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2005年 05月 25日
飲酒運転は無差別テロ
今年の2月、千葉で8人もの人が飲酒&無免許の暴走車に撥ねられて死傷する事故があった。あまりに悲惨で惨い事故(というより、事件)だっため、当時世間を震撼させた。
その事故で危険運転致死傷罪等で起訴された男の裁判が始まったのだけど、男は、危険運転はしていないと主張して裁判で争う気らしい。

Response : 千葉の8人死傷、泥酔運転の被告が争う姿勢(2005/5/25)

この男は、酒を飲んで運転したことは認めながらも、曰く、

「飲酒が事故の原因ではなく、考え事をしていたのが原因。だから単なる前方不注意」
「衝突したのは人ではなくモノだと思った。だからひき逃げではない」

だとさ。もうなんとも例えようの無いバカ・・・

オレは酒を飲んだら絶対に車に乗らない。同義的な理由も勿論だけど、本音のところは利己的な理由から。だって人を轢き殺したら、被害者は勿論、自分の人生も終わっちまうもの。家族の人生だってその先どうなるか・・・・
ものすごくシンプルで分かり易い理屈だと思うんだけどなぁ。この千葉のバカみたいに利己的なヤツであればあるほど理解できるだろうに、どうしてこういうバカが後を絶たないんだろう?
やっぱりこういう類のバカは、「明日の大きな幸福よりも目の前のちっぽけな満足」を取る真性の鳥頭バカだから、何を言っても通じないんだろうな。ハァ・・・


ところで、弁護側もこのバカの主張に沿って、

「(単なる前方不注意だから)危険運転致死傷ではない」
「衝突物を人間とは認識していなかったのだから、ひき逃げでもない」

と主張して争う姿勢を見せているとのこと。

こう聞くと、「弁護士の使命は社会正義を実現することじゃないのかよっ!」「こんなバカの言い分を認めて弁護なんかして、それのどこが社会正義なんだよっ!」って、つい弁護士を責めたくなる。
だけど、短絡的に弁護士を責めてはいけないんだよね。
弁護士は「基本的人権を擁護」しつつ「社会正義を実現」するのが使命だから、途中のロジックを思い切り端折って結論を書くと、被告がどんなにバカで、どんなバカな理屈を言い張ろうが、そのバカが望むのなら、そのバカに代わってそのバカな理屈を裁判で最大限主張してやるのが弁護士の義務なんだよな。
だから、「こんなバカの弁護なんて引き受けられっか!」という場合や、弁護の方針や戦略で依頼人と合意できなかった場合などは弁護を引き受けなくてもいいわけだけど、国選弁護士の場合は忌避するわけにもいかない。
多分、このバカの弁護士は国選なんだろう。ほんと、弁護士って大変な仕事だよね。
#もし国選じゃなかったら、この弁護士にも( ゜Д゜) ポカーンだけど・・・

それにしても、つい先日もこのバカの同類が仙台育英高校生徒を轢き殺す「無差別殺人路上テロ」があったし、こんな真性バカが一人や二人じゃなくて、まだ他にもウロウロしているのが現実かと思うと、怒りを通り越して呆れをも通り越して、ただ寒気を覚えるばかりだよ・・・・



仙台の事故(テロ事件)では、犠牲となった生徒達も可愛そうだけど(遺された親御さんの気持ちを思うと言葉も無い)、真性バカ犯人に追突された車の持ち主もカワイソウ。
車の持ち主は酒を飲んだので代行を頼み、その代行ドライバーに預けた車が追突されてしまったらしい。
いつも思うんだけど、こういう悪質な事故(テロ事件)を起こしたヤツが、その後どれほど惨めな人生を送ることになるのか、どうしてマスコミは伝えないんだろう。普段どうでもいいことをセンセーショナルに伝えてるんだから、こういう時こそ、そのノウハウとスキルを活かせってんだ。
件の車の持ち主のように、当たり前のことを当たり前にやった真面目な人と真性バカとを鮮明に対比してやれば、いくら真性バカだって少しは理解できるんじゃないか?



「こういう悪質な事故(テロ事件)を起こしたヤツが、その後どれほど惨めな人生を送ることになるのか」

もしかして、たいして惨めな人生を送らずに済んでたりするのか・・・・?
by oretch | 2005-05-25 21:59 | 雑記

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