2007年 12月 04日
【MotoGP】ヘレス合同テスト@2007.11
年内最後の合同テストが、11月27日~29日の3日間の日程でヘレスで開催された。

怪我で休んでいたロッシがいよいよテストに登場し、
セパンをスキップしたペドロサも復帰する。
そしてストーナーは新型GP8を引っさげて現れた。

各ライダー、各チームの今年の締めくくりはいかに?

Motogp.com : ヘレス合同テスト (2007/11/27)
Motogp.com : D.ペドロサ:「バイクは速く、扱いやすい」 (2007/11/28)
Motogp.com : C.ストーナー:「シェイクダウンはポジティブだ」 (2007/11/28)
Motogp.com : V.ロッシ、ブリヂストンに好印象 (2007/11/28)
Motogp.com : C.ストーナー、左肩を負傷 (2007/11/28)
Motogp.com : ヘレス合同テスト2日目 (2007/11/28)
Motogp.com : C.ストーナー、治療のために帰国へ (2007/11/29)
Motogp.com : ヘレス合同テスト最終日 (2007/11/30)


IntelliMark : ヘレス冬季テスト初日、ロッシはブリヂストンに好感触 (2007/11/29)
IntelliMark : ヘレス冬季テスト、年内最後のトップタイムはペドロサ (2007/12/01)

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ヘレス合同テストの最大の話題はロッシのBS初ライド
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ドゥカも新型GP8を持ち込んできた。が、新王者ストーナーに思わずぬアクシデント。
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■ Time Classification

Corse Record : V.Ross (ITA) Yamaha; YZR-M1; MI  1’40.595 @ 2005
Lap Record : L.Capirossi (ITA) Ducati; GP6; BS  1’39.064 @ 2006

※2007 Spanish GP (800cc)
Lap Record V.Ross (ITA) Yamaha; YZR-M1; MI  1’40.905 @ 2007
Pole Position : D.Pedrosa (ESP) Honda; RC212V; MI  1’39.402 @ 2007

☆=移籍組
★=ステップアップ組
* =新型車またはハイブリッド車

<Day 1>
Pos. Rider(Nat.); Team; Bike; Tire; Time
----------------------------------------------------
[ 1] C.Stoner (AUS) Ducati Marlboro; GP8*; BS  1’40.221 (35)
[ 2] D.Pedrosa (ESP); Repsol Honda; RC212V*; MI  1’40.355 (60)
[ 3] V.Rossi (ITA) Fiat Yamaha; YZR-M1; BS  1’40.514 (56)
[ 4] C.Edwards (USA) Tech3 Yamaha; YZR-M1; MI  1’40.790 (47)
[ 5] N.Hayden (USA); Repsol Honda; RC212V*; MI  1’40.923 (63)
[ 6] A.De Angelis (RSM); Gresini Honda; RC212V; BS  1’41.111 (58) ★
[ 7] J.Lorenzo (ESP) Fiat Yamaha; YZR-M1; MI  1’41.230 (90) ★
[ 8] S.Nakano (JPN); Gresini Honda; RC212V; BS  1’41.277 (65) ☆
[ 9] R.De Puniet (FRA) LCR Honda; RC212V; MI  1’41.313 (79) ☆
[10] J.Hopkins (USA) Kawasaki RT; ZX-RR*; BS  1’41.414 (49) ☆
[11] J.Toseland (GBR) Tech3 Yamaha; YZR-M1; MI  1’41.776 (69) ★
[12] M.Melandri (ITA) Ducati Marlboro; GP8*; BS  1’41.889 (62) ☆
[13] A.Dovizioso (ITA) Scot Honda; RC212V; MI  1’42.003 (60) ★
[14] N.Canepa (ITA) Ducati Corse; GP7; BS  1’42.666 (67)
[15] T.Okada (JPN) Honda HRC; RC212V*; MI  1’43.051 (42)
[16] A.West (AUS) Kawasaki RT; ZX-RR*; BS  1’43.576 (73)
[17] S.Itho (JPN) Ducati Corse; GP7; BS  1’44.530 (56)
[18] V.Guareschi (ITA) Ducati Corse; GP7; BS  1’44.588 (42)

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ヘレスにはロッシとペドロサも参加。主役が揃った。
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<Day 2>
Pos. Rider(Nat.); Team; Bike; Tire; Time
----------------------------------------------------
[ 1] D.Pedrosa (ESP); Repsol Honda; RC212V*; MI  1’39.993 (53)
[ 2] V.Rossi (ITA) Fiat Yamaha; YZR-M1*; BS  1’40.134 (67)
[ 3] S.Nakano (JPN); Gresini Honda; RC212V; BS  1’40.251 (71) ☆
[ 4] A.De Angelis (RSM); Gresini Honda; RC212V; BS  1’40.332 (53) ★
[ 5] A.Dovizioso (ITA) Scot Honda; RC212V; MI  1’40.650 (69) ★
[ 6] N.Hayden (USA); Repsol Honda; RC212V*; MI  1’40.692 (78)
[ 7] R.De Puniet (FRA) LCR Honda; RC212V; MI  1’40.820 (77) ☆
[ 8] C.Stoner (AUS) Ducati Marlboro; GP8*; BS  1’40.833 (32)
[ 9] C.Edwards (USA) Tech3 Yamaha; YZR-M1; MI  1’40.838 (53)
[10] J.Lorenzo (ESP) Fiat Yamaha; YZR-M1; MI  1’40.883 (57) ★
[11] J.Hopkins (USA) Kawasaki RT; ZX-RR*; BS  1’40.939 (65) ☆
[12] J.Toseland (GBR) Tech3 Yamaha; YZR-M1; MI  1’41.278 (58) ★
[13] M.Melandri (ITA) Ducati Marlboro; GP8*; BS  1’41.424 (82) ☆
[14] A.West (AUS) Kawasaki RT; ZX-RR*; BS  1’41.729 (53)
[15] N.Canepa (ITA) Ducati Corse; GP7; BS  1’42.188 (37)
[16] T.Okada (JPN) Honda HRC; RC212V*; MI  1’43.143 (38)
[17] V.Guareschi (ITA) Ducati Corse; GP7; BS  1’43.399 (37)
[18] S.Itho (JPN) Ducati Corse; GP7; BS  1’43.863 (64)

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各社とも新型プロトを投入。今年ドゥカに完敗した日本メーカーの巻き返しが楽しみ。
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<Day 3>
Pos. Rider(Nat.); Team; Bike; Tire; Time
----------------------------------------------------
[ 1] D.Pedrosa (ESP); Repsol Honda; RC212V; MI  1’38.562 (72)
[ 2] N.Hayden (USA); Repsol Honda; RC212V; MI  1’38.848 (82)
[ 3] J.Lorenzo (ESP) Fiat Yamaha; YZR-M1; MI  1’39.464 (89) ★
[ 4] A.Dovizioso (ITA) Scot Honda; RC212V; MI  1’39.747 (59) ★
[ 5] S.Nakano (JPN); Gresini Honda; RC212V; BS  1’40.121 (68) ☆
[ 6] C.Edwards (USA) Tech3 Yamaha; YZR-M1; MI  1’40.184 (50)
[ 7] A.De Angelis (RSM); Gresini Honda; RC212V; BS  1’40.185 (58) ★
[ 8] J.Toseland (GBR) Tech3 Yamaha; YZR-M1; MI  1’40.213 (63) ★
[ 9] R.De Puniet (FRA) LCR Honda; RC212V; MI  1’40.398 (62) ☆
[10] J.Hopkins (USA) Kawasaki RT; ZX-RR*; BS  1’40.984 (38) ☆
[11] V.Rossi (ITA) Fiat Yamaha; YZR-M1*; BS  1’41.538 (40)
[12] M.Melandri (ITA) Ducati Marlboro; GP8*; BS  1’41.619 (81) ☆
[13] T.Okada (JPN) Honda HRC; RC212V*; MI  1’41.715 (50)
[14] N.Canepa (ITA) Ducati Corse; GP7; BS  1’41.793 (53)
[15] A.West (AUS) Kawasaki RT; ZX-RR*; BS  1’42.343 (64)
[16] V.Guareschi (ITA) Ducati Corse; GP7; BS  1’42.850 (48)
[17] S.Itho (JPN) Ducati Corse; GP7; BS  1’43.001 (71)

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なかなか思い通りにはいかんものだの~
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<3 Days Total>
Pos. Rider(Nat.); Team; Bike; Tire; Time
----------------------------------------------------
[ 1] D.Pedrosa (ESP); Repsol Honda; RC212V; MI  1’38.562 (185)
[ 2] N.Hayden (USA); Repsol Honda; RC212V; MI  1’38.848 (223)
[ 3] J.Lorenzo (ESP) Fiat Yamaha; YZR-M1; MI  1’39.464 (236) ★
[ 4] A.Dovizioso (ITA) Scot Honda; RC212V; MI  1’39.747 (188) ★
[ 5] S.Nakano (JPN); Gresini Honda; RC212V; BS  1’40.121 (204) ☆
[ 6] V.Rossi (ITA) Fiat Yamaha; YZR-M1; BS  1’40.134 (163)
[ 7] C.Edwards (USA) Tech3 Yamaha; YZR-M1; MI  1’40.184 (150)
[ 8] A.De Angelis (RSM); Gresini Honda; RC212V; BS  1’40.185 (169) ★
[ 9] J.Toseland (GBR) Tech3 Yamaha; YZR-M1; MI  1’40.213 (190) ★
[10] C.Stoner (AUS) Marlboro Ducati; GP8*; BS  1’40.221 (67)
[11] R.De Puniet (FRA) LCR Honda; RC212V; MI  1’40.398 (218) ☆
[12] J.Hopkins (USA) Kawasaki RT; ZX-RR*; BS  1’40.939 (152) ☆
[13] M.Melandri (ITA) Marlboro Ducati; GP8*; BS  1’41.424 (225) ☆
[14] T.Okada (JPN) Honda HRC; RC212V*; MI  1’41.715 (130)
[15] A.West (AUS) Kawasaki RT; ZX-RR*; BS  1’41.729 (190)
[16] N.Canepa (ITA) Ducati Corse; GP7; BS  1’41.793 (157)
[17] V.Guareschi (ITA) Ducati Corse; GP7; BS  1’42.850 (127)
[18] S.Itho (JPN) Ducati Corse; GP7; BS  1’43.001 (191)

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以下、各ライダーを3日間全体のタイム順にチェックしてみる。



 
 
トップタイムをマークしたのは一番気合が入ってたっぽいペドロサ。
セパンをスキップして、新型マシンが用意されるヘレスで満を持して登場。新型プロトとミシュランを中心としたテスト・プラグラムを消化。最終日に、4月のスペインGP開催時に自ら出したPPタイムを1秒近く短縮する好タイムをマークして存在感を見せつけた。
新型プロトタイプの感想他コメントは以下の通り。
「初テストで見つかった問題が解決されたか確認した。エンジンブレーキとパワーデリバリーといったエンジンの電気系は改善され、バイクはすごく扱いやすくなり、速くなった」
「僕に合うようにセッティングの仕事を続けないといけないけど、車体の感触はすごくいい。」
(motogp.comより抜粋引用)

「まだ自分たちの目標に到達するにはいくらか道のりが残っていますし、今後も多くの作業が必要になると思いますが、今の兆候は悪くありませんし、かなり励みになるものです。2008年シーズンが始まるまでにまだ時間は十分にありますし、さらなる改善に向けては多くの方向性があるので、これから時間をうまく使っていきたいですね」
(IntelliMarkより抜粋引用)

インテリマークの「ですます調」の翻訳ってなんか違和感あるんだよなぁ・・・・
それはさて置いて、ミシュランが用意した新タイヤもまずまずの感触だったらしく、事実、今テストではタイム上位4位までミシュランが独占した。これには若様もずいぶんとご満足されたご様子ですな。

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ベストタイム:1’38.562(1位) 周回数: 185(10位)
Photo © motogranprix.it


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来季もまたミシュラン使うことになって少しモチベーション下降気味だったダニだけど、
テストではマシンもタイヤも思いのほか好感触だったみたいでちょっとご機嫌戻ったみたいね
Photo © motogp.com



セカンド・ベストは今オフのテストで好調のヘイデン。
ペドロサから暗に今季ホンダ勢不振の戦犯扱いされたヘイデン。まぁそれも仕方ないわな。1年前のこの時期、ホンダの中で一番発言権持ってたのは間違いなくヘイデンだし、それでいて今季は1勝もできないばかりかランク8位なんていう前年チャンピオンとしてはあるまじき成績に終わったんだから。
その罪滅ぼしのつもりか知らんけど、今オフでは精力的にテストに励んで、ここヘレスでもペドロサに次いで、従来のコースレコードを破る2番手タイムをマークした。しかも、ペドロサが予選用タイヤでタイムを出したのに対してヘイデンは決勝用タイヤ。これはかなり自信になってるみたい。
「ミシュランはかなり使える情報を収集できたと思いますよ。この3日間を通して他にも何本かいいタイヤが見つかっているので、今後に向けて期待は持てますね」
「新しいエンジンにはまだいくつか課題が残っていますが、ホンダはエンジン開発についての方向性をつかんでいるので、特に心配はしていません。それに新しいマシンのシャシーはすごくいいですからね。」
「今年がひどい1年だったのは間違いありませんが、人生を通してひどいという訳ではありませんので、来シーズンも全力で挑みますよ。」
(IntelliMarkより抜粋引用)

人生とか話が大きくなってるけど、要は気を取り直して頑張ってますと。まぁそれはいいんだけど、ヘイデンの言う「開発の方向性」っていうのがなんだか怪しくて心配。

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ベストタイム: 1’38.848(2位) 周回数: 223周(3位)
ヘイデンって真っすぐで真面目でイイ奴だと思う。ちょっとオツムが足りないだけだよ。
Photo © motogranprix.it



そして3番手タイムを出したのは・・・・・・・、お~っと、ロレンツォじゃん!
バレンシアとセパンでは、あまりパッとしないタイムしか出なくて「おいおい大丈夫かよ?」って心配してたけど、今回は得意のヘレスで遂にズバっとタイムを出してきたな。2年連続250cc王者の実力をいよいよ発揮し始めたのか?
それにしても、一体何があったんだ?
「ラップタイムがどんどん速くなってきていますが、これは正しい方向性がつかめている証拠だと思います。ミシュランが新しいタイヤを提供してくれたおかげでリアのトラクションも良くなりましたから、とても満足です」
「レース・シミュレーションでここまで速く走れるとは思っていませんでしたし、予想をはるかに上回る結果でした。この3日間を終えて言えるのは、今回がすごくいいテストだったという事です。当然ですが全体の感触はこの前のセパンと比べてかなり良くなりました」
(IntelliMarkより抜粋引用)

ようやく身体がMotoGPマシンに馴染んできたみたいね。ミシュランがいいタイヤを用意してきてるのも好循環に繋がってるのかな?
こうなってくると今後のテストが楽しみだ。

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ベストタイム: 1’39.464(3位) 周回数: 236周(1位)
Photo © Yamaha Factory Racing Team


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ようやくタイムも上向きだして表情も明るくなってきた。
250cc時代みたいに生意気言い出すのも時間の問題だな。
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そして4番手には同じく250ccからのステップアップ組のドビツィーゾが続いた。
こちらも当初はMotoGPマシンに戸惑い気味だったけど、だんだんと乗り方を身体が覚え出したみたいね。やっぱり、それなりに苦労を経験するとサバイバル適正が上がるのかね。
「レースタイヤでタイムを1秒近く縮める事ができています。セッティングの鍵となる部分をいくつか変更した事でバイクの感触もすごく良くなりました。」
「今回のテストには本当に満足できました。なぜなら、このサーキットはあまり好きではありませんし、特にテストをするのが苦手な場所だったからです。この結果はいい兆候だと思いますし、バイクの改善が進んだので安心して冬休みに入る事ができそうです」
(IntelliMarkより抜粋引用)


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ベストタイム: 1’39.747(4位) 周回数: 188周(9位)
ところでゼッケンナンバーは何番にするかもう決まったの?
ヘルメットにまだ大きく「34」って書いてるけど、それダメだから。何度も言うけど。
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5番手は我らが中野王子。
乗るたびに自信を深めているらしく、大変結構なことでございます。今テスト中BS勢のトップタイムをマーク。やっぱりカワサキ時代から慣れ親しんできたBSタイヤの方がしっくり来るんだろうね。
「この3日間のテストにはすごく満足できました。作業は順調でしたし、ガレージ内の和んだ雰囲気の中でチーム全員の意欲も非常に高かったです」
「レースシミュレーションのペースが改善されたのが今日は嬉しかったです。ブリヂストンユーザーの中では一番タイムも良かったですしね」
「これで長いシーズンが終わりましたので、明日は日本に向けて飛び立ち、休みを家族と一緒にリラックスして過ごしたいと思います」
(IntelliMarkより抜粋引用)

ところで、タマヤンのWSBK転向が確定したことで、来季の日の丸ライダーは王子ただ一人になる。最高峰クラスの日本人レギュラーがたった一人なのは13年ぶり。6年前の最盛期には6人もいたのに、寂しい限りだ。
日本の期待を一身に背負って頑張れ王子!

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ベストタイム: 1’40.121(5位) 周回数: 204周(5位)
どうしていつまでも「N」付けて走ってんだろう? もしかして、心機一転して番号変える気かな?
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そして6番手には本テストの主役、ロッシ。
ケガの方がまだ完治していなかったということで、ちょいセーブ気味だったためかこのポジション。とは言え、BS初ライドとなった初日からスペインGPでの自身の最速ラップを上回るタイムを出したんだから、なかなか良い滑り出しと言えるんだろう。
「タイヤについての最初の感想ですが、とても良好ですよ。それに今日はタイムの面とバイクの感触の面の両方から見てもすごくいい1日だったと思います」
「特にブレーキングの時にまだ手が少し痛みますが、それでもペースは全然悪くありませんでした。今の体調は90%くらいの状態と言えそうです」
「自分がした(タイヤの)選択にはとても満足できていますし、この取り組みへの意欲はものすごく高いですよ。」
(IntelliMarkより抜粋引用)

念願のBSが手に入ってヤル気マンマンってところみたいね。BSが持ち込んだタイヤが少し柔らか過ぎたみたいで、もう少し硬めが良かったらしいけど、それでも満足のいくペースで走れたらしく、2日目にはBSタイヤに合わせたマシンのセッティング出しにも取り組んだ。タイムも更にアップして、ペドロサに次ぐ2番手につけた。
生憎、最終日にはケガの痛みが再燃してテストを中止したけど、3日間を通してBSとのマッチングが思いのほか良好だったみたいで一安心。そうでないと、来季ストーナーとの勝負なんて覚束ないもんね。
「骨折した部分はまだ痛みます。おまけに1ヶ月近くバイクに乗っていないし、その間トレーニングもできませんでしたから、今日は手が疲れてしまったんでしょうね。」
「今日は残念でしたが、いずれにしてもテストメニューを終える事はできましたし、ブリヂストンとの最初のテストはとても良好だったと思います。もちろん新しいタイヤに合わせてバイクには全般的に多くの作業が今後も必要ですが、この2日間の好感触を最終日にも改めて再認識する事ができていますし、今は今後の改善に向けて作業の方向性もしっかりつかめています」
「この場を借りて、チームの全てのメンバーに感謝の気持ちを伝えたいと思います。自分のメカニックやヤマハのスタッフ全員の、今年1年間を通しての大変な努力に感謝します。今以上はあり得なくても、これまでと同様の高い意欲を持って2008年の初めにまた再開できると思います。全ての方々に感謝しています!」
(IntelliMarkより抜粋引用)

最終戦のバレンシアGP終了直後はなんだかヤマハを脅すようなこと言ってたのに、この変わりようったら・・・・。
よく言えば早い立ち直り、悪く言えば掌返し。まぁ、それだけ今年はマシンやタイヤに対してストレス溜まってたんだろうな。
とにかく、一日も早く怪我を完治させるのが先決だね >ろっしふみ

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ベストタイム: 1’40.134(6位) 周回数: 163周(12位)
Photo © Yamaha Factory Racing Team


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今オフ合同テスト初登場のロッシ。まだ完治してない手がちょっと痛々しい。
Photo © Yamaha Factory Racing Team


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YZR-M1に装着されたBSタイヤ。遂にロッシが日本製タイヤを履く日が来た・・・。
ところで、BSのステッカーが貼られてないみたいだけど、何か深い意味があるのかな?
Photo © Yamaha Factory Racing Team


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BSエンジニアと打ち合わせるロッシ。なんか新鮮。
あ、そういえば、去年F1フェラーリのテストでBSは体験済みだったね。
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7番手はロッシの元同僚、エドワーズ。
ロッシがBSに転向したことで、ヤマハ陣営でのミシュランのメイン・テスターはエドワーズになったのかな? ミシュランのエンジニアと話し込んでるエドワーズの写真が目立ってたし。
こちらもスペインGP時の自身の最速ラップを1秒以上短縮。ミシュランの新タイヤは、なかなか優れものらしい。ロッシもちょっぴり後悔してるかも?

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ベストタイム: 1’40.184(7位) 周回数: 150周(15位)
なんでいつまでもFIATカラーで走ってんだろう?
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8番手はデ・アンジェリス。
250ccからのステップアップ三羽烏では最下位だけど、他の2人が良すぎるんだよな。まだテスト3回めでこのポジション、このタイムは十分立派だと思う。
最高峰クラスでは久しぶりのサンマリノ出身者なんだからガンバレ。

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ベストタイム: 1’40.185(8位) 周回数: 169周(11位)
250cc時代は「3」付けてたけど、MotoGPではどうする気? 「3」は、アノ人の印象強いからねぇ。
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9番手はトスランド。
バレンシアとセパンでのテストではほぼ最下位にいたことを考えると、この位置はなかなかいい感じ。MotoGPマシンにようやく慣れてきたのかな?

ベストタイム: 1’40.213(9位) 周回数: 190周(7位)
おっと、トスランドの写真ないや!



そして10番手にストーナー。
前回登場したバレンシア合同テストに続いて、今回も初日に新型GP8プロトでいきなりトップタイムをマーク。午後に転倒して味噌つけちゃったものの、新王者の貫禄を見せつけた。
「GP8の初日はかなりの好感触でしたね。シーズン中に乗ってきたマシンの感触にものすごく近いので、バイクにはすぐに慣れる事ができました」
「3月にここのレースで走った時よりも今日はすごく速く走れました。レースの時はこのサーキットにマシンを合わせるのに少し苦労していたので、この進歩はかなり大きい出来事だと思います。それにすごくいいベース・セッティングも見つかったので、これは他のサーキットでも役立つ筈ですよ」
「今日の良くなかった唯一の点は午後の転倒です。まあ、こういう出来事はいつでも起こり得る事ですし、怪我はなかったので、全て順調だと言えると思います」
(IntelliMarkより抜粋引用)

GP7でさえ無敵に近かったのに新型で更にパワーアップされたらタマランなぁ。

・・・・・なんて思ってたら、ここでストーナーに思わぬアクシデント。初日に続いて2日目にも再び転倒し、左肩の靱帯を損傷。急遽3日目のテストをキャンセルして、治療のため帰国してしまった。
まさに“好事魔多し”。MotoGPクラスにステップアップした2年前には右肩の手術を受けてたし、余計な爆弾を抱えることにならなければいいんだけどね。

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ベストタイム: 1’40.221(10位) 周回数: 67周(18位)
初日から好調だったはずの新王者に思わぬ落とし穴。
2日目に転倒を喫した第3コーナーと言えば、99年に同郷のアノ人がキャリアを終えた場所。
不吉だ・・・・
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11番手は今オフ・テストで好調のド・プニエ。
ん?好調なのに11番手。なんか勢い落ちてきたな。2回も転倒しながら奮闘したものの、どうもマシンの調子が上がらないらしい。バレンシアではあれだけ楽しそうだったのね。
マシンが身体に馴染むようになってきて、07年型RC212Vの持つリアのトラクション不足の問題が顕在化してきたんだろう。
この問題は根が深いぞ。めげずにガンバレ。

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ベストタイム: 1’40.398(11位) 周回数: 218周(4位)
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12番手はカワサキに移籍したホッパー。
今回のテストではタイムは意識せずに新型マシンのパッケージ全体の評価に集中したということで、このポジション。それでも春先のスペインGP決勝レース中の自己ベストタイムに1/1000秒差のタイムをマークしたんだから、相変わらず好調なんだろう。

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ベストタイム: 1’40.939(12位) 周回数: 152周(14位)
この冬、ついにアシュリーちゃんとゴールインするホッパー。
本当はそっちの方が気になっててテストどころじゃないじゃねーの?
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そういえばカワサキの2人の名前を足すと
レクター教授でお馴染みアンソニー・ホプキンスだね。
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13番手は相変わらずマシンの乗り換えに梃子摺ってるマルコメ。
ロレンツォに次ぐ2番目の周回数を重ねながらも上向く気配がない。なんかもう、どうにもならんみたいね。
「今日も休む時間を惜しむ事なく、みんなですごく遅い時間まで一生懸命に頑張りました」
「ただ、今のところまだ自分に最適と言えるライディング・ポジションが見つかっていませんので、バイクの性能を最大限に使い切れるほど楽な乗り方はできていません」
「セッティングには多くの変更を施しましたが、コーナーの進入でバイクの挙動が良くなると代わりに脱出時の挙動が悪化したり、その逆もまた同じです。タイヤのテストをあまり多くできていないのはそれが理由ですし、やっても正しい情報を返す事ができなかったんです」
(IntelliMarkより抜粋引用)

ライディング・ポジションが見つからないっていうあたり、かなり深刻そうな雰囲気。
まぁまだ来季開幕まで時間はたっぷりあるさ。焦らず、一つ一つ問題を潰していこう。

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ベストタイム: 1’41.424(13位) 周回数: 225周(2位)
遅い時間まで黙々と走り込んでる姿が目に浮かぶ。マルコメがんばれ。
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14番手はホンダの走る鬼コーチ、タディー岡田。
引退して数年経つタディが自チームのエース達から3秒落ちのタイム。
本当はもっと速く走れるけどね。どこぞの皇帝様のように現役ドライバーを上回るタイムを出しちゃうような無粋な真似はしないだけですよ。

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ベストタイム: 1’41.715(14位) 周回数: 130周(16位)
今度、ノブ兄やイトシンみたいにワイルドカードで出場とかしてみて欲しいな。
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15番手はゴーゴーウェスト。
ウェストにとって冬季のMotoGPマシンテストって初体験だったんだよね。ヘレスをMotoGPマシンで走るのも初めて。たくさんのテスト・プログラムを抱えていることを考えると、まぁこのポジションでもしょうがないか。
逆にこの冬しっかり走りこめば、来季は今年以上の活躍が期待できるってもんだね。

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ベストタイム: 1’41.729(15位) 周回数: 190周(7位)
他メーカーに比べてテスターの少ないカワサキは、データ録りのために
レギュラーの2人が頑張って距離を稼がないといけないから大変だよね。
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16番手以下はドゥカティ・テストチームの3人。
我らがイトシンは最下位っていうのがちょっと悲しい・・・・。
まぁ、テストだからね。

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N・カネパ ベストタイム: 1’41.793(16位) 周回数: 157周(13位)
V・グアレスキ ベストタイム: 1’42.850(17位) 周回数: 127周(17位)
伊藤真一 ベストタイム: 1’43.001(18位) 周回数: 191周(6位)
ドゥカはテスト・チームの3人も手伝ってホンダに次ぐ周回数を稼いだ。
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フィリップアイランドで単独テストを実施していたスズキも含めて、これで年内のテストは全て終了。今週から6週間のテスト禁止期間に入って、次にMotoGPマシンが走り出すのは年明け1月22日のマレーシア、セパン合同テストになる。
なんか寂しいねぇ。毎年のことだけども。


ライダーをはじめとするGP関係者の皆さん、今年も1年、素晴らしいスペクタクルを我々ファンに楽しませてくださいまして本当にありがとうございました。テスト期間中はしっかり骨休めをされて、1年間溜まった疲れを十分洗い落としてください。
そしてまた来年、さらに素晴らしいレースを私たちに観せてくださいませ。

ご苦労様でした。

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あ~あ、今年も終わっちゃったよ。
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ところで、チーム・ロバーツはどした?
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by oretch | 2007-12-04 01:44 | MotoGP

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