレビュー
ことしもまたイタリア祭か?

■ ムジェロ・サーキット概要

イタリア北部トスカーナ地方の山中にあり、土地の起伏を活かしたアップダウンに富んだ中高速のテクニカル・サーキット。正式名称は「Autodromo Internazionale del Mugello」。
WGP初開催は1976年。当時はイタリアGPではなく、ネイションズGPという名前で開催されていた。イタリアで開催されるGPは、年によってコース(イモラ、ミサノ、モンツァ)やGP名(ネイションズGP、イタリアGP、サンマリノGP)がいろいろ変わってきたけど、 1994年以降はイタリアGP開催地として定着した。
F1のフェラーリがテストコースとしても使用されていて、昨年はロッシがフェラーリF1を、シューマッハがドゥカティのMotoGPマシンをここでテストしてたのは記憶に新しいやね。

コースの全長は5,245m。セパン(マレーシア;5,548m)、ロサイル(カタール;5,380m)、イスタンブール(トルコ;5,340m)、上海(中国;5,281m)に次いでカレンダー中5番目の長さ。だけど1,141mのホームストレートは上海のバックストレート(1,202m)に次ぐ長さを誇り、昨年のイタリアGPでは最高速340.5km/h(C.Checa)が記録された。速っ!
ちなみに2004年に我らが中野王子は、300km/hを超えるストレートエンドでタイヤトラブルで転倒したけど無事だった。

コース・レイアウトは、右コーナー9つ、左コーナー6つの合計15のコーナーが、カタカナのコの字を反対にした形で、名物の超高速ホームストレートを囲むように配置されている。1コーナーを抜けた後は、左、右、左、右と登り勾配の中速コーナーがダラダラと続く。 連続して右周りの8コーナー、9コーナーでグルっと大回りしてコースの反対側に出ると、今度は下りながら進入する難しいコーナーが再び右、左、右、左と続く。180度ぐるりと回る最終15コーナーは、そのあとのホームストレートでのトップスピードの伸びに影響するので思い切り立ち上がり重視のライン。ライダーはみな身体をスクリーンに伏せてアクセル全開でホームストレートに突進する。
剥き出し340km/hの超高速で繰り広げられるスリップストリームを使った抜き合いはまさにスペクタクロ。そこから一気に100km/h以下にまで減速する1コーナーがこのコース最大の勝負ポイント。

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Photo (C) motogp.com


Adress : Via Senni, 50038 Scarperia, Italy
URL : http://www.mugellocircuit.it
GoogleMaps : 43.997369,11.371965




■ Previous Data

2005 Resault

[ 1] 46 Valentino Rossi (ITA) / Yamaha / Gauloises  42'42.994
[ 2] 3 Max Biaggi (ITA) / Honda / Repsol  +0.359
[ 3] 65 Loris Capirossi (ITA) / Ducati / Marlboro  +3.874
[ 4] 33 Marco Melandri (ITA) / Honda / Movistar  +3.979
[ 5] 7 Carlos Checa (ESP) / Ducati / Marlboro  +7.898
[ 6] 69 Nicky Hayden (USA) / Honda / Repsol  +8.204
[ 7] 4 Alex Barros (BRA) / Honda / Camel Pons  +11.572
[ 8] 6 Makoto Tamada (JPN) / Honda / Konica Minolta  +25.394
[ 9] 5 Colin Edwards (USA) / Yamaha / Gauloises  +25.485
[10] 56 Shinya Nakano (JPN) / Kawasaki / Kawasaki  +36.549
[11] 21 John Hopkins (USA) / Suzuki / Suzuki  +41.637
[12] 66 Alex Hofmann (GER) / Kawasaki / Kawasaki  +43.659
[13] 12 Troy Bayliss (AUS) / Honda / Camel Pons  +51.575
[14] 11 Ruben Xaus (ESP) / Yamaha / Fortuna  +1'10.275
[15] 10 Kenny Roberts (USA) / Suzuki / Suzuki  +1'12.582

Pole Position : 46 Valentino Rossi (ITA) / Yamaha / Gauloises  1'49.223
Fastest Lap : 3 Max Biaggi (ITA) / Honda / Repsol  1'50.117


昨年はまさにイタリア祭状態。ロッシ、ビアッジ、カピロッシのイタリア三銃士が、トスカーナの地に3本のトリコローレ(イタリア国旗)をはためかせた。

【MotoGP】第5戦 イタリアGP 結果 (2005/06/09)
【MotoGP】第5戦 イタリアGP レビュー (2005/06/13)


■ 過去5年間の優勝/PP/FL
Winner

 2001 Alex Barros (BRA) Honda
 2002 Valentino Rossi (ITA) Honda ★
 2003 Valentino Rossi (ITA) Honda ★
 2004 Valentino Rossi (ITA) Honda ★
 2005 Valentino Rossi (ITA) Yamaha ★

Pole Position

 2001 Valentino Rossi (ITA) Honda ★
 2002 Valentino Rossi (ITA) Honda ★
 2003 Valentino Rossi (ITA) Honda ★
 2004 Sete Gibernau (ESP) Honda
 2005 Valentino Rossi (ITA) Yamaha ★

Fastest Lap

 2001 Valentino Rossi (ITA) Honda ★
 2002 宇川 徹 (JPN) Honda
 2003 Loris Capirossi (ITA) Ducati
 2004 Sete Gibernau (ESP) Honda
 2005 Max Biaggi (ITA) Honda

 ※ ★印はその年のチャンピオン


有力ライダー別過去5年間の成績
5 C.Edwards (USA) : NE - NE - 9th - 12th - 9th
6 M.Tamada (JPN) : NE - NE - 4th - NC - 8th
15 S.Gibernau (SPA) : 6th - NC - 7th - 2nd - NC
21 J.Hopkins (USA) : NE - NE - NC - NE - 11th
24 T.Elias (ESP) :   4th* - 4th** - 6th** - 6th** - NE
26 D.Pedrosa (ESP) : 23th* - 4th* - 2nd* - 2nd** - 1st**
27 C.Stoner (AUS) : NE - NE - 18th* - 2nd* - 4th**
33 M.Melandri (ITA) : 3rd** - 1st** - 11th - 9th - 4th
46 V.Rossi (ITA) : NC - 1st - 1st - 1st - 1st
56 S.Nakano (JPN) : 8th - 11th - 5th - NC - 10th
65 L.Capirossi (ITA) : 2nd - 6th - 2nd - 8th - 3rd
69 N.Hayden (USA) : NE - NE - 12th - NC - 6th

※NE=Not Entry、NC=Not Classifyed、
  NS=Not Start、NFF=Not Finish First-Lap
※*=125cc、**=250ccクラス時代の成績


■ データ分析と独断予想

分析もなにも、もう鉄板でロッシでしょ。
前戦フランスGPでは、マシントラブルでリタイアするまではトップ独走。バイブレーション問題も解決の見通しがたったようだし、何より台頭急なペドロサとの力の差をまざまざと見せつけた。

M1の問題が再度悪化しない限り、ロッシ優勝の線は崩しがたい。

では対抗に立つのは誰か?

力の差がまだあるとは言え、やっぱりペドロサは侮れない。抜群のストレート・スピードという武器もあるし、過去の実績を見るとテクニカルなムジェロとの相性も良いみたいだし。ただ体力が最後まで持つかが依然として不安要素。

マルコメとカピロッシの両イタリアンも忘れちゃいけない。マルコメは今季ここまでただ一人2勝をあげて絶好調だし、カピはドゥカのホームコースだけに気合が違う。ペドロサがダメなら、この2人がロッシに絡みそう。

それと、オレッチ最大の注目はタマヤンの復活。タマヤンが世界から一躍脚光を浴びたのは2003年のここムジェロからだった。ロッシに果敢に挑んだあのときのライディングは、ファンなら今でも鮮明に記憶に残っているはず。ここ数戦で如実にミシュランタイヤとのマッチングも良くなってきた。相性のいいムジェロでタマヤン復活もあり得るでしょ。

つーことで、本命ロッシ、対抗ペドロサ、カピ、マルコメ。
そして大穴はタマヤンでどうだこのやろう。
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by oretch | 2006-06-01 23:41 | MotoGP

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