2007年 11月 20日
【MotoGP】バレンシア合同テスト VIP試乗会編

まさに奇跡のツーショット!

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Photo © CRASHNET


ストーナーのデスモGP7を駆っている黒いヘルメットのライダーは皇帝ミハエル・シューマッハ。そして、その後方でリズラ・スズキのGSV-Rを駆るのは、かつて天才の名を欲しいままにした、元スズキの大エースのケビン・シュワンツだ。
シューマッハとシュワンツ。交わることなど無いと思っていた2つの巨星が、まさかこんなツーショットを見せてくれるとは・・・・・

こんな奇跡のようなツーショットが実現するのもオフ・シーズンならではの面白さ。合同テストで、メディア向けGPマシン試乗会やらなんやらで集まった著名人達をチェックしてみる。

まずは何と言っても、MotoGP試乗2回目になる7タイムズF1王者、皇帝シューマッハ。2年前にムジェロでデスモを試乗した時は、「素人にしてはうまいな」程度の走りを披露してくれた。果たして2年ぶりの試乗となった今回、なななんと!驚異のタイムアップを果たしていた!


Motorcyclenews : MotoGP: Michael Schumacher stuns in Ducati 800 MotoGP ride (2007/11/5)
F1通信 : ミハエル・シューマッハ、ドゥカティ800MotoGPで驚異の走り (2007/11/7)
フェラーリのF1伝説ドライバー、ミハエル・シューマッハは、5日ヴァレンシアでケイシー・ストーナー(22歳)のワールドチャンピオンシップ優勝マシン、ドゥカティで信じられないパフォーマンスを見せ、二輪も得意であることを証明した。

7度のF1ワールドチャンピオンであるシューマッハは、ストーナーのGP7の特別ゲストライダーとして最速ラップタイム1分37秒89を記録した。

このタイムは、ダニ・ペドロサが4日ヴァレンシアで優勝したときに記録した新しいラップタイム記録から5秒あまり遅いだけであった。30周のレースにおけるレプソル・ホンダのライダーであるペドロサの新記録は、1分32秒748だった。

5日彼は58周を走行し、このような素晴らしいペースを記録したことに驚いていた。
シューマッハは「ここでタイムを出すのは難しいよ。前回乗ったときはライダーたちより15秒程遅かった。だから10秒以内で走れば立派だと思っていた」と述べた。

自分が速かったことに驚いたのだろうか? 「さっきも言ったように、何も期待していなかった。前回よりも速く走りたかっただけで、それは達成できたね」

シューマッハは、MotoGPバイクに乗る感触は、F1マシンとも比べ物にならないと考えている。
「何かいい例えを見つけようとしたのだが、説明するのは難しい。このふたつ(F1とMotoGP)を比較することはできない。お互いに全く関係ないからね。基本的に、何をしなければならないかを理解して走るのでラインを見つけるときには役に立つが、細かい点では全然違う。このふたつを比較するのはふたつの違う世界を比較することだ。地球にいて、月に行くようななものだ」
(F1通信より抜粋引用)


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ぶっちゃけ、今テストで一番の注目の的。心なしか表情は緊張気味。
Photos © DPPI / www.Moto-Live.com


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そして走り始めたら、なんとビックリ! ウ マ イ !!
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トータル58周して叩きだしたタイムは、なんとコースレコードの5秒落ち!
Photos © DPPI / www.Moto-Live.com


「地球にいて月に行くようなものだ」っていう例えは意味が良く分からないけど、いやはや立派なんてもんじゃないよ。
驚いた!ペドロサがマークしたコースレコード・タイムの5秒落ちだって!!



驚いたのはオレッチだけじゃない。この人も驚いてる。

週間ノブ : 見所沢山。最終戦
特別枠として超VIPゲストが乗ったりするのもこの日の目玉。
今回はミハエル・シューマッハーがDucatiを本気でテスト
以前ムジェロで乗っていた記事を目にしたが
一般のライダーと大差ないライディングフォームで
まぁF1のチャンピオンでも仕方ないところか・・・・・

っと、思っていたら今回コースサイドで見たらちゃんと
乗っているではないですか!!!
ライディングフォームだけでなくタイムも7秒落ち
(普通だったら10秒落ちは当り前)
で周回を重ね、さすがと唸らせるあたりは
やはりシューマッハー

リンク先からはノブ兄自ら撮影した(?)動画が落とせるようになってるけど、これ見たら更に驚く。
ちゃんと腰落ちてるじゃん!スムーズにライン取りできてるじゃん!
シューすげぇ!ただのヘンなファッションのバイク好きなアゴ勇じゃねえ!!

今季はオフマンの代役でデイヴィスが走ったり、日本GPではイトシンがワイルドカードで出場したりしてたし、来季は是非、シューにもどこかでなんかのカタチで本戦に出場して欲しいな。
それまでにしっかり走り込んでおけば、結構イイ線いくんじゃない?

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GPライダーも感心する素晴らしいライディングを披露した皇帝。やはり稀代のレーサーだ。
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バレンシアでは、かつてのF1トップ・ドライバーがもう一人、最新MotoGPマシンを堪能した。
シューと比べると、こちらはちょっと練習不足だったみたいね。

autosports.com : Berger enjoys 'dream' MotoGP test (2007/11/7)
F1通信 : ゲルハルト・ベルガー、「夢」のMotoGPテストを楽しむ (2007/11/8)
ベルガーは、ドイツ誌の取材のため、5日ヴァレンシアのサーキットで、ホンダ、カワサキ、スズキに乗り、翌6日はドゥカティにまたがった。

トロ・ロッソのボスはドゥカティで1分48秒59の自己最速タイムを記録した。これは今週バイクをテストした7度のワールドチャンピオン、ミハエル・シューマッハから10秒以上遅いタイムである。

48歳のベルガーはテスト後 "Gazzetta dello Sport" に「最初の印象は、わたしはもう年を取りすぎたというものだったよ」と語った。「夢がかなった。子供の頃、父親と一緒にザルツブルグに行っては、ジャコモ・アゴスティーニを見るためにコーナーに陣取ったものだった。いつかあんなバイクに乗ることができたらなあと夢見ていたんだ。今回、それがかなった」

「次の瞬間には何が起こるかわからない発射体に座っているような印象だった」
(F1通信より抜粋引用)

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ベルガーももう48歳かぁ・・・。だいぶユルくなった身体に年齢を感じるねぇ。
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この写真を見ると、なかなかサマになってるじゃないですか。
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この人も2輪レースファンだったのね。タイヤの数は違えど同じモータースポーツ同士、やっぱりF1ファンのGPライダー、WGPファンのF1ドライバーっていうのは多いよね。
セナもWGPが好きだったし、マクラーレン時代は一緒にWGPの話で盛り上がったりしてたのかな?

ベルガーが子供の頃に通ったというザルツブルク・リンクは、1994年を最後にWGPカレンダーから外されたオーストリア西部の山間部にある超高速サーキットのことだ。オレッチも大好きなコースの一つだ。
そうか、ベルガーは子供の頃に、あそこでアゴスチーニのレースを観てたんだね。
ベルガーはドゥカの他に、ホンダRC212VやカワサキZX-RRも試乗したけど、子供の頃の夢がかなって良かったね。そして羨ましいよ。

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ハイ! 最後に2人で記念撮影。 ベルガー・・・・・
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F1からのゲストだけでなく、当然ながらWGPの名OB達も試乗会に参加している。
まずは冒頭の写真にもあった、1993年王者のケビン・シュワンツ。

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古巣スズキのGSV-Rに乗るシュワンツ。現在43歳。
Rizlaのカラーリングのマシンに載るシュワンツを見るのは21年ぶり。カッチョイイ。
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「34」の男が「46」のマシンに乗る。時代を超えた2人の天才のコラボって感じ。
ロッシにとってシュワンツは幼い頃のアイドルだった。どことなく似てるよね、やっぱし。
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シュワンツはGSV-R、YZR-M1のほかにZX-RRにも乗った。その時のタイムは1’40.12。シューマッハがデスモGP7で出したタイムの3秒落ちか・・・・

まぁでもね、シュワンツはきっと本気じゃなかったんだと思うよ、うん。シュワンツが本気を出したら、今でもレースでセカンド・グループぐらいで走れそうな気がするんだ。
根拠は無いけど。

続いて、シュワンツと共に6強時代の一角を担ったあの人も登場した。オレッチのかつてのアイドル、ワイン・ガードナーだ。
ガードナーがチャンピオンになったのは20年前の1987年。ストーナーがまだ2歳の時だ。

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ガードナーはベルガーと同じ48歳。歳取ったなぁ・・・・・。
多少まったりした感じはあるけど、それでもライディング・スタイルは往年の雰囲気そのままだね。
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後輩ストーナーのマシンに乗るガードナー。
ヘルメットのデザインがワークス参戦初期の頃のものに戻っててちょっとノスタルジック。
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ガードナーも上の2台に他にカワサキZX-RRをテスト・ライド。タイムは1’46.07、ストーナーの14秒落ち。
この20年に流れた時間の大きさが、この14秒という差に凝縮されてる気がするなぁ。

そして最後はこの人、エリアスの師匠を務める1999年チャンピオン、アレックス・クリビーレ。

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弟子のエリアスがドゥカに移籍したからね、師匠としてアドバイスするためにも、
一度しっかり自身もデスモに乗っておく必要があるわけですよ。
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来季はカワサキが力を伸ばしそうな気配なんでね、
この機会にしっかり敵の戦力分析もしておかないとね。
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クリビーレがこうやって最新マシンをテスト(試乗)してる姿って初めて見る気がするな。
クリビーレのラップタイムは公表されてないようだけど、多分、ゲスト・ライダー達の中では一番いいタイムだしてたんじゃないかな? まだ37歳だし。


今回、上でチェックした往年の名ライダー、F1ドライバー達のほかにも、何人ものジャーナリストや著名スポーツ選手なんかが最新MotoGPマシンの味見をしたとのこと。
ホント羨ましいねぇ。

ヤフオクかなんかで、「最新MotoGPを試乗できる権利」なんて商品が出品されないかな?
50万円くらいまでならマジで出してもいいや。


ま、そんな額じゃ落札できないだろうけどね('A` )


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Photo © DPPI / www.moto-live.com

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by oretch | 2007-11-20 22:32 | MotoGP

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