2007年 09月 30日
【F1】第13戦 イタリアGP 結果

フェラーリの聖地でマクラーレンが1-2フィニッシュの圧勝! ティフォシ涙目・・・・・

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フェラーリの地元モンツァでまさかのマクレーン1-2フィニッシュ。
スッタモンダしながらもチャンピオンシップをリードするマクラレーン・デュオの強さが際立った。
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アロンソがハミルトンを最後まで抑えて、今季トップとなる4勝目をマーク。
シーズンも終盤に入ってきて、いよいよチャンピオンとルーキーの地力の差が出てきたのか?
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Grand Prix of Italy
Round13 @ Monza, 9 September, 2007


<strong>■ Final Classification : 53Laps / Dry

[Pos.] # Driver (Nat.);     Const. Chassy; Tyre Time/Gap (Grid)
-------------------------------------------------------------
[ 1]  1 Fernando ALONSO (ESP); McLaren MP4-22; BS  1:18’37.806 ( 1)
[ 2]  2 Lewis HAMILTON (GBR); McLaren MP4-22; BS     +6.062 ( 2)
[ 3]  6 Kimi RAIKKONEN (FIN); Ferrari F2007; BS       +27.325 ( 5)
[ 4]  9 Nick HEIDFELD (GER); BMW Sauber F1.07; BS    +56.562 ( 4)
[ 5] 10 Robert KUBICA (POL); BMW Sauber F1.07; BS    +1’00.558 ( 6)
[ 6] 16 Nico ROSBERG (GER); Williams FW29; BS       +1’05.810 ( 8)
[ 7]  4 Heikki KOVALAINEN (FIN); Renault R27; BS     +1’06.751 ( 7)
[ 8]  7 Jenson BUTTON (GBR); Honda RA107; BS       +1’12.168 (10)
[16] 22 Takuma SATO (JPN); Aguri SA07; BS            +1 Lap (17)
[20] 21 Sakon YAMAMOTO (JPN); Spyker F8-VII; BS      +2 Laps (22)
[NC]  5 Felipe MASSA (BRA); Ferrari F2007; BS        +43 Laps( 3)

Race Leader

 Lap 1: 1 F.ALONSO ; McLaren
 Lap21: 6 K.RAIKKONEN ; Ferrari
 Lap26: 1 F.ALONSO ; McLaren
 
 48 Laps - 1 F.ALONSO ; McLaren
 5 Lap - 6 K.RAIKKONEN ; Ferrari

Pole Position

 1 Fernando ALONSO (ESP); McLaren MP4-22; BS  1'21.997

Fastest Lap

 1 Fernando ALONSO (ESP); McLaren MP4-22; BS  1'22.871 @ Lap 15

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敗れたとは言えライコネンも首の痛みを堪えながら3位表彰台をゲット。
面目を保って、なんとかティフォシの怒りも鎮まった?
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■ Race Digest

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スパイ事件を揶揄する横断幕でマクラーレンにプレッシャーをかけるティフォシ。
でも、その目論見はマクレーレンに見事に返り討ちにされちゃった。
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ある意味で面白いレースだったけど、レース内容自体は実に退屈なレースだった。

戦前の予想では、高速サーキットのモンツァでは地元フェラーリ有利との下馬評。でも蓋を開けてみたら、予選から決勝までマクラーレンがフェラーリを圧倒した。

まず予選。PPを獲ったのはアロンソ。2番グリッドはハミルトン。マクラーレンがフロントローを独占。一方フェラーリはマッサが3番グリッド、土曜のフリー走行でクラッシュして首を痛めたライコネンは5番グリッドからのスタートになった。

明けて決勝。好スタートを切ったのはアロンソ。長い直線で巧みに後続の鼻っ面を抑えて1コーナーに真っ先に飛び込んだ。2番グリッドのハミルトンはマッサと接触するアクシデント。幸い2人ともポジションはキープしたものの、いきなり先頭のアロンソとの間にギャップが開いてしまった。
3列目スタートだったライコネンはポジションを2つ上げて4番手に。これでトップのアロンソ、2位ハミルトン、3位マッサ、そして4位ライコネンと、マクラーレンとフェラーリがキレイに上位に並んだ。

2周目、デビクルが破片を撒き散らしながらクラッシュ。セーフティ・カーがコースインした。そしてレースが再開された直後の9周目、なんとマッサが最初のピットイン。2ストップ作戦としても明らかにタイミングが早い。なんかあったか?
マッサはすぐにコースに戻るが、案の定、翌周再びピットインしてそのままリタイア。リアサスのトラブルだった。フェラーリの1台が序盤で早くも姿を消してティフォシ涙目。

レースはその後、アロンソがハミルトンと1-2体制を作ってリード。ライコネンとのギャップを徐々に広げて、その差は遂に10秒を越えた。十分なマージンができたところで、まず19周目にハミルトンが、続いて21周目にアロンソがピットイン。順調に最初のピット作業を消化するマクラーレン2台。
その間にライコネンがトップに浮上した。

ライコネンのピットインのタイミングが注目されたが、ピットレーンに飛び込んだのはレース折り返しの26周目。どうやら1ストップ作戦らしい。マクラーレン2台はコースに戻ったライコネンの前に再び出たが、もう一度ピットインしなければいけないため、必死にライコネンとのギャップを拡げようと猛プッシュする。
ライコネンも負けてない。首の痛みを堪えてマクラーレン2台を必死に追走し、41周目にハミルトンがピットインすると、遂にその前に出ることに成功する。

でもやっぱり今日はマクラーレン勢の方が速かった。43周目、ハミルトンが1コーナーでライコネンをオーバーテイク!2位の座を奪い返す。ティフォシ今日2回目の涙目。

その後は順位に変動無く、スタートから余裕でトップを守り続けたアロンソがファースト・チェッカー。今季単独トップとなる4勝目をマークした。ハミルトンは2位に入って、ポイント差の短縮を最小限に抑えた。
ライコネンは結局3位でフィニッシュ。表彰台を獲得して面目は保ったものの、ポイント首位ハミルトンとの差は更に拡大し、いよいよ苦しい状況になってきた。マッサにいたってはリタイアしたことで、タイトル争いはほぼ絶望的に。

フェラーリにとって年に1度のお祭りレースであるはずのホームGPは、アウェイであるマクラーレンの圧勝に終わった。


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アロンソが好スタート。ハミルトンは若干遅れてマッサが前に出た。
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インを刺したマッサにアウトからハミルトンが強引に被せて接触。
ともに引くことを知らない性格であることが改めて証明された。
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直後の2周目に、DCがクラッシュしてセイフティ・カー導入。
マクラーレンの出鼻を挫く格好になってティフォシ歓喜。
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レースが再開されると、マクラーレンが1-2体制でグングン後続を引き離し独走状態に。
フェラーリ2台は遥か後方。ティフォシ早くも涙目。
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3番手でマクラーレンを追っていたマッサがマシントラブルでリタイア。
ホームレースでまたも信頼性の問題を露呈し、駆けつけていたモンテゼモロも苦い顔。
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1ストップ作戦のライコネンは、レース終盤に一旦はハミルトンの前に出た。
が、今日はやっぱりマクラーレンの日。その後抜き返されてティフォシまた涙目。
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後方でのハミとライコの攻防には我関せず、
終始レースをリードしたアロンソが敵地で独走のファーストチェッカー。ティフォシ号泣。
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■ Point Standings

Driver

[ 1]  2 Lewis HAMILTON (GBR); McLaren 92pts.
[ 2]  1 Fernando ALONSO (ESP); McLaren 89pts. (-3)
[ 3]  6 Kimi RAIKKONEN (FIN); Ferrari 74pts. (-18)
[ 4]  5 Felipe MASSA (BRA); Ferrari 69pts. (-23)
[ 5]  9 Nick HEIDFELD (GER); BMW Sauber 52pts. (-40)
[ 6] 10 Robert KUBICA (POL); BMW Sauber 33pts.
[ 7]  4 Heikki KOVALAINEN (FIN); Renault 21pts.
[ 8]  3 Giancarlo FISICHELLA (ITA); Renault 17pts.
[ 9] 17 Alexander WURZ (AUT); Williams 13pts.
[10] 16 Nico ROSBERG (GER); Williams 12pts.
[15] 22 Takuma SATO (JPN); Aguri 4pts.
[NC] 24 Sakon YAMAMOTO (JPN); Spyker 0pt.

Constructor

[ 1] McLaren ; Vodafone McLaren Mercedes  166pts. *
[ 2] Ferrari ; Scuderia Ferrari Marlboro  143pts. (-23)
[ 3] BMW Sauber ; BMW Sauber F1 Team  86pts.
[ 4] Renault ; ING Renault F1 Team  38pts.
[ 5] Williams ; AT&T Williams F1 Team  25pts.
[ 6] Red Bull ; Red Bull Racing  16pts.
[ 7] Toyota ; Panasonc Toyota Racing  12pts.
[ 8] Super Aguri ; Super Aguri F1 Team  4pts.
[ 9] Honda ; Honda Racing F1 Team  2pt.

* ハンガリーGPのポイント剥奪処分について控訴中のためマクラーレンのポイントは暫定。

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今季トップとなる4勝目をマークして、首位ハミルトンとの差を3点差にまで縮めた。
史上3人目の3連覇の可能性が、いよいよ大きくなってきた。
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ライコは予選でクラッシュ、マッサは決勝でマシントラブル・リタイア。
こんな足踏みしてる場合じゃないだろうに。
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■ Statistics and Notes

ポールポジション(PP)記録
  • F.Alonsoが今季2回目、イタリアGPでは自身初となる、通算17回目のPPを獲得。J.Steward(’69、'71、’73)と並ぶ歴代13位タイに。同11位タイのM.Andretti(’78)、R.Arnouxが持つ記録「18」まであと「1」。
  • McLarenが今季6回目、イタリアGPでは3年連続6回目となる、通算131回目のPPを獲得。現在、歴代2位。同1位のFerrariが持つ最多記録「193」まであと「62」。

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「ティフォシの前で勝てたら最高」とか言ってて予選でクラッシュしたライコンネン。
エヴィスを腰で履くその姿は、そこら辺で見かけるニイちゃん達と変わりません。
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優勝記録
  • F.Alonsoが今季トップの4回目、イタリアGPでは自身初となる、通算19回目の優勝。現在、歴代12位。同11位のM.Hakkinen('98、’99)が持つ記録「20」まであと「1」。
  • F.Alonsoが今季3回目、イタリアGPでは自身初となる、通算11回目のポール・トゥ・ウィン。同数で並んでいたM.Hakkinenを抜いて、歴代単独7位に。同5位タイのJ-M.Fangio('51、’54~’57)、J.Clark('63、’65)が持つ記録「15」まであと「4」。
  • McLarenが今季トップの7回目、イタリアGPでは2年ぶり9回目となる、通算155回目の優勝。現在、歴代2位。同1位のFerrariが持つ最多記録「198」まであと「43」。

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1-2フィニッシュでガッチリ握手。たとえ反目し合っていてもガッチリ握手。
ここら辺はお互いプロですな。
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表彰台記録
  • F.Alonsoが今季9回目、イタリアGPでは2年ぶり2回目となる、通算46回目の表彰台獲得。同数で並んでいたC.Reutemannを抜いて、歴代単独11位に。同10位のG.Bergerが持つ記録「48」まであと「2」。
  • L.Hamiltonが今季トップ、通算11回目の表彰台獲得。P.Tambay、C.Amonと並ぶ歴代61位タイに。同60位のマクラーレンの大先輩、S.Johanssonが持つ記録「12」まであと「1」。
  • K.Raikkonenが今季8回目、イタリアGPでは2年連続2回目となる、通算44回目の表彰台獲得。同数で並んでいたJ.Stewartを抜いて、歴代単独13位に。同12位のC.Reutemannが持つ記録「45」まであと「1」。
  • McLarenが今季トップの4回目、イタリアGPでは自身初となる、通算44回目の1-2フィニッシュ。現在、歴代2位。同1位のFerrariが持つ最多記録「74」まであと「30」。

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突如彗星の如く現われたハミルトンという新たな脅威に対抗する眉毛と氷男。
百戦練磨の2人が、シーズン終盤になってようやく本来の凄みを増してきた感じ?
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ファステストラップ(FL)記録
  • F.Alonsoが今季3回目、イタリアGPでは自身初となる、通算11回目のFLを記録。J.Surtees(’64)と並ぶ歴代25位タイに。同22位のA.Ascari('52、’53)、J.Brabham('59、’60、’66)、R.Arnouxが持つ記録「12」まであと「1」。
  • F.Alonsoが今季2回目、イタリアGPでは自身初となる、通算3回目のハットトリック(PP、優勝、FLを同時に記録)を達成。J.Brabham、J.Surtess、N.Lauda('75、'77、’84)、N.Piquet(’81、’83、’87)と並ぶ歴代13位タイに。同10位のJ.Stewart、J.Ickx、S.Mossが持つ記録「4」まであと「1」。
  • McLarenが今季4回目、イタリアGPでは3年連続10回目となる、通算133回目のFLを記録。同1位のFerrariが持つ最多記録「204」まであと「71」。

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スパイ疑惑の火の粉が身に降りかかってきても何食わぬ顔でハットトリック。
さすがV2王者。神経の図太さが違うぜ。
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チャンピオンシップ
  • タイトル争いの一角、F.Massaがリタイアに終わり、ドライバーズ・ポイント・ランキング首位のL.Hamiltonとの差が「23」に拡大。Massaは、次戦でHamiltonが2位以上なら、自身の順位に関係なく逆転タイトルの可能性消滅。次戦は正念場。
  • コンストラクターズ・ポイント・ランキング首位のMcLarenと同3位のBMWのポイント差が、今季残り4戦で逆転不可能な72点以上に拡大。タイトル争いは、いよいよ数字上でもMcLarenとFerrariの2チームに絞り込まれた。

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イタリアGP決勝の4日後にスパイ疑惑に関する公聴会が開催される。
その結果次第では、今季のチャンピオンシップはどんでもないことになりそう・・・・
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Notes
  • イタリアGPでのスペイン人ドライバーのPP、優勝、ポール・トゥ・ウィン、ファステスト、ハットトリックは全て史上初。
  • イタリアGPでのMcLarenの1-2フィニッシュは史上初。ただし、エンジンを提供しているMercedesは、コンストラクターとしてエントリーしていた1955年にも1-2フィニッシュしているので、今回が2回目。
  • McLarenが1-2フィニッシュを年間4回以上記録するのは2000年以来7年ぶり。昨季からのV字回復ぶりの象徴のようなレースになった。

※記録は全て色んな資料をもとにOretchが集計したものなので正確性を必ずしも保証するものでは無いっす。
※記録は全て1950年代のアメリカGP(インディ500)のものを含む。
※各コンストラクターの記録は買収された前身時代を含まない。
※ドライバー名の後ろの( )内はチャンピオン獲得年。


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(ライコネンのヤロー、また負けやがって・・・)
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「自分が疫病神だってことまだ気付いていないの?キャハハハハ」
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「えー、それでは1曲」
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by oretch | 2007-09-30 00:47 | F1

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