2007年 08月 31日
【F1】第12戦 トルコGP 結果&レビュー

再び(三度?)四つ巴の闘いに! (なんか作為を感じるけど・・・・)

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最近、蚊帳の外だったマッサが今回は気張りました!
フェラーリが今季2回目の1-2フィニッシュ!
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ハミルトンはタイヤがバーストしてまさかの5位。
ヨーロッパGP以降、どうやらハミルトンの歯車が狂い出したようだ。
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Grand Prix of Turkey
@ Istanbul, 26 August, 2007


<strong>■ Final Classification : 58Laps / Dry

[Pos.] # Driver (Nat.);     Const. Chassy; Tyre Time/Gap (Grid)
-------------------------------------------------------------
[ 1]  5 Felipe MASSA (BRA); Ferrari F2007; BS      1:26’42.161 ( 1)
[ 2]  6 Kimi RAIKKONEN (FIN); Ferrari F2007; BS      +2.275 ( 3)
[ 3]  1 Fernando ALONSO (ESP); McLaren MP4-22; BS   +26.181 ( 4)
[ 4]  9 Nick HEIDFELD (GER); BMW Sauber F1.07; BS   +39.674 ( 6)
[ 5]  2 Lewis HAMILTON (GBR); McLaren MP4-22; BS   +45.085 ( 2)
[ 6]  4 Heikki KOVALAINEN (FIN); Renault R27; BS    +46.169 ( 7)
[ 7] 16 Nico ROSBERG (GER); Williams FW29; BS       +55.778 ( 8)
[ 8] 10 Robert KUBICA (POL); BMW Sauber F1.07; BS    +56.707 ( 5)
[18] 22 Takuma SATO (JPN); Aguri SA07; BS           +1 Lap (17)
[20] 21 Sakon YAMAMOTO (JPN); Spyker F8-VII; BS     +2 Laps (20)

Race Leader

 Lap 1: 5 F.MASSA ; Ferrari
 Lap20: 2 L.HAMILTON ; McLaren
 Lap21: 4 H.KOVALAINEN ; Renault
 Lap22: 5 F.MASSA ; Ferrari
 Lap43: 1 F.ALONSO ; McLaren
 
 55 Laps - 5 F.MASSA ; Ferrari
 1 Lap - 2 L.HAMILTON ; McLaren
 1 Lap - 4 H.KOVALAINEN ; Renault
 1 Lap - 1 F.ALONSO ; McLaren

Pole Position

 5 Felipe MASSA (BRA); Ferrari F2007; BS  1'27.329

Fastest Lap

 6 Kimi RAIKKONEN (FIN); Ferrari F2007; BS  1'27.295 @ Lap 57

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アロンソも3位表彰台でハミルトンに先着。
タイトルを争う4者のポイント差がグっと詰まってきた。
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■ Race Digest

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シリーズを順調にリードしていたはずのマクラーレンにチーム内抗争が勃発。
遅れを取っていたフェラーリが、この巻き返しのチャンスをものにできるか?
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予選。プラクティスから絶好調だったハミルトンを抑えてPPをゲットしたのはマッサ。この2人が1列目に並ぶのはフランスGP以来4戦ぶり。2列目、3番グリッドにはライコネン。アロンソは最後の最後にアタックしたけどタイムが伸びず4番手。
以上、結局いつもの通りフェラーリとマクラーレンでトップ4を独占。

そして決勝。PPのマッサが無難なスタートで順当にホールショットをゲット。ライコネンは抜群のスタート・ダッシュでハミルトンをかわし、2番目に1コーナーに飛び込んだ。一方アロンソはスタートに失敗。BMW勢に抜かれて6番手に後退。2列目スタートの2人は明暗が分かれた。

早くも1-2体制になったフェラーリの2台はハイペースでグングンと飛ばし、徐々に3番手ハミルトンとの差を開いていく。どうやら夏休みの間に、再びフェラーリはマクラーレンと伍して戦えるスピードを取り戻したようだ。

ハミルトンはレース序盤こそ意地でフェラーリを追いかけたものの、1回目のピットストップを終え第2スティントに入ると、相変わらずハイペースで逃げるフェラーリに最早ついていけず徐々に後退。勝負はフェラーリのチームメイト同士の一騎打ちとなった。

ライコネンはマッサの2秒前後後方をキープ。終盤、ジリジリと離され始めたかと思ったら、突如ファステストを叩き出す不可解な行動に出たりしてマッサを揺さぶるものの、今日のマッサはほぼパーフェクト・ドライビング。最後までライコネンに付け入る隙を見せずに、スペインGP以来8戦ぶりとなる今季3回目のポール・トゥ・フィニッシュを決めた。
ライコネンは2戦連続2位フィニッシュで、フェラーリはフランスGP以来となる1-2フィニッシュを達成。

一方ライバルのマクラーレン勢は、レース終盤にハミルトンがタイヤ・バーストを起こして5番手に後退。徐々に追い上げてきていたアロンソが、その間隙を縫って3位に浮上。2台はそのままの順位でフィニッシュした。

ポイント首位のハミルトンにライバル3台が先着したことで、タイトル争いは再びタイトな状況に逆戻り。とくにフェラーリ勢の巻き返しは、シーズン終盤をさらに面白くしてくれそうだぜ!

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ライコネンが好スタートを切ってフェラーリが1-2。
後退したマクラーレン・デュオが追いかける展開になった。
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夏休みを挟んで再び速さを取り戻したフェラーリがグイグイ後続を引き離す。
このレースもらったぜ!
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ハミルトンは序盤こそ食い下がったもの、中盤以降は完全に離されて単独走行。
終盤にはタイヤがバーストして5位に後退。シーズン前半の勢いはどこにいった?
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スタートで出遅れたアロンソは粘りの走りで徐々にポジション回復。
地味なレースになったものの、3位表彰台を確保してハミルトンとの点差を縮めることはできた。
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トップのフェラーリ2台は終盤になってもテール・トゥ・ノーズのチーム内バトル。
ライコはファステストを出しながら追いかけるものの、今日のマッサは完璧だった。
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このコンビで初の1-2フィニッシュを決めた跳馬チーム。
ハミルトンの失速で、逆転チャンピオンの芽もまた少し大きくなってきた。
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■ Point Standings

Driver

[ 1]  2 Lewis HAMILTON (GBR); McLaren 84pts.
[ 2]  1 Fernando ALONSO (ESP); McLaren 79pts. (-5)
[ 3]  5 Felipe MASSA (BRA); Ferrari 69pts. (-15)
[ 4]  6 Kimi RAIKKONEN (FIN); Ferrari 68pts. (-16)
[ 5]  9 Nick HEIDFELD (GER); BMW Sauber 47pts. (-37)
[ 6] 10 Robert KUBICA (POL); BMW Sauber 29pts.
[ 7]  4 Heikki KOVALAINEN (FIN); Renault 19pts.
[ 8]  3 Giancarlo FISICHELLA (ITA); Renault 17pts.
[ 9] 17 Alexander WURZ (AUT); Williams 13pts.
[10] 16 Nico ROSBERG (GER); Williams 9pts.
[15] 22 Takuma SATO (JPN); Aguri 4pts.

Constructor

[ 1] McLaren ; Vodafone McLaren Mercedes  148pts. *
[ 2] Ferrari ; Scuderia Ferrari Marlboro  137pts. (-11)
[ 3] BMW Sauber ; BMW Sauber F1 Team  77pts. (-71)
[ 4] Renault ; ING Renault F1 Team  36pts.
[ 5] Williams ; AT&T Williams F1 Team  22pts.
[ 6] Red Bull ; Red Bull Racing  16pts.
[ 7] Toyota ; Panasonc Toyota Racing  12pts.
[ 8] Super Aguri ; Super Aguri F1 Team  4pts.
[ 9] Honda ; Honda Racing F1 Team  1pt.

* ハンガリーGPのポイント剥奪処分について控訴中のためマクラーレンのポイントは暫定。

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一時はハミルトンの独走かと思われたチャンピオンシップも、また面白くなってきた。
残り5戦、チャンスはまだ十分ある。シーズン終盤のフェラーリの巻き返しに期待。
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ハンガリーでの騒動でチーム内が分裂状態になったマクラーレン。
デニスも、もはやチームを制御できず。老いたな・・・・・
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■ Statistics and Notes

ポールポジション(PP)記録
  • F.Massaが今季トップの5回目、トルコGPでは2年連続2回目となる、通算8回目のPPを獲得。J.Surtees(’64)、R.Patreseと並ぶ歴代29位タイに。同28位のJ.Rindt(’70)が持つ記録「10」まであと「2」。
  • Ferrariが今季トップの7回目、トルコGPでは2年連続2回目となる、通算193回目のPPを獲得。歴代1位の最多記録を更新し、同2位のMcLarenが持つ記録「130」との差を「63」に拡大。

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今季単独トップとなる5回目のPPをゲットしたマッサ。
速さはある。あとはレースを上手くまとめる安定感と冷静さだね。
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優勝記録
  • F.Massaが今季トップ・タイの3回目、トルコGPでは2年連続2回目となる、通算5回目の優勝。G.Farina(’50)、K.Rosberg(’82)、M.Alboreto、J.Watson、C.Regazzoniと並ぶ歴代40位タイに。同33位タイのJ.Surtees、J.Rindt、T.Brooks、J.Laffite、G.Villeneuve、R.Patrese、R.Schumacherが持つ記録「6」まであと「1」。
  • F.Massaが今季トップ・タイの3回目、トルコGPでは2年連続2回目となる、通算5回目のポール・トゥ・ウィン(以下、P2W)。J.Villeneuve(’97)、G.Berger、R.Barrichelloと並ぶ歴代18位タイに。同17位のJ.Brabham('59、’60、’66)が持つ記録「6」まであと「1」。
  • Ferrariが今季トップ・タイの6回目、トルコGPでは2年連続2回目となる、通算198回目の優勝。歴代1位の最多記録を更新し、同2位のMcLarenが持つ記録「154」との差を「44」に拡大。

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乗れてる時は手がつけられない速さを発揮するところは、いかにもラテン・レーサー。
最近はアレコレ言う様にもなったし、第2のモン吉誕生か?
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表彰台記録
  • F.Massaが今季7回目、トルコGPでは2年連続2回目となる、通算14回目の表彰台獲得。R.Gintherと並ぶ歴代54位タイに。同51位タイのF.Gonzalez、T.Boutsen、J.Buttonが持つ記録「15」まであと「1」。
  • K.Raikkonenが今季7回目、トルコGPでは2年ぶり2回目となる、通算43回目の表彰台獲得。J.Stewart('69、'71、’73)と並ぶ歴代13位タイに。同11位タイのF.Alonso('05、’06)、C.Reutemannが持つ記録「45」まであと「2」。
  • F.Alonsoが今季8回目、トルコGPでは3年連続3回目となる、通算45回目の表彰台獲得。C.Reutemannと並ぶ歴代11位タイに。同10位のG.Bergerが持つ記録「48」まであと「3」。
  • Ferrariが昨季フランスGP以来4戦ぶり今季2回目、トルコGPでは自身初となる、通算74回目の1-2フィニッシュ。歴代1位の最多記録を更新し、同2位のMcLarenが持つ最多記録「43」との差を「31」に拡大。

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夏休み前後で戦力差が逆転。やっと跳馬の反攻が始まった。
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なんだかんだで、いつもちゃんと上位でフィニッシュするところは流石チャンピオン。
たとえチームとの間に摩擦があっても、眉毛は神経がズ太そうだから大丈夫。たぶん。
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ファステストラップ(FL)記録
  • K.Raikkonenが2戦連続、今季トップ・タイの5回目、トルコGPでは自身初となる、通算24回目のFLを記録。現役最多記録を更新し、N.Lauda('75、'77、’84)と並ぶ歴代6位タイに。同5位のM.Hakkinen('98、’99)が持つ記録「25」まであと「1」。
    無冠ドライバーの歴代1位記録も更新中(涙)。
  • Ferrariが6戦連続となる今季トップ9回目、トルコGPでは2年連続2回目となる、通算204回目のFLを記録。歴代1位の最多記録を更新し、同2位のMcLarenが持つ記録「132」との差を「72」に拡大。

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レース終盤に叩き出したファステスト。あれは意地の一発だったんだろうな。
レースに負けてもスピードでは負けてねぇ、っていう。なんかライコネンらしい。
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チャンピオンシップ
  • ドライバーズ・ポイント・ランキング首位のL.Hamiltonと同6位のR.Kubicaのポイント差が、今季残り5戦で逆転不可能な50点以上に拡大。タイトル争いは同5位のN.Heidfeldまでの5人に絞られた。ま、Heidfeldはオマケみたいなものですが。
  • コンストラクターズ・ポイント・ランキング首位のMcLarenと同4位のRenaultのポイント差が、今季残り5戦で逆転不可能な90点以上に拡大。タイトル争いは同3位のBMW Sauberまでの3チームに絞られた。ま、BMW Sauberに戴冠の見込みはまずないですが。
  • 上記の通り、Renaultは今季タイトル獲得が不可能に。Ferrari、McLaren、Williamsに続く史上4チーム目の3連覇達成は成らず。
    Notes
    • 12戦を終了し、タイトルを争う4人のドライバーが3勝ずつで並んだ。もちろんこれは史上初の出来事。12戦終了時点で2勝が4人、1勝が4人だった1982年に次ぐ混戦っぷり。
    • F.Massaが全58周中55周でリードして今季のリードラップ合計を252周とし、L.Hamilton(242周)を抜いて今季トップに。

    ※記録は全て色んな資料をもとにOretchが集計したものなので正確性を必ずしも保証するものでは無いっす。
    ※記録は全て1950年代のアメリカGP(インディ500)のものを含む。
    ※各コンストラクターの記録は買収された前身時代を含まない。
    ※ドライバー名の後ろの( )内はチャンピオン獲得年。


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    にん!
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by oretch | 2007-08-31 06:50 | F1

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