2006年 06月 24日
【MotoGP】第8戦 ダッチTT(オランダGP) プレビュー
大幅リニューアルしたファン・ドレンテ。どんなレースになるやら?

■ アッセン・サーキット概要

オランダ北部アッセンの郊外の牧草地にあるサーキット。正式名称は「TT Circuit Assen」。別名「Assen Circuit Van Drenthe」。
GP初開催は1949年。つまりWGP創設の年から絶えることなくGPが開催されてきた、最も伝統と歴史のあるサーキット。「オランダGP」ではなく「ダッチTT(Tourist Trophy)」という名称を使用したり、6月最後の週の土曜日(宗教上の理由)に毎年開催される点も、最も伝統があるGP(TT)だからこそ。

古いサーキットの例に漏れず、ここも元々は一般公道を閉鎖して使用する公道サーキットの一つで、全長6kmを超える世界でも屈指の高速テクニカルコースとして有名だった。シーズンの折り返しに近い時期に開催されることもあって、ダッチTTはこれまでたびたびシーズンの行方を左右する重要なレースとなってきた。
ただ、古いサーキットなだけに、近年のレース速度の高速化に対する安全対策が追いつかなくなってきていたため大規模な改修工事を敢行。昨年のバックストレートの改修に続いて、今年は“ノース・ループ”と呼ばれるコース北側が大改修を受け、まったく新しいサーキット「TT Circuit Assen 2006」として生まれ変わった。

新サーキットの全長は4,555m。2km近く短縮されて現代サーキットとしては平均的な長さにかわったけど、左ターン6個、右ターン11個の合計17個のコーナーは、依然としてGPカレンダー中最多を誇る。
コース前半はぐるっと回り込むタイトなコーナー主体の低速セクション。サーキットで最長のストレート区間、長さ560mのバックストレートを抜けると、そこから先は旧来のコースがそのまま残されていて、高速コーナーがこれでもかと続く高速セクションに変わる。ピットエリアから最も遠い「Mandeveen」「Duikersloot」の2つのコーナーを抜けた先は特にダイナミックで、コースをぐるっと囲むように造成されている土手製の観客席の目の前を、カント(イン側に下る傾斜)のつけられたコーナーを右に左にマシンを倒しながら、200km/h以上の高速で駆け抜けていく。
パッシング・ポイントは1コーナーとバックストレート終わりの右コーナー。そしてホームストレート手前のシケイン。特にシケインは、これまで数々の大逆転劇を演出してきたこのコース最大の勝負どころ。 シケイン出口からフィニッシュラインまでが短いので、もし混戦になったら、最終ラップのシケインを過ぎるまでは誰が勝つか予測不可!

Adress : 9400 AD Assenm, Netherlands
 URL : http://www.tt-assen.com
 GoogleMaps : 52.960281,6.525278



■ Previous Data

コースが大幅に改修されたから過去のデータはもはや役立たず!
でも一応載せておこう。

2005 Resault

[ 1] 46 Valentino Rossi (ITA) / Yamaha / Gauloises  38'41.808
[ 2] 33 Marco Melandri (ITA) / Honda / Movistar  +1.583
[ 3] 5 Colin Edwards (USA) / Yamaha / Gauloises  +7.643
[ 4] 69 Nicky Hayden (USA) / Honda / Repsol  +10.128
[ 5] 15 Sete Gibernau (ESP) / Honda / Movistar  +14.795
[ 6] 3 Max Biaggi (ITA) / Honda / Repsol  +21.575
[ 7] 4 Alex Barros (BRA) / Honda / Camel Pons  +22.725
[ 8] 56 Shinya Nakano (JPN) / Kawasaki / Kawasaki  +26.477
[ 9] 7 Carlos Checa (ESP) / Ducati / Marlboro  +30.221
[10] 65 Loris Capirossi (ITA) / Ducati / Marlboro  +30.465
[11] 12 Troy Bayliss (AUS) / Honda / Camel Pons  +43.802
[12] 11 Ruben Xaus (ESP) / Yamaha / Fortuna  +49.864
[13] 21 John Hopkins (USA) / Suzuki / Suzuki  +50.830
[14] 6 Makoto Tamada (JPN) / Honda / Konica Minolta +53.370
[15] 94 David Checa (ESP) / Yamaha / Fortuna  +54.965

Pole Position : 46 Valentino Rossi (ITA) / Yamaha / Gauloises  1'58.936
Fastest Lap : 46 Valentino Rossi (ITA) / Yamaha / Gauloises  2'00.991

Event Best Maximum Speed : 46 Valentino Rossi / Yamaha  306.7km/h


昨年は途中まで粘ったメランドリをレース中盤でロッシがあっさりとパス。
そのまま独走して優勝。

昨年の記事;
【MotoGP】第7戦 ダッチTT(オランダGP) 結果 (2006/07/05)
【MotoGP】第7戦 ダッチTT(オランダGP) レビュー (2005/07/06)


■ 過去10年間の優勝/PP/FL

Winner

 1996 Mick Doohan (AUS) Honda ★
 1997 Mick Doohan (AUS) Honda ★
 1998 Mick Doohan (AUS) Honda ★
 1999 岡田 忠之 (JPN) Honda
 2000 Alex Barros (BRA) Honda
 2001 Max Biaggi (ITA) Yamaha
 2002 Valentino Rossi (ITA) Honda ★
 2003 Sete Gibernau (ESP) Honda
 2004 Valentino Rossi (ITA) Yamaha ★
 2005 Valentino Rossi (ITA) Yamaha ★

Pole Position

 1996 Alex Criville (ESP) Honda
 1997 Mick Doohan (AUS) Honda ★
 1998 Mick Doohan (AUS) Honda ★
 1999 岡田 忠之 (JPN) Honda
 2000 Loris Capirossi (ITA) Honda
 2001 Loris Capirossi (ITA) Honda
 2002 Valentino Rossi (ITA) Honda ★
 2003 Loris Capirossi (ITA) Ducati
 2004 Valentino Rossi (ITA) Yamaha ★
 2005 Valentino Rossi (ITA) Yamaha ★

Fastest Lap

 1996 Mick Doohan (AUS) Honda ★
 1997 Carlos Checa (ESP) Honda
 1998 Mick Doohan (AUS) Honda ★
 1999 岡田 忠之 (JPN) Honda
 2000 Max Biaggi (ITA) Yamaha
 2001 Valentino Rossi (ITA) Honda ★
 2002 Valentino Rossi (ITA) Honda ★
 2003 Sete Gibernau (ESP) Honda
 2004 Valentino Rossi (ITA) Yamaha ★
 2005 Valentino Rossi (ITA) Yamaha ★

 ※ ★印はその年のチャンピオン


有力ライダー別過去5年間の成績

5 C.Edwards (USA) : NE - NE -7th - 6th - 3rd
6 M.Tamada (JPN) : NE - NE - 16th - 12th - 14th
15 S.Gibernau (SPA) : 7th - NC - 1st - 2nd - 5th
21 J.Hopkins (USA) : NE - NE - 15th - 14th - 13th
24 T.Elias (ESP) :   1st* - 2nd** - 13th** - 3rd** - NE
26 D.Pedrosa (ESP) : NE - 1st* - 8th* - 2nd** - 2nd**
27 C.Stoner (AUS) : NE - 8th** - NE - 3rd* - 6th**
33 M.Melandri (ITA) : NE - 1st** - NC - 3rd - 2nd
46 V.Rossi (ITA) : 2nd - 1st - 3rd - 1st - 1st
56 S.Nakano (JPN) : 5th - 8th - 13th - NC - 8th
65 L.Capirossi (ITA) : 3rd - NC - 6th - 8th - 10th
69 N.Hayden (USA) : NE - NE - 11th - 5th - 4th

※NE=Not Entry、NC=Not Classifyed、NS=Not Start
※*=125cc、**=250ccクラス時代の成績


■ データ分析と独断予想

半分とは言えコースが昨年までとはまるっきり変わっちゃったから過去のデータから予想するのは無理でーす。
なので、とりあず今季ここまでの「5強+2」の各ライダーの状況を元に推察してみよう。

なんて考えてたら、なんとロッシまでがフリープラクティスで転倒して負傷!!
もう怪我人だらけ。こういう状況じゃあ、まともに予想なんてできやしない。

骨折したジベルノウは欠場決定。カピロッシとメランドリは痛みをおしての強行出場予定。そしてロッシは未だ未定。いずれにしろ鎮痛剤を打ちながらのライディングじゃあ優勝は難しい。
ということで俄然有利になったのは無傷組だ。つまりヘイデン、ペドロサ、ストーナーの3人。

このうち、ペドロサとストーナーは前戦カタルーニャGPで揃って単独クラッシュ。不安定さを見事に露呈してしまった。そうなると残るはヘイデンただ一人。

ということで、優勝ヘイデン、対抗ストーナーに5,000クローネ。
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by oretch | 2006-06-24 00:50 | MotoGP

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