2006年 07月 23日
【MotoGP】第11戦 アメリカGP プレビュー
まだドイツGPの放送すら見てないんだけどね・・・

■ ラグナセカ・レースウェイ概要

b0039141_1340669.gifアメリカ太平洋岸、カリフォルニアの山中にあるサーキット。正式名称はネームライツ(命名権)を持っているマツダの名を冠につけて「Mazda Raceway Laguna Seca」。

WGP初開催は1988年。アメリカGPは1964年と65年にデイトナで開催されたきり途絶えていが、キング・ケニーらアメリカン・ライダーの尽力により、1988年、23年ぶりにここラグナセカで復活した。その後1994年まで開催されたものの(1992年は未開催)、アメリカン・ライダーの勢力減退に従うように再びアメリカGPはカレンダーから外された。で、昨年やはりここラグナセカで2度目の復活を果たしたばかり。

全長はGPカレンダー中最短の3,610mしかない。コース中最長直線区間であるホームストレート(ゆるいカーブの1コーナー含む)の長さは966mで、こちらはカレンダー中6番目の長さを誇るものの、最高速度はMotoGPマシンでも260km/hそこそこしか出ない。最終コーナーの立ち上がり速度がかなり低く、ストレート途中でキツイ登り勾配になっていて、さらに1コーナー手前では下り勾配に転じてブレーキングポイントが早めになることが原因。スタートラインとフィニッシュラインがズレていて、少数派の左回り(反時計回り)な点も特徴。

コースレイアウトは、ブガッティ・サーキットをぎゅっと正方形に縮めたような感じ。左ターン7つ、右ターン4つの計11のコーナーを短いストレートで結んでいる。
バックストレートにあたる“レイホール・ストレート”の終わりにあるのが、彼の有名な名物コーナー“コークスクリュー”。コークスクリューは真上から見ると左、右とマシンを切り返すシケイン状になっていて、最初の左ターン入り口がラグナセカで最も標高が高い位置にある。左ターン入り口から続く右ターンにかけて、まるで小さな崖のように激しい落差がついていることからこの名前が付いた。
きつい登り勾配になっているレイホール・ストレートをフルスロットルで駆け上り、フルブレーキングしてコークスクリュー入り口にマシンを向けると、ライダーの目の前にはカリフォルニアの青い空が広がる。そこからライダーは度胸を決めて崖を飛び降りるようにコークスクリューに飛び込んでいく。
飛び込むとすぐにマシンを右に切り返し、更に勾配を下りながらその先にある中速の左曲がりの第9コーナーへとアプローチする。左、右、左とS字状のコーナーを連続して駆け下りていく様はまるでスキーの滑降競技のよう。
ちなみに第9コーナーは、偉大な先達の名を冠して“レイニー・カーブ”と呼ばれる。

ラグナセカの勝負ポイントは定石通り、ホームストレートエンドの第2コーナー、バックストレートエンドのコークスクリュー入り口、そして最低速区間の最終コーナーの3つ。コークスクリューからレイニーカーブ出口までの高速S字区間は複数のラインがあるから、その先の10コーナーで勝負する、というパターンもある。

URL :  http://www.laguna-seca.com/
GoogleMaps : 36.584644,-121.755810

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Photo (C) CRASHNET / Yahoo!ITALIA





■ Previous Data

2005 Resault

MotoGP Race Result : 32Laps

[ 1] 69 Nicky Hayden (USA) / Honda / Repsol  45'15.374
[ 2] 5 Colin Edwards (USA) / Yamaha / Factory  +1.941
[ 3] 46 Valentino Rossi (ITA) / Yamaha / Factory  +2.312
[ 4] 3 Max Biaggi (ITA) / Honda / Repsol  +4.216
[ 5] 15 Sete Gibernau (ESP) / Honda / Movistar  +4.478
[ 6] 12 Troy Bayliss (AUS) / Honda / Camel Pons  +22.381
[ 7] 6 Makoto Tamada (JPN) / Honda / Konica Minolta +22.493
[ 8] 21 John Hopkins (USA) / Suzuki / Suzuki  +23.148
[ 9] 56 Shinya Nakano (JPN) / Kawasaki / Kawasaki  +23.625
[10] 65 Loris Capirossi (ITA) / Ducati / Marlboro  +26.123
[11] 11 Ruben Xaus (ESP) / Yamaha / Fortuna  +43.512
[12] 66 Alex Hofmann (GER) / Kawasaki / Kawasaki  +50.957
[13] 24 Toni Elias (ESP) / Yamaha / Fortuna  +51.343
[14] 10 Kenny Roberts (USA) / Suzuki / Suzuki  +1'13.749
[15] 37 Shane Byrne (GBR) / Proton KR / Roberts  +1'24.256

Pole Position : 69 Nicky Hayden (USA) / Honda / Repsol  1'22.670
Fastest Lap : 5 Colin Edwards (USA) / Yamaha / Factory  1'23.915

Event Best Maximum Speed : 69 Nicky Hayden / Honda  259.2km/h

Race Leader Sequence :
 Lap 1 69 Nicky Hayden / Honda


昨年は、11年ぶりの母国GP復活で燃えていたヘイデンが、見事ブッチ切りでGP初優勝を達成。同じく地元のエドワーズも同僚の王者ロッシを抑え切って2位に入り、アメリカン・ライダーが1-2を飾った。

昨年の記事;
 【MotoGP】第8戦 アメリカGP 結果 (2006/07/12)
 【MotoGP】第8戦 アメリカGP レビュー (2005/07/17)


■ 過去の優勝/PP/FL

ちょっと古いデータも混じるけど、ラグナセカでの過去7回の記録。
Winner

 1988 Eddie Lawson (USA) Yamaha ★
 1989 Wayne Rainey (USA) Yamaha
 1990 Wayne Rainey (USA) Yamaha ★
 1991 Wayne Rainey (USA) Yamaha ★
 1993 John Kocinski (USA) Cagiva
 1994 Luca Cadalora (ITA) Yamaha
 2005 Nicky Hayden (USA) Honda

Pole Position

 1988 Wayne Rainey (USA) Yamaha
 1989 Wayne Rainey (USA) Yamaha
 1990 Wayne Gardner (AUS) Honda
 1991 Wayne Rainey (USA) Yamaha ★
 1993 Mick Doohan (AUS) Honda
 1994 Mick Doohan (AUS) Honda ★
 2005 Nicky Hayden (USA) Honda

Fastest Lap

 1988 Eddie Lawson (USA) Yamaha ★
 1989 Wayne Gardner (AUS) Honda
 1990 Kevin Schwantz (USA) Suzuki
 1991 Wayne Rainey (USA) Yamaha ★
 1993 Kevin Schwantz (USA) Suzuki ★
 1994 John Kocinski (USA) Cagiva
 2005 Colin Edwards (USA) Yamaha

 ※ ★印はその年のチャンピオン


■ データ分析と独断予想

昨年は11年振りの復活開催。王者ロッシはラグナセカ初ライドだったこと、またロッシは始めてのサーキットでは勝率が1/3にガクンと落ちることもあってロッシ優勝は無いとみていたら、果たして予想(というか実際は希望?)通りロッシは勝てず、ヘイデンが念願のGP初優勝を飾った。
(ロッシはラグナセカ、イスタンブール共に勝てなかったから、初体験サーキットの勝率は16%にまで落ちちゃった)

さて復活2年目となる今年はどうなるか?

ロッシやマルコメらヨーロッパ出身の有力ライダー達も去年走ってラグナセカの感触は掴んだだろうから、アメリカン・ライダーの優位性は去年ほどはもう無いだろうな。

そうそう、今年の有力ライダーの中には、今年初めてラグナセカを走るのもいるんだった。復活したアメリカGPはMotoGPクラス単独開催だから、去年まで250cc走ってたペドロサとストーナーは今年がラグナセカ初挑戦になるんだったな。でも、予想をはるかに越える環境適応力をみせている2人のことだから、むやみに優勝予想から除外するわけにもいかないやね。

さて、そんじゃぁいったい誰が勝つのか?


・・・分かんね。

いや、あくまで素人予想で自信が無いのは毎度のことだけど、なんせ前戦ドイツGPの結果をまだ知らないから、今回はホントにまったく予想ができない。

ロッシの手首はどの程度回復したの?
カピロッシ、メランドリも体調はもう万全に戻ったの?
ヘイデンはマシンのいいセッティングを見つけたの?
このあたり、全然分からんからなぁ。

今夜ようやくドイツGPの地上波放送があるから、それ見てから予想すっかなぁ・・・


ま、いいや、取りあえず予想しちまえ。

本命はやっぱりヘイデン。去年のあの走りを観たら、やっぱりヘイデン以外の名前を最初にあげるのは難しい。でも去年のような独走は無いだろうな。もしロッシの怪我が治ってたら、レース終盤まで2人がドックファイトを繰り広げる可能性は高い。

ロッシがまだ怪我で無理できないとしたら、替わってヘイデンに挑むのは誰だろう? やっぱりペドロサかな? あるいはマルコメか?
ペドロサは250ccクラス時代からMotoGP1年目の今季ここまで、ヘレス、ルマンといったタイトなコースが比較的得意なようだから、ラグナセカなんかは予想以上に適応できるかも知れない。でもマルコメは去年は1周目でリタイアしちゃったから、ラグナセカ攻略のコツをまだ掴んでないかも。

ブリヂストン勢は苦戦しそう。ブリヂストンって、持ってるデータが少ないコースはからっきしダメだからなぁ。ミシュランに比べると、ある程度あて推量でそこそこ対応しちゃうノウハウのような部分でまだまだ差が大きいものね。

一方で、去年ロッシを押さえて2位に入ったエドワーズは今年は苦戦するんじゃないかな?
去年は武器になった“秘密のライン”が今年はもう通用しないからね。ダッチTTは最高のパフォーマンスだったけど、今季はそのダッチTTと表彰台ゲットした中国GP以外は全然目立ってないからね。

ということで、本命ヘイデン、対抗ロッシ。ただしロッシがまだ手首治ってないようなら、ヘイデンとペドロサのレプソル軍団の1-2と予想。で、大穴は・・・・・ホプキンス!

さぁ~て、どうだろうね?

まずは今夜忘れずにドイツGP見ないと。
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by oretch | 2006-07-23 00:18 | MotoGP

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