またまたヤマハが2004年チャンピオン獲得記念コンテンツをアップ。
ヤマハ発動機 : MotoGP2004シーズンレビュー トーンとしては、ロッシの凄さを称えつつ、多少控えめではあるけれど、 いかに自分達が、YZR-M1が進歩したかを自画自賛する感じで語られている。 12年ぶりのライダー・チャンピオン獲得で嬉しいのは分かるし、 良かったねぇ、とも思うけど・・・ いったいどれだけの人が、「ヤマハ(YZR-M1)は速かった」と思ってるんだろう? 大方の見方は、 勝ったのはヤマハじゃなくてロッシ といったところじゃなかろうか? [写真はヤマハ発動機より] 同コンテンツ内で難波サンは、「「ロッシvsホンダ」となるだろうという予測を 「ヤマハvsホンダ」であると修正させ・・」と語られてますが、 実際には今シーズンは初めから終わりまで「ロッシ vs ホンダ」、 或いは「天才ライダー vs 最強マシン」という図式で語られてきたと思う。 それはつまり前提として、MotoGPを見ている人たちの間に、 “ロッシは不利な条件で戦っている”という了解事項があったということで、 その不利な条件というのは何かと言えば、 勿論、メーカーを移ったことによるデータやセッティング面での不利、というのもそうだけど、 それよりもやっぱり、ホンダ(RC211V)より遅いヤマハ(YZR-M1)に乗る不利、 という見方の方が強かったのではないか。 そしてそれはロッシがチャンピオンを獲得した今もあまり変わっていなくて、 確かにヤマハYZR-M1も進歩したけれど、むしろ 連続チャンピオになったロッシの凄さが強調されればされるほど、 この1年のYZR-M1の進歩振りが逆に過小評価されることになってしまってるように感じる。 果たして、ロッシがいきなり移籍1年目でチャンピオンになったことは、 ヤマハにとって本当にいいことだったのか? ヤマハの努力、進歩振りが、むしろスポイルされてしまってないか? 今年は3つか4つぐらいだけ勝って、来年チャンピオンになっていた方が、 寧ろヤマハの進歩ぶりをアピールできたんじゃないのかなぁ~、 などと、ちょっと余計な気を回してしまったヨ。 [写真はヤマハ発動機より] 1989年にローソンがヤマハからホンダに移籍した時の理由として、 チャンピオンになったことでヤマハの開発が停滞するのを嫌った、という面もあったらしい。 (ヤジ馬的にはアゴスチーニとの不仲が原因、という見方の方が面白かったけど) 確かに80年代は、ホンダとヤマハが交互にチャンピオンを獲り合っていた。 見ている方にすれば実に面白かったけど。 来年は、今年悔しい思いをしたホンダが死に物狂いで巻き返しにくる。 もし来年、ホンダにまんまとライダー・チャンピオンを獲り返されたら、 ヤマハがロッシの足を引っ張ったと集中砲火を浴びることは必至。 そういう意味で、ヤマハにとって来年こそが正念場。 ガンバレ~ 同コンテンツ内で、難波サンは 「来シーズン、追う立場から追われる立場へと変化するヤマハですが」とも語られてますが、 果たしてホンダはヤマハを追うことになった、なんて思ってるのかな? ロッシを追うことになった、とは思ってるだろうけど・・・ それと難波サン! 「・・・フレディ・スペンサーといった“チャンピオン”たちのいわゆる「黄金期」は、 20代後半から30代にかけてでした。」って言うのは間違い! 我がヒーローのスペンサーが初王者になったのは史上最年少記録の21歳、 500cc/250cc2冠という偉業を達成したのは23歳の時っスよ! ま、その分、落ちていくのも早かったですが・・・(涙)
by oretch
| 2004-11-23 01:51
| MotoGP
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