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2006年 01月 12日
フランス・アズ・ナンバーワン
恐らく多くの人たちは気づいていたことだと思うけど、オレッチは今になってようやく気がついた。

「安全に速く走る」というクルマの本質的な機能の面に限って考えると、現在世界最高の技術を持っているのは、日本ではなく、アメリカでもドイツでもなく、実はフランスだったんだよな。
だって昨年、F1はルノーが、WRCはシトロエンが、さらにタイヤは両方ともミシュランが、それぞれ世界の頂点に立っちゃったんだもの。
今さらだけど気付いてみたら結構驚いたぞ、この事実には。

最近の自動車事情を見ると、世界最大の市場を持つアメリカ、世界最多の生産台数を誇る日本、世界最速の高速道路網を持つドイツが御三家で、フランスはイギリス、イタリアと並んで御三家に続くポジションという扱いをされがちだけど、少なくとも昨年に限ってみれば、実はフランスこそが世界ナンバー1だったというわけだ。

思えば世界で最初のレースもフランスだったし、さらには世界最初の自動車メーカー(パナール)が誕生したのも、世界最初の量産ガソリン・エンジン車(プジョーのクワドリシクル)を作ったのもフランスなんだよな。

トヨタが来年にもGMを抜いて世界No.1メーカーになる見通しとか、電池自動車などの次世代技術では日本のメーカーがリードしているとか、日本の自動車業界がエラく威勢がいいというニュースがここ数年溢れてる。そりゃ確かにそうなんだろう。
でも、F1ではホンダはいまだに優勝すらできず、トヨタはようやく表彰台にあがった程度。WRCではスバルはもうマニュファクチャラーズ・タイトルははなから狙ってないし、三菱はトンズラをかく始末。
全然ダメじゃん・・・。

電気自動車などの次世代技術も勿論大事なことだし、別にF1やWRCで勝てなきゃ技術力が無いってわけじゃない。だけど、それらはあくまで補助的価値であって、クルマの本質的な価値はやっぱり「安全に速く走る」ことだと思うんだよね。ホンダにしてもトヨタにしてもスバルにしても、その本質的な価値を錦の御旗にF1やWRCに参戦してるんだから、やっぱり勝たなきゃダメだよね。
ま、たかが一ファンに言われるまでもなく分ってるだろうけどね。
それに、勝てないケンカには最初から出てこない根性無したちよりはマシだしね。

ということで、

 フ ラ ン ス 恐 る べ し


ドライバーの方はローブが孤軍奮闘してる状況だけどねぇ~。



フランス車のデザインって、どうしてあんなに“個性的”なのかね?
by oretch | 2006-01-12 12:24 | バイクとクルマ

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