2008年 01月 21日
【F1】2008年スタート ヘレス合同テスト

約1ヶ月間のテスト禁止期間が明けて、早くも今年最初の合同テストがヘレスで開催された。

本合同テストには、フェラーリ、マクラーレン、ルノー、トヨタ、ウィリアムズ、レッドブル、トロロッソ、そしてフォースインディアの8チームが参加。そのうち、すでにシェイクダウンを終えたフェラーリ、マクラーレンに加えて、トヨタやレッドブルの4チームが新車を持ち込んできた。

ドライバー面では、結局古巣ルノー復帰で落ち着いたアロンソが今オフ初のテスト参加。アロンソと入れ替わりでマクラーレンに移ったコバライネンも今回が初ドライブだ。

まだまだ今年のシーズンの行方を占うには早すぎるけど、開発の進捗具合ぐらいは分かるかな?


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テスト禁止期間が明けて、今年もまた始まったぜ。
Photo © WRI2 / www.F1-Live.com


Jerez January Testing
@ Jerez, Spain, 2008.01.14~16


★=移籍
☆=新人(新レギュラー契約ドライバー。スポット参戦経験済み含む。)
※=テストorゲスト・ドライバー
太字=2008年新車

[順位] ドライバー(国) チーム シャシー  タイム(周回数) 計測日
---------------------------------------------------------
[ 1]  5 F.Alonso (ESP) Renault R27  1’19.503 (119) Day2
[ 2]  - P.De La Rosa (ESP) McLaren MP4-23  1’19.650 (165) Day2 ※
[ 3]  1 K.Raikkonen (FIN) Ferrari F2008  1’19.708 (237) Day2
[ 4]  7 N.Rosberg (GER) Williams FW29  1’19.756 (128) Day2
[ 5]  2 F.Massa (BRA) Ferrari F2008  1’19.772 (212) Day2
[ 6] 23 H.Kovalainen (FIN) McLaren MP4-23  1’19.780 (257) Day2 ★
[ 7] 12 T.Glock (GER) Toyota TF108  1’19.799 (261) Day3 ☆
[ 8] 22 L.Hamilton (GBR) McLaren MP4-23  1’20.099 (73) Day3
[ 9] 14 S.Vettel (GER) Toro Rosso STR2  1’20.305 (176) Day2
[10] 15 S.Bourdais (FRA) Toro Rosso STR2  1’20.346 (174) Day2 ☆
[11] 10 M.Webber (AUS) Red Bull RB3  1’20.392 (133) Day2
[12]  8 K.Nakajima (JPN) Williams FW29  1’20.526 (165) Day2 ☆
[13] - K.Kobayashi (JPN) Toyota TF108  1’20.577 (110) Day3 ※
[14] 20 G.Fisichella (ITA) Force India F8-VII  1’20.764 (76) Day2 ★
[15] 11 J.Trulli (ITA) Toyota TF108  1’21.314 (84) Day1
[16]  6 N.A Piquet (BRA) Renault R27  1’21.696 (41) Day1 ☆
[17] 21 A.Sutil (GER) Force India F8-VII  1’21.705 (71) Day3
[18]  9 D.Coulthard (GBR) Red Bull RB4  1’21.746 (103) Day1
[19]  - V.Liuzzi (ITA) Force India F8-VII  1’23.035 (44) Day1 ※
[20]  - N.Hulkenberg (GER) Williams FW29  1’24.023 (65) ※
[21]  - J.Rossiter (GBR) Super Aguri SA07  1’34.862 (10) Day1 ※

2007 December Testing Best Lap
 S.Vettel (GER) Toro Rosso STR2  1’18.213 @ 2007/12/07

2007 January Testing Best Lap
 J.Trulli (ITA) Toyota TF107  1’18.589 @2007/03/08

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Photo © xpb.cc / Motorsport.com





以下、ドライバー別にテスト結果をチェックしてみよう。

まずトップバッターは、なんと言っても今オフのテスト初参加ながら、いきなり3日間通しのトップタイムをマークしたアロンソ。
久しぶりに乗るルノーのマシン。しかも失敗作と言われる旧型R27。そのうえ、TRCがカットされたマシンがこれが初体験。なのにフェラーリ、マクラーレンの2強を抑えて3日間通しでのトップタイムをマークってんだからサスガV2王者ってなもんだ。

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古巣ルノーに復帰して、今オフ初めてテストに参加した眉毛。
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autosport.com : Q & A with Fernando Alonso (2008/01/15)
F1通信 : フェルナンド・アロンソ Q&A (2008/01/16)
Q:チームに再び合流したときはどんな感じでしたか?
フェルナンド・アロンソ:好感触といい思い出があり、かなり楽観的だった。新しいカラーリング、新シーズンのために自分でデザインした新しいヘルメット...足りないのは新マシンだけだよ!

Q:2007年はチームメイトの関係についていろいろ書かれました。ネルシーニョと仕事をした第一印象はどうですか? 2008年の関係はどうなると思いますか?
フェルナンド・アロンソ:去年も言ったように、あまりに多くの間違ったことが報道された。でも新聞を売るためには仕方がないとわかっているよ。ネルシーニョのことはまだよく知らない。でも、F1を楽しみたがっている普通のナイスガイに見えるよ。

Q:R28はどうですか? 新マシンに対する期待は?
フェルナンド・アロンソ:R28のパフォーマンスに期待できるデータの一部を見たけど、現時点ではそれだけだ。新マシンを発表するときはいつでも高い期待があるし、1年間の作業をつぎ込んだマシンに多くの望みをかけるものだ。でもいつものように、マシンが初めて走るまではわからない。

Q:初日はいかがでしたか? マシンの印象は?
フェルナンド・アロンソ:F1マシンを最後にドライブしてからかなり経つので、最初は少しためらっていた。とはいえ、チームと仕事を始めるのは待ちきれなかったね。もちろん、トラクション・コントロールなしで初めて走ったのだが、終盤に向けて徐々にリスクを冒すようになった。全体的に、初日の仕事はとてもポジティブだった。

Q:ドライバー補助がないマシンのドライブに対する第一印象は? ドライバーにとって何が違うのでしょうか?
フェルナンド・アロンソ:マシンは根本的には違わない。ドライバーが自分の限界を知り、ドライビング・スタイルを順応させるのが重要だ。シーズン初めにはそれが必要だが、2~3戦走れば、ドライバー補助があった頃の走りをすっかり忘れてしまうだろう。規約が新しくなっても同じように仕事をするし、それに適応するのはドライバー次第だと思う。
(F1通信より抜粋引用)

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旧型マシン、しかも初のTRC無しなのに、いきなりトップタイムをマーク。
昨年タイトルを逃がしたとはいえ、V2王者の実力はいささかも衰えてないぜ!
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古巣に戻ったことだし、ヘルメットのデザインを新しくして心機一転。
今年、エースのカードを追加することができるかな?
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初日、シェイクダウンしたばかりの新車F2008で1-2タイムを刻んだフェラーリ勢。

新チャンピオンのライコネンは、初日にトップ、3日間通しでは3番手のタイムをマーク。好調ぶりを示した。

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ライコネンも、新王者としての貫禄を見せてくれた。初日トップ、通しで3番手。
F2008のポテンシャルは間違い無さそうだ。
Photo © DPPI / www.F1-Live.com


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マッサは3日間通しで5番手をマーク。
今季はマッサを推す声が強い。マシンの信頼性が十分なら、可能性は低くない。
Photo © DPPI / www.F1-Live.com



3日目にトップタイムをマークしたのは、意外やトヨタのグロック。初日はスピンして、さっそく新型TF108をブッ壊しちゃったものの、最終日にトップタイムをマークして期待に応えた。
ラルフを切ってまで起用したグロックが早くも期待に違わぬアウトプットを出してくれたから、きっとトヨタ上層部も喜んでんじゃないの?

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昨年のGP2王者は伊達じゃなかった。今季ハミルトンとの勝負が楽しみな1人。
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フェラーリと同じくシェクダウン済みのマクラーレンは、今回は両レギュラードライバーが揃って登場。コバライネンは6番手、ハミルトンは8番手のタイムをマーク。

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移籍後の初ドライブで、いきなりハミルトンを上回る走り。
ベッタリと仲のいいハミルトンとチームに、まずは先制パンチをお見舞い。
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新型マシンMP4-23のデキに満足している様子のハミルトン。
しょっぱなでいきなりコバライネンに負けてやがんの。ざまぁ。
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ウィリアムズは、今年中にF1参戦500戦目を迎えるということで、前年型FW29に特別カラーリングで登場した。

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サイドポンツールンにデカデカと「500」の文字。
記念すべき年に、フェラーリ、マクラーレンと並ぶ名門チームが復活なるか?
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今回もまたロズベルグに遅れをとった中島。もちっと頑張れ。
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レッドブルは、ここヘレスで新車RB4をお披露目。早速テストで走行して、まずは感触をつかむところから。
ウェバーが11番手、クルサードが18番手をそれぞれマーク。

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レッドブルは新車RB4を初お披露目。
Photo © RedBull / GEPA Pictures



ドライバーの選考に時間の掛かったフォースインディアは、結局、スーティルとフィジケラのコンビでシートが確定した。

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なんだかんだでフォースインディアのシートを確保したフィジコ。
悪いけど、やっぱりなんか落ちぶれた感じだナァ。ほんと、悪いんだけど。
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そのほか、各チームとも精力的に挑戦してマイレージを稼いだ。
早いもので、2ヵ月後にはもう開幕戦が待ち構えている。
これからマシン開発はどんどん加速していく。

次のテストもきっちりフォローしてやるもんね。


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Photo © xpb.cc / Motorsport.com

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by oretch | 2008-01-21 01:16 | F1

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