2006年 09月 17日
【MotoGP】第14戦 オーストラリアGP プレビュー
久しぶりにプレビューをば。
でももう今ごろリアルでは決勝も終わってんだよね orz

■ フィリップアイランド概要

b0039141_23404032.jpgメルボルン近くのフィリップ湾に浮かぶフィリップ島にあるサーキット。海岸に面し、200km/hオーバーで疾走するGPマシンの上をカモメが舞うシーンが印象的な、GPカレンダー中屈指の高速サーキット。

正式名称は「Phillip Island Grand Prix Circuit」。開設は1956年と古いけど、WGP初開催は1989年。地元のヒーロー、W・ガードナーが、レイニー、サロン、マギーとの4台の大バトルを制して記念すべき母国オーストラリアでの初GPで初優勝を飾った。1991年から1996年にかけてオーストラリアGPは一時イースタンクリークに移っていたけど、1997年に復活して現在にいたる。
全長はカレンダー中10番目の4,445m。ホームストレートの長さはカレンダー中8番目の900m。このスペックだけ見るとごく普通のコースだけど、クリアスピードが200km/hを超えるコーナーが3つもあるのが特長。1ラップの平均速度は180km/h近くに達し、アッセンが改修された今、恐らくGPカレンダー中ナンバーワンの平均速度を誇る。

b0039141_2343255.gifコースレイアウトは、ストップ&ゴーが主流の近代GPサーキットの中では珍しく、高速コーナー主体のダイナミックでスムーズな構成のテクニカルなレイアウト。
ヘアピンが2つあり、これがコース全体に区切りをつけていて、2つ目のシケインから高速の最終コーナーを抜けて、ホームストレート、高速の1コーナー、中速の2コーナー、そして1つ目のシケインへと続く区間はとてもダイナミックな展開。とりわけ、トップスピードが330km/hに達する超高速最終コーナーから長さ900mのホームストレートに続くセクションは、スリップストリームを使ったスペクタクルなバトルが毎年のように展開される。
ただし、パワーがあれば速く走れるというわけでもない。連続する中高速コーナーをリズム良く流れるようにつなぐことがタイムアップにつながる。その証拠に、過去には日本メーカーに比べてパワーで劣るアプリーリアとプロトンが、J・マクウィリアムズのライディングでそれぞれ1回ずつポールポジションを獲得したことがある。
高速テクニカルなレイアウトのためにコース上には複数のラインがあり、勝負どころはほぼ全周に及ぶ。超高速から度胸で飛び込むターン1、超高速のターン3の先にあるヘアピンのターン4、急な下り勾配のブレーキングが難しいターン10など。
でも取り分けこのコースらしいパッシングポイントは、最終コーナーからフィニッシュラインまでの直線部分。最終コーナーは高速のためにコーナリング中からスリップストリームが効くし、コーナーを抜けてからフィニッシュラインまでが遠いおかげで、このポイントで過去数々のドラマが生まれて来た。
一番印象深いのはなんと言っても2000年の250ccクラス。我らが中野王子がフィニッシュライン直前でスリップストリームから抜け出たジャックにかわされ、僅か千分の14秒差でその年の王座を逃した。

フィリップアイランドは間違いなくGP中随一の見応えのあるサーキットだと思う。だからオレッチはGPカレンダー中、ここが一番好き。今年も好レースを期待してるで!

Photo 上;(C) motoplanet.com 下;(C) www.worldsbk.com

URL :  http://www.phillipislandcircuit.com.au
GoogleMaps : 38.503218,145.234709

b0039141_23515138.jpg

Photo (C) CRASHNET / Yahoo!UK&IRELAND





Previous Data

■ 2005 Resault

[ 1] 46 Valentino Rossi (ITA) / Yamaha / Gauloises  41'08.542
[ 2] 69 Nicky Hayden (USA) / Honda / Repsol  +1.007
[ 3]  7 Carlos Checa (ESP) / Ducati / Marlboro  +4.215
[ 4] 33 Marco Melandri (ITA) / Honda / Movistar  +4.232
[ 5] 15 Sete Gibernau (ESP) / Honda / Movistar  +14.088
[ 6]  5 Colin Edwards (USA) / Yamaha / Gauloises  +33.200
[ 7] 56 Shinya Nakano (JPN) / Kawasaki / Kawasaki  +45.055
[ 8]  6 Makoto Tamada (JPN) / Honda / Konic Minolta +45.103
[ 9] 24 Antonio Elias (ESP) / Yamaha / Fortuna  +45.104
[10] 21 John Hopkins (USA) / Suzuki / Suzuki  +50.260
[11] 17 Chris Vermeulen (AUS) / Honda / Camel  +50.697
[12] 11 Ruben Xaus (ESP) / Yamaha / Fortuna  +1'08.324
[13] 44 Roberto Rolfo (ITA) / Ducati / Pramac  +1'31.737
[14] 77 James Ellison (GBR) / Blata / WCM  +1Lap
[15] 27 Franco Battaini (ITA) / Blata / WCM  +1Lap

Pole Position : 69 Nicky Hayden (USA) / Honda / Repsol  1'29.337
Fastest Lap : 33 Marco Melandri (ITA) / Honda / Movistar  1'30.332

Event Best Maximum Speed : 7 Calros Checa / Ducati  333.4km/h

Race Leader Sequence :
 Lap 1 69 N.Hayden / Honda
 Lap 3 46 V.Rossi / Yamaha
 Lap16 69 N.Hayden / Honda
 Lap19 46 V.Rossi / Yamaha

PPのヘイデンとロッシがレースをリード。レース後半、後方から追い上げてきたメランドリとチェカがヘイデンに絡んでいる隙にロッシがスパート。一気にヘイデンとの間にギャップを築くことに成功。そのまま逃げ切ってシーズン11勝目を飾った。

昨年の記事;
【MotoGP】第15戦 オーストラリアGP 結果 (2006/10/18)
【MotoGP】第15戦 オーストラリアGP レビュー (2005/10/20)


■ 過去9年間のデータ

※ ★印はその年のチャンピオン

Winner
1997 Alex Criville (ESP) Honda
1998 Mick Doohan (AUS) Honda ★
1999 岡田 忠之 (JPN) Honda
2000 Max Biaggi (ITA) Yamaha
2001 Valentino Rossi (ITA) Honda ★
2002 Valentino Rossi (ITA) Honda ★
2003 Valentino Rossi (ITA) Honda ★
2004 Valentino Rossi (ITA) Yamaha ★
2005 Valentino Rossi (ITA) Yamaha ★

Pole Position
1997 Mick Doohan (AUS) Honda ★
1998 Mick Doohan (AUS) Honda ★
1999 Kenny Roberts (USA) Suzuki
2000 Jeremy McWilliams (GBR) Aprilia
2001 Max Biaggi (ITA) Yamaha
2002 Jeremy McWilliams (GBR) ProtonKR
2003 Valentino Rossi (ITA) Honda ★
2004 Sete Gibernau (ESP) Honda
2005 Nicky Hayden (USA) Honda

Fastest Lap
1997 Mick Doohan (AUS) Honda ★
1998 Simon Crafar (NZL) Yamaha
1999 Kenny Roberts (USA) Suzuki
2000 Max Biaggi (ITA) Yamaha
2001 Max Biaggi (ITA) Yamaha
2002 Valentino Rossi (ITA) Honda ★
2003 Valentino Rossi (ITA) Honda ★
2004 Loris Capirossi (ITA) Ducati
2005 Marco Melandri (ITA) Honda


■ 有力ライダー別過去5年間の成績

5 C.Edwards (USA) : NE - NE -16th - 4th - 6th  平均7.7点
6 M.Tamada (JPN) : NE - NE - 10th - 8th - 8th  平均7.3点
10 K.Roberts (USA) : NE - NE - 10th - 8th - 8th  平均7.3点
15 S.Gibernau (ESP) : 15th - 9th - 9th - NE - NS  平均5.0点
21 J.Hopkins (USA) : NE - NE - 12th - 15th - 10th  平均3.7点
24 T.Elias (ESP) : 3rd* - 5th** - 11th** - 5th** - 9th  平均10.0点
26 D.Pedrosa (ESP) : 7th* - 5th* - NE* - 4th** - 1st**  平均14.5点
27 C.Stoner (AUS) : 12th* - 10th** - NE* - 3rd* - NC**  平均6.5点
33 M.Melandri (ITA) : 5th** - 1st** - NC - NC - 4th  平均9.8点
46 V.Rossi (ITA) : 1st - 1st1st - 1st - 1st  平均25.0点
56 S.Nakano (JPN) : 7th - 13th - 7th - 12th - 7th  平均6.8点
65 L.Capirossi (ITA) : 3rd - NC - 2nd - 3rd - NS  平均13.0点
69 N.Hayden (USA) : NE - NE - 3rd - 6th - 2nd  平均15.3点

※ NE=Not Entry、NC=Not Classifyed、NS=Not Start
※ *=125cc、**=250ccクラス時代の成績
※ 平均得点は出走したレースのみ対象に計算

ロッシ5連勝中。以上。


■ データ分析と独断予想

分析も予想も何もあったもんじゃないね。
ロッシが2001年以来5連勝中。それが全てって感じ。
なので予想は優勝ロッシ。もう鉄板。

ただ、目下タイトルを争いヘイデンもカピロッシも侮れない。
ヘイデンは昨年、PPスタートからロッシと優勝争いしたし、カピは過去3度も表彰台に立っている。この2人がロッシに絡んでくることは十分に予想できる。
ペドロサは過去5年間のトータルではそれほど良いと言うわけではないけど、昨年優勝した時のレースぶりは見事だったし、なんと言っても超高速サーキットのフィリップアイランドはトップスピードに優れるペドロサにとっては有利だろうから、このスーパールーキーもトップグループに入ってくるに違いない。

っつーことで、タイトルを争う4人による、フィリップ・アイランド名物の四つ巴バトルの末にロッシが優勝、というのが一番堅いかなぁ?

あ、マルコメのこと忘れてた・・・
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by oretch | 2006-09-17 23:54 | MotoGP

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