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2006年 09月 24日
【MotoGP】第15戦 日本GP プレビュー
タイトル争いも佳境に入ってきたどー!
ヘイデンが突き放すか? ロッシが差をさらに詰めるか? あるいは逆転もある???

■ 茂木概要

【MotoGP】第15戦 日本GP プレビュー_b0039141_4563558.gif正式名称は「ツインリンクもてぎ」。1999年に日本GPとしてWGP初開催。翌年からは、鈴鹿で「日本GP」、茂木で「モテギパシフィックGP」が同時開催される形で定着する。しかし2003年のダイジローの事故の影響で鈴鹿はカレンダーから外されることになり、2004年以降は茂木で日本GPが開催されることになった。

全長は4,801m。最長ストレート区間は762m。どちらも年間カレンダー中では真ん中あたりで、言ってみれば現代の標準的な規格のサーキットの一つ。
コース序盤はフランスGPが開催されるルマンに似た、典型的なストップ&ゴーのレイアウト。右コーナー(第1、第2の複合)、左コーナー(第3、第4の複合)、更に右コーナー(第5)と、過激な加速と減速を繰り返す。中盤は高速右コーナー(130R)とS字からなるテクニカルなレイアウトに変わる。そして終盤は再びストップ&ゴー。短いストレートで結ばれた二つのヘアピン(V字、ヘアピン)を抜けると、コース中最長直線区間になるダウンヒル・ストレートがある。名前の通り、ストレートの終わりに近付くにつれて傾斜がキツクなる下り勾配のストレートで、ストレート・エンドにある右90度直角コーナーが、このコース最大の勝負ポイント。90度コーナーの先には、オランダGPが開催されるアッセンに似た、左、左、右(ビクトリーコーナー)と連続する最終セクションが待っている。

序盤と中盤ではコースの性格が変わるのでセッティングが難しいところだけど、全体的にストップ&ゴーのレイアウトなので、MotoGPに移行した2002年以降はピークパワーとトラクション特性に優れるホンダが好成績をあげている。

Course Map (C) JS-STYLE COMPANY

URL :  http://www.twinring.jp
GoogleMaps : 36.533060,140.228634

【MotoGP】第15戦 日本GP プレビュー_b0039141_514470.jpg

ヴィクトリー・コーナーを駆け抜けるMotoGPマシンたち(2005年)
Photo (C) CRASHNET / Yahoo!ITALIA





Previous Data

■ 2005 Resault

MotoGP Race Result : 24Laps

[ 1] 65 Loris Capirossi (ITA) / Ducati / Marlboro  43'30.499
[ 2]  3 Max Biaggi (ITA) / Honda / Repsol  +1.479
[ 3]  6 Makoto Tamada (JPN) / Honda / Konica Minolta +16.227
[ 4]  7 Carlos Checa (ESP) / Ducati / Marlboro  +22.148
[ 5] 21 John Hopkins (USA) / Suzuki / Suzuki  +33.212
[ 6]  5 Colin Edwards (USA) / Yamaha / Gauloises  +34.915
[ 7] 69 Nicky Hayden (USA) / Honda / Repsol  +45.894
[ 8] 10 Kenny Roberts (USA) / Suzuki / Suzuki  +56.498
[ 9] 24 Antonio Elias (ESP) / Yamaha / Fortuna  +1'12.037
[10] 11 Ruben Xaus (ESP) / Yamaha / Fortuna  +1'34.927
[11] 27 Franco Battaini (ITA) / Blata / WCM  +1Lap

Pole Position : 65 Loris Capirossi (ITA) / Ducati / Marlboro  1'46.363
Fastest Lap : 65 Loris Capirossi (ITA) / Ducati / Marlboro  1'47.968

Event Best Maximum Speed : 24 Antoni Elias / Yamaha  309.2km/h

Race Leader Sequence :
 Lap 1 33 M.Melandri / Honda
 Lap12 3 M.Biaggi / Honda
 Lap19 65 L.Capirossi / Ducati

序盤はマルコメがレースをリード。中盤にマルコメをパスしたカピロッシとビアッジが抜け出してトップ争い。出遅れたロッシは徐々に追い上げるがマルコメに追突して両者リタイア。最後はビアッジを振り切ったカピが優勝。

【MotoGP】第12戦 日本GP 結果
【MotoGP】第12戦 日本GP レビュー

■ 過去7年間のデータ

※ ★印はその年のチャンピオン

Winner
1999 Kenny Roberts (USA) Suzuki
2000 Kenny Roberts (USA) Suzuki ★
2001 Valentino Rossi (ITA) Honda ★
2002 Alex Barros (BRA) Honda
2003 Max Biaggi (ITA) Honda
2004 Makoto Tamada (JPN) Honda
2005 Loris Capirossi (ITA) Ducati

Pole Position
1999 Kenny Roberts (USA) Suzuki
2000 Max Biaggi (ITA) Yamaha
2001 Loris Capirossi (ITA) Honda
2002 Daijiro Kato (JPN) Honda
2003 Max Biaggi (ITA) Honda
2004 Makoto Tamada (JPN) Honda
2005 Loris Capirossi (ITA) Ducati

Fastest Lap
1999 Mick Doohan (AUS) Honda
2000 Valentino Rossi (ITA) Honda
2001 Valentino Rossi (ITA) Honda ★
2002 Alex Barros (BRA) Honda
2003 Valentino Rossi (ITA) Honda ★
2004 Makoto Tamada (JPN) Honda
2005 Loris Capirossi (ITA) Ducati


■ 有力ライダー別過去5年間の成績

5 C.Edwards (USA) : NE - NE -17th - NC - 6th  平均3.3点
6 M.Tamada (JPN) : NE - NE - WD - 1st - 3rd  平均13.7点
10 K.Roberts (USA) : 8th - 6th - 15th - NC - 8th  平均5.4点
15 S.Gibernau (ESP) : 9th - NC - 4th - 6th - NC  平均6.0点
21 J.Hopkins (USA) : NE - NE - NC - NC - 5th  平均3.7点
24 T.Elias (ESP) : NC* - 1st** - 1st** - 2nd** - 9th  平均15.4点
26 D.Pedrosa (ESP) : 3rd* - 1st* - 6th* - 1st** - 2nd**  平均19.2点
27 C.Stoner (AUS) : NE* - 17th** - 2nd* - NC* - 3rd**  平均9.0点
33 M.Melandri (ITA) : NC** - 2nd** - 5th – 5th - NC  平均8.4点
46 V.Rossi (ITA) : 1st - 2nd - 2nd - 2nd - NC  平均17.0点
56 S.Nakano (JPN) : 6th - 16th - 9th - 3rd - NC  平均6.6点
65 L.Capirossi (ITA) : 3rd - 3rd - 8th - NC - 1st  平均13.0点
69 N.Hayden (USA) : NE - NE - 3rd - NC - 7th  平均8.3点

※ NE=Not Entry、NC=Not Classifyed、NS=Not Start
※ *=125cc、**=250ccクラス時代の成績
※ 平均得点は出走したレースのみ対象に計算

ロッシがまだ1回しか勝ったことが無いなんて珍しい。平均点ではペドロサがトップ。エリアスも過去2勝。


■ データ分析と独断予想

過去3年間、ポール・シッターが続けて優勝していることは注目すべき点。2度あることが3度あるなら、3度あったことは4度ある可能性が高い。

となると、今日(すでに昨日か)の予選で2年連続PPをゲットしたカピロッシが本命か?
今季からタッグを組んでるブリヂストンも茂木のデータは豊富なだけに、こりゃどうも鉄板ぽいね。

タイトル争いの主役の2人はってーと、予選グリッドはロッシ2番手でヘイデンは7番手。
茂木は苦手だと公言しながら過去1勝を含む表彰台4回のロッシがフロントローで、ホンダの地元だけに必勝を期すと宣言しながら過去あまり成績が芳しくないヘイデンがサードローっちゅーことは、こりゃ明らかにロッシ優位だな。

125cc、250cc時代の成績で見ればペドロサも無視できない存在だな。
でもペドロサは予選9番手と少し出遅れちった。まさかの周回遅れに終わった前戦オーストラリアGPに続いて今回も低調に終わるようだと、いよいよタイトル争いからは脱落っちゅーことになるから少しは頑張ってもらいたいけど、でも9番グリッドは苦しいなぁ。

ペドロサと同ポイントで並ぶマルコメは過去の実績からするとあまり茂木は得意じゃなさそう。でもオーストラリアで勝って気分良く乗り込んでくるだろうから、なにかサプライズがあるかもしれない。

それと、忘れてならないのがジュニア。茂木では過去2勝していることに注目。このところマシンに引きずられる格好で低調な成績が続いていたけど、今季後半はKR211Vで大暴れ。コースとの相性、マシンのポテンシャルを考えると、上位入賞の可能性が結構高そうだ。

っつーことで、過去の実績とジンクスから優勝はカピ。
注目のタイトル争いは、まずロッシが無難に表彰台の一角をゲット。続いてヘイデンやマルコメとのバトルを制したジュニアが表彰台の残り1席をゲット。ジュニアに競り負けたマルコメ4位、ヘイデン5位。って感じで、サァどうだ?
by oretch | 2006-09-24 00:55 | MotoGP

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